こんにちは!英語学習アドバイザーのRinaです。
キャタルの先生インタビュー第2弾は、いつも親身に、そして小まめな対応をしてくれる柿本Waka先生です!
小6からドイツのインターへ
まずは先生の経歴をご紹介します。
・幼稚園から小学5年生まで日本で暮らしながら英語を身に着ける
・6年生から高校卒業までドイツのインターナショナルスクールに通う
・現在、東京大学 法学部 4年生
小6の夏からドイツへ滞在することになったWaka先生。中学受験をする予定がドイツへ引っ越すために受験する必要がなくなり、プレッシャーから開放されたそう(笑)
先生が実際におこなった英語学習法や、キャタルの生徒に対する思い、そして保護者の皆様に向けたアドバイスなどを話してくれました!
家族と一緒に臨んだからこそ得られた英検2級
Rina:ドイツへ渡航する前はどのくらいの英語力をお持ちでしたか?
Waka先生:確か小学4年生のときに英検2級を取得したと思います。
Rina:小4で2級ですか!すごいですね。
Waka先生:ちょうど父も別の級を受けるために勉強していたので、一緒に学習できたことがとても大きかったですね。
Rina:ご家族と一緒に切磋琢磨できるのはとてもいい環境ですね!2級合格までの道のりを簡単に教えてください。
Waka先生:小さい頃はインターナショナルスクールの幼稚園に通っていました。小学校は公立に通いましたが、その間も放課後に英語スクールへ継続して行っていました。帰国子女を受け入れる某英語塾でも学んでいました。
意見を持っていることを前提に話が進む
Rina:ドイツへ行く前から英語の学習はされていたんですね。ドイツのインターナショナルスクールへ入った当初、戸惑いなどはありましたか?
Waka先生:そうですね。ドイツではよくみんなの前で発表することが多く、それに慣れるまでがとても大変でした。何事に対しても自分の意見を持っていることを前提に話が進みます。日本にいる頃は、学校で自分の考えを発言することはあまり無かったので、行った当初は戸惑いましたね。なぜそう思うのか、他人にもわかるように説明することを求められました。
ライティング力を上げるコツは友達!?
Rina:発表の場が多いということは、事前に何を話すのかまとめておく必要がありますね。ある程度まとまった話をするためには構成力(=ライティング力)が必要になると思いますが、Waka先生はどのように力を伸ばしてきたのでしょうか。何かコツなどあれば教えて下さい。
Waka先生:私は英語でライティングを始めたのが中学に入ってからだったこともあり、小学生の頃に海外でよく実施されるブックレポートではなく、エッセイ(自分の意見を述べた文章)からでした。
ライティング力を上げるコツは同じクラスでライティングが上手な子のエッセイを読ませてもらうことです!
先生からのフィードバックはもちろんためになるのですが、インターという環境だったので、周りにはライティングが上手な子がいます。上手にまとめられたライティングを読ませてもらい、新しい発見や気付きを自分で得ること、自分でそれを次に活かせたことが今に繋がっていると思います。
Rina:なるほど!周りのお友達からも学びを得るという姿勢にとても感心させられます。とはいえ、インターに通っていない場合も多いですよね。
Waka先生:はい、そういった環境ではない生徒さんの場合は、お勧めのライティング方法として構成メモを作るといいと思います。内容や文法が完璧でなくても、構成がきれいだと伝わりやすいですよね。構成メモに時間をかけ、言語以前に筋が通っているかどうかを考えてから書くと短期間でライティングが上達しやすいですよ!
ただ質問に答えるだけではなく、根本的な改善ができる先生でありたい
Rina:Waka先生はキャタルで教えているとき、どんな事を心がけていますか?
Waka先生:生徒から質問があった時に、なるべく長期的な視野で見たアドバイスをするようにしています。
例えば、この単語がわからないという質問が来たら、一回きりのような質問に聞こえますが、実は毎回単語の意味についての理解力が伴っていない生徒さんがいたりします。前回も同じような質問があったなと感じたら、単語自体の説明ももちろんしますが、もっと根本的な改善のために、理解できない原因はどこにあるのかを探り、一人ひとりの生徒に合ったアドバイスをしています。(レッスン以外で充分に学習時間を取れているのか、レベルが上がったばかりで追いついていないのか、学び方に改善の余地があるのかなど)
Rina:その場限りではなく、長期的な視野で生徒の学習法について考えてくれているんですね。いつも生徒と真剣に向き合ってくれてありがとうございます!
学んでいる姿が子どもの力になる
Rina:これから英語学習を始めるというお子様に対して、保護者の方が出来ることはどんなことだと思いますか?
Waka先生:やはりたくさん褒めてもらえると嬉しくてやる気になると思います!そしてお子さんが勉強したくなる環境づくりが大切かなと。一緒に英語学習を始めるなど、親御さんのがんばっている姿を見ると刺激になります。英語以外でもいいので学んでいる姿を見せるといい影響を受けるのではないでしょうか。私も父が学んでいる姿を見ながら一緒に英語の学習を続けられました。
また、中学生・高校生になると、なぜ英語を学んでいるのか考える年齢になりますよね。お子さんとの会話を通じて、目標や夢に対して英語がどういう位置付けなのかを明確にしてあげるのも大事だと思います。
Rina:子どもは親の姿を見て学ぶ、正にその通りですよね。
身が引き締まる思いです(笑) たくさんお話いただきありがとうございました!
あとがき
ドイツのインターナショナルスクールは発表の場がとにかく多かったというWaka先生。日本の学校でも、今は少しずつディベートやプレゼンテーションなどアウトプットの場を設ける学校が増えていますが、海外に比べたらまだまだ比にならない量かもしれませんね。インプットも大切ですが、アウトプット(Speaking, Writing)をもっとおこなう時間が日本の英語教育には必要だと感じます。
キャタルでは、英検2級相当の英語力が付いたら、Waka先生のようにエッセイを書き始めるタイミングです。サマリー(読んだ内容をまとめる)からエッセイに切り替えていきます。
自分の意見を簡潔にまとめ、その内容をスピーキング動画として録画もおこないます。ライティングはもちろんのこと、スピーキングに対してもフィードバックをもらえるので、アウトプットの練習に役立ちます。
他の生徒さんが公開したエッセイも見られるので、Waka先生のように、Good評価をもらっている生徒さんのエッセイを参考にするのもいいかもしれませんね。
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