英検1級を持つ私の就活体験談から答える「英検は就職活動に有利?」

こんにちは!4技能型英語塾のキャタルのマーケティングチームに所属しています、Karenです。

英検は自分の全国における英語力を客観的に判断するのにとても便利な資格で、高校受験・大学受験でも活用されています。英語塾キャタルでも毎年多くの生徒さんが英検にチャレンジ。将来のことを考えて英検を受験される方が多いのですが、その「将来」に果たして就職活動も入るのか?と疑問に思われている方もいることかと思います。今回の記事では「英検は就職活動に有利?」という問いに就職活動・転職活動を経験した英検1級所持者の私が答えてみたいと思います。

私の英検取得&就活履歴

「英検は就活に役立つのか?」の問いに答える前にまずは私のことを少しだけ紹介させてください。私は高校3年の時(2013年12月)にTOEFL iBT90点を取得し、アメリカのニューヨークにあるストーニーブルック校に進学。2017年夏に卒業しました。英検は準1級を中学3年で取得。2017年、大学卒業後に英検1級を取得しています。

ストーニーブルック大学での卒業写真

就職活動は大学卒業前の2016年の夏から本格的にスタートさせました。日本の大手日系企業、外資系企業、ベンチャーなど会社の規模や業界、職種に関係なく就活をしていました。2017年夏に内定をいただいた日本の大手化学メーカーに入社を決め2018年4月から勤務。その後、転職活動を経て2021年3月にキャタルに入社しました。

就活を行ったのは約4年前のため、現在は少し変わっている部分もあるかもしれない(可能性としては大いにある)ことを念頭に置いてこの記事を読んでいただければ幸いです。

英検は永遠に履歴書に書ける貴重な資格

個人的に、英検の最大の魅力は資格自体に有効期限が設けられていないことだと思います(大学入試などでは取得時期を確認される場合もありますが…)。TOEICやTOEFLは取得後2年で資格が無効となりますが、英検にはそれがありません。そのため、一度合格すれば何度でも、いつまででも履歴書の資格欄に書くことができます

就職活動及び転職活動で必ず提出するエントリーシートや履歴書には必ず、資格の記入欄があります。また、オンラインエントリーシートでは多くの場合、言語資格欄が設けられています。言語資格専用の記入欄があるということは、会社もより多くの、あるいはより高い言語力を持った人材を求めているということ。言語資格欄を空欄にしないためにも、ずっと有効な資格であり続ける英検を取得するのは賢い選択肢かもしれません。

日本における英検の認知度はやっぱり侮れない

特に大手日系企業に傾向としてあるかと思いますが、就活で面接を担当してくださる日系企業の人事にはTOEICやTOEFL、IELTSなどといった英語資格には知見のない方がまだまだ多いのが現状です。一方で「英検なら知っている!」という人事の方は多いでしょう。また、TOEICやTOEFLは合格・不合格で判定されないため、「◯◯点持っています」と言っても、それがどれくらいのレベルなのかをすぐにイメージできる人は少ないという点もあります。

日本英語検定協会より

面接では聞かれませんでしたが、新卒で入社した会社では、とある先輩社員さんに私のTOEICの点数を伝えたところ、「そもそもTOEICって何点満点だっけ…?」と聞かれたことがありました。TOEICやTOEFLの知名度は上がってきていますが、英検の認知度が英語資格の中では最も高いのが現実です。(なんと言っても英検は年間400万人が受ける資格…!年々受験者数は増えています。)

外資系企業では英検よりも世界的知名度の高いTOEFLを必要とする会社もあるなど、会社によって本当に様々なので一概には言えませんが、就活をよりスムーズに進めるためには、英検を含めより多くの言語資格を持っているといいかもしれません。

英検はTOEICとの併用で無敵に

私が受験した2017年当時はまだ英検S-CBTもなく、年3回のチャンスしかなかったため、英検受験へのハードルは今より高かったです。一方でTOEICは年10回開催・1日で完結という点から就活生にも人気だったと記憶しています。また、TOEICはビジネス英語を中心に出題されるため、TOEICを必要とする企業も多かったことから就活において主流の英語資格でした。そのため、私も就活時は念の為と思い、TOEICも受験しました。

あれから4年。TOEICがビジネス英語中心な点は変わっていませんが、英検は進化しました!1日で完結するオンライン型のS-CBTが導入され、昔より気軽に4技能をテストできるようになったのです。英検の受験者数が減っていないのも納得ですよね。

この変更点を踏まえて、就活においては、英検とTOEIC両方を持つことが最強だと私は感じています。というのもTOEICはリスニングとリーディングの2技能のテストが最も主流なので英検も取得していることはライティング・スピーキングも含めた4技能ができるという証明になるからです。もちろん、あまりレベルが低いと評価してもらえないので、目安としてはTOEICであれば600点以上、英検であれば2級以上を取得できたら両方を履歴書に書くのがいいかと思います。

なんだかんだ英検は就活に役立つ!

私が思う「英検は就職活動に有利?」の答えは「なんだかんだ有利だし、長期的にも英検は役に立つ!ないよりはあった方が間違いなくいい!」になります。特に私の場合は大手日系企業をたくさん受けていたのですが、英検1級はそれ以上、上の級がないことから「英語が完璧」というイメージを持たれることが多かった印象です(私が海外大学を卒業しているという事実ももちろん影響していたと思います)。外資系企業では、資格ではなく英語面接を実施することで英語力を確認する企業もありますが、英検対策がその時も決して無駄になることはありません。

英語塾キャタルは小中高生を対象としているため、就活における英検のメリットをお話しする機会はあまりありませんが、少し先のことを考えている方々の役に立てればと思い、今回は私の経験をシェアさせていただきました。英検対策にもしお困りの方がいましたらお気軽に英語塾キャタルにご相談ください!独自の英検対策カリキュラムを準備して皆さまのことをお待ちしています☺️