英語嫌いだった私が、英検準1級を中学3年生で合格した勉強法

こんにちは!4技能型英語塾のキャタルのマーケティングチームに所属しています、Karenです。今回は私が中学3年生の時に英検準1級を取得した時の話について書かせていただきます。英検準1級取得に向けて頑張っている方に少しでも参考になれば幸いです。

英語嫌いが英検準1級に挑戦した背景

私は小学3年から2年間シンガポールに住んでいたため、帰国子女枠で中学受験をし、神戸にある中高一貫校に通っていました。中学入学当時は英検2級ギリギリ合格レベル。英語は好きどころかどちらかというと嫌いだった中学生でした(英語が少しできるようになった代わりに日本語の能力が著しく低下したことから英語を恨んでましたw)。

シンガポール

シンガポールは良い思い出ばっかりの、大好きな国です。

両親にこの頃よく言われていたのが「とりあえず英検準1級はとって」でした。英検2級は持っている人が多く、しかも高校卒業レベルなので将来的には役に立たない。であれば最低でもやっぱり英検準1級は必要だろうと考えていた両親。1つ上の姉が先に英検準1級にチャレンジし、2度落ちているのを見ていたので英検準1級はそんなに簡単に受からないんだろうなと認識していました。

当時、英語の勉強は神戸にある英語塾に毎週1回通っていただけでした。英語塾では英検対策ではなく、ReadingとWritingと呼ばれていた教科書を使用した外国人講師による授業を受けていたのですが、週1回でも通うのが苦痛だった私は、塾を辞めたくてたまらず…英検準1級に合格すれば、英語塾に通う必要はなくなるので辞めさせてもらえるなと思いながら通っていました。
*余談ですが、当時の先生とは今でも仲良く、たまに近況報告を兼ねて会っています。その度に当時の私の英語に対するやる気のなさなどを笑って話してくれます(笑)良い先生との出会いは一生の財産ですね…

英検過去問で実力確認

とりあえず受験申し込みをして、お尻を決めることで勉強するように追い込んでいくのが私の資格勉強スタイルなので、とりあえず申し込む。そして「気づいたら試験日まで1ヶ月きってる〜!」と言うことで、まずは過去問をやってみることに。自分の実力レベルはどんなものかを確認するにはやっぱり過去問がぴったりだと思います。

過去問を解いてみた結果、どう考えても一番初めの単語選択問題に課題があることが分かったので、とにかく単語力の強化をして臨めば受かるのではないのかと思いました。単語力の強化といえばとにかく単語を暗記することだと思い、間違えた単語・知らなかった単語の暗記カードを作成。今ならスマホのアプリなどがありますが当時はまだスマホなんてものを持っていなかったので地道に単語カードを作成していました。

表に単語、裏に単語の意味in日本語。いわゆる超ベーシックな単語カードですね。とりあえず詰め込めるだけ詰め込もう精神でひたすら単語カードを繰り返してみてました。こんな直前の詰め込み勉強で英検準1級受かったらちょっと問題だろって感じですが、無事(?)不合格に終わりました。

不合格の敗因から勉強法を改善

リスニングはほぼ満点。長文読解はちょうど6割取れている程度。ライティングも平均並の評価。やっぱり単語選択問題で点数を落としていたのが不合格の原因でした。足を引っ張る単語力…初めから分かっていましたが、英検準1級は2級と比べ物にならないほど増えます。正確に言うと2級必要単語数が5780語に対して準1級は7630語ですギリギリで英検2級合格だった私は2級の必要単語数でさえ到達していなかったと思います。

私にとっては単語力強化が英検準1級の攻略方法というのがよくわかったので、次回試験に向けてひたすら準1級の単語選択問題だけにフォーカスすることに。単語カードの詰め込み法があまり効果的ではなかったので別の単語力強化方法を決めました。

自分に合った勉強法に変更

まず単語カードが機能しないことが分かった私は、その理由を考えてみることに。1つの考えられる理由としては、ただ単語カードを見つめて覚えるという行為が私には向いていなかったのだろうということ。もう1つは単語カードを作ることにばっかりフォーカスしてしまい(綺麗に書くことに時間をめちゃくちゃ使ってたw)、作ったらそれで満足してしまったのが理由ではないかと判断しました。

そこからキャタルのボキャブラリカードのように、ただ見つめるのではなく声に出して音読して覚える、そして1日の作成枚数を制限し、覚えるまで増やさないという対策に至れば完璧だったのですが、私が取った行動は大型本屋さんに行き英検準1級対策の単語本を購入することでした(笑)頻出単語をまとめてくれるものを初めから頼って、単語カードを作る時間の分も暗記する時間に回そうと思ったんですね!

ただ、私が今振り返ってよかったなと思ったのは、いくつかの出版社の単語本を見比べ、自分に合った単語本を探したこと。具体的には私は本を選ぶ際に①音源のCDがついていて、聞くだけで勉強できる②単語の意味だけではなく例文が載っているの2点を重視しました。今考えるとこれはなかなか正しい決断だったな、と思っています。
*英検対策で使用していた本などは、英検を独学で合格したい人におすすめしたい参考書にまとめていますのでよかったらご確認ください◎

見て覚えるのではなく聴いて覚える

母から寝る前に暗記するのが一番効果的という話を聞き、夜に単語勉強を集中してやろうと考えたのですが、夜に単語を見つめていても眠くなって覚えれられない…ということが多かったので、単語の暗記はCDでひたすら聴いて覚える勉強法に切り替えました。電車などの移動中はもちろん、ジムで運動しながら単語本の音源を聴くように。

当時はiPhoneじゃなくてiPodで音源を聴いてました。時代…

画期的な勉強法だと個人的に思ったのは、夜、寝落ちするまで単語の例文が読み上げられるCDを永遠に流すこと。ベッドに入ってから寝るまでの時間(いうて数分)が勿体無いと感じていた私は、寝てしまうギリギリまで勉強に時間が使えるこの方法がかなり気に入りました。時には音源のシャドーウィングをしながら寝落ち。学校の定期試験勉強も見て覚えるよりは圧倒的に書いて覚える派だった私。見て覚える以外の方法に切り替えたことで少しずつ単語が覚えられるようになりました。

ちなみにこの寝落ちするまで音源を聴き続ける勉強法は、英検だけではなくTOEICやTOEFL、なんならFP検定などの勉強にも今でも活用しています。

意味ではなく似た英単語で連想して覚える

単語はそれまで日本語の意味で覚えていたのですが、新しく試みたのが似たような英単語とセットにして覚えること。例えばそれまでは「solitude=孤独・一人でいること」と覚えていましたが、「solitude=lonely, solo」といった単語として覚えることに。辞書ではなく、類語辞典をベースにして、自分のすでに知っている単語と結びつけるようになったんですよね。

単語としてではなく塊で覚える

類語で覚える方法がしっくり来ない単語もあったのでその場合は文章で覚える方法を選択していました。日本語の意味で覚えるのではなく、「文章でこのように使われていたからおそらくこんな意味を持つ単語なんだろうな〜」というふわっとした感覚での暗記です。単語カードで単語を単品として覚えることに限界を感じていたので、この文章で覚えてみる方法はかなり効果的だったと思います。

文章の状況をイメージ化して覚える、そしてその文章は音で聴いてリズムや流れで覚えることで間接的に単語を把握する。これにも単語本についていた例文を読み上げてくれるCDは役に立ちました◎

何気に実践していたキャタルの勉強法

今振り返ると惜しい部分はあるものの、キャタルでも大事にしているポイントの要所要所は掴んだ勉強法ができていたのだなと思います。

ネイティブの音源を耳でひたすら聴くことはその1つです。単語を覚える一環で、例文がひたすら読み上げられるCDをずっと聴いていましたが、キャタルのカリキュラムでもたくさんネイティブの発音を聞いてもらう設計になっています。

単語カードの作り方

キャタルで作成する単語カードの例

また、キャタルでは単語カードを作りますが、その特徴は例文が単語と共に記載されていること。そして意味も英語で書かれていることです。私は単語カードでの勉強は早々に諦めましたが、似た英単語で覚えることと例文の流れで覚えることはキャタルの単語カードに通ずるところがあります。

何はともあれ、無事2度目の挑戦で英検準1級を合格した私は、英語塾を退会。これでもう英語とはおさらばだ〜!と思っていたはずが、その後なぜか英語嫌いの私が日本の大学推薦辞退→アメリカの大学に進学となったお話はまた別の機会に…

これを読んでキャタルの勉強法に興味を持っていただいた方、読んだけどまだまだ英語学習で悩みあるぞという方はをお気軽に英語塾キャタルにご相談ください!