こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。英検合格はもちろんのこと一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、この記事では、英検1級ライティングの難易度や合格点・合格率、準1級との違い、具体的な勉強法・対策を紹介します。ぜひ最後までお読みくださいね!
目次
英検とは
英検とは実用英語技能検定の略で、公益財団法人日本英語検定協会が実施している英語技能の検定です。英検では「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能を測定しますので、英検に合格することで、日常会話からビジネス英語まで使えるようになります。英検には、英語の基礎を身に着けステップアップする5級・4級・3級、世界に通用する準2級・2級、品格のある英語使用者として国内外で評価される準1級・1級の7つの級があります。英検合格者は多くの高校・大学で単位認定や入試優遇制度があり、企業の採用においても履歴書の評価対象になるなど、多くのメリットがあります。
試験内容・流れ
ここでは、英検1級のライティングの試験内容と流れ、難易度、準1級との違いについて説明します。
試験内容
ライティングでは、英作文の問題が出題されます。試験内容は、与えられたトピックについて、200~240語で自分の意見とその理由を英文で書くというものです。トピックは、10語程度の英文でYesかNo、またはAgreeかDisagreeかを問うタイプの問題がほとんどです。出題内容は、社会性が高く、「発展途上国の経済発展は、環境保護より優先するべきか」など賛否両論の分かれるテーマが多いです。
得点目安
ライティングは、内容、構成、語彙、文法の観点から採点され、配点は各8点で32点満点です。24点くらいを得点できれば合格ラインです。
時間配分
1次試験の筆記試験では、リーディングとライティングの問題を100分間で回答する必要があります。そのため、ライティングに割ける時間は約25分です。ライティング問題を回答するまでにかけられる時間の内訳は、以下のように配分すると良いでしょう。
・意見と意見を支える理由のメモ 2~3分
・構成の検討 4~5分
・英文作成 15~17分
・見直し 2分
合格点・合格率の目安
CSEスコア換算での合格点は以下のとおりです。
合格点/満点 = 2,028/2,550(Reading、Listening、Writing各850点満点)
英検1級の合格率は10%程度で、年に3回ある試験にも関わらず合格者はわずか3,000名という難関試験です。
準1級との違い
必要語彙数は、準1級の7,000語に対して、英検1級は12,500語から15,000語です。
1級のライティング試験は、準1級のライティング試験と同様にエッセイですが、準1級の必要語数が120~150語であるのに対して、1級の必要語数は200~240語ですので、難易度は格段に上がっています。
英検1級ライティングの対策
ここでは、英検1級合格に近づくためのライティング対策をご紹介します。
本番と同じように過去問を解く
英検1級のライティングは、積み重ねが大切です。社会性の高い問題や環境問題について、自分の意見を英作文で書くことや、制限時間内に指定された文字数で書くことは、練習の積み重ねによってできるようになるものです。練習は、英検のホームページでダウンロードできる解答用紙サンプルを使って適切な文字の分量を把握しながら、手書きで英作文をしましょう。本番では、パソコンやスマートフォンのスペルチェック機能や予測変換機能を使うことはできません。本番の緊張状態でも正確なスペルで書くために、手書きで書く練習を怠らないようにしましょう。
ライティングの構成で書く練習をする
どのようなトピックであっても、自分の意見とその理由3つを即座に英語で答えられるように、社会問題に関する知識を増やしましょう。1級のライティングでは、社会・政治、国際関係、環境問題、テクノロジーが頻出問題です。日頃から「Newsweek」「The Japan Times」などを読み、社会性の高い知識と、時事的な英単語の語彙数を増やすことが重要です。さらに、英字新聞や週刊誌は読むだけでなく、記事のトピックについて自分の意見と3つの理由を英文で作れるように練習します。また、自分の意見と逆の意見を支持した場合の意見と、3つの理由も作れるようにトレーニングしておくと良いでしょう。
ライティングの英作文は、いきなり書き始めるのではなく、事前に文章を組み立てる準備をしてから書き始めた方がスムーズに書くことができます。文章をまとめる手順は以下のとおりです。
- TOPICに対する意見と意見の理由を3つメモで書きだす。
- 3つの理由について、補強となる具体例や根拠をメモに書く。
- 論理展開に無理がないか構成を検討する。
- サポーティング・センテンスとして書くことを決める。
- 客観的事実・具体例をメモに追加する。
- 自分の主張と反対の意見をメモに追加する。
- 解答用紙に英文を書く。
英検1級ライティングで高得点をとるために使えるテクニック
ここでは文章を書くテクニックとして、英検1級のライティングで使える表現を紹介します。
序論で役立つ表現
前置きする言い回しとして、「Many people believe that ….」や「 It is often pointed out ….」といった表現が使えます。「While …」 は、「…」の部分で自分の主張とは別の視点を述べることができます。「Although …」 は、「…」の部分に反対の意見を入れることで、賛否が分かれるトピックについて、自分の主張を際立たせることができます。
トピックが Agree か Disagreeかを問う課題だった場合は、「I agree that ….」 や「 I do not agree that ….」 で書き始めましょう。
本論で役立つ表現
意見を支える3つの理由の挙げ方は「First(ly), ….」 「Second(ly), ….」 「Third(ly), ….」 が良いでしょう。
結論の書き出し例
一般的な書き出しは「In conclusion, ….」ですが、その他にも 「To sum up ….」「I firmly believe that … for the above three reasons. 」などが使えます。
これらのテクニックを使えば、英検1級のライティングに役立ちますが、日々の勉強を怠っては本当の英語力を身に着けることはできません。
ライティング力を高める学習方法
英検1級レベルともなると、小手先のテクニックだけでは合格することが難しくなってきます。ここでは、ライティング力を高める学習方法をお伝えします。英検1級レベルまでライティング力を上げるには、表現の幅を広げることが大切です。
パラフレーズ(言い換え)で書く練習をする
英検ライティングでは、同じ単語で何度も書いてしまうと語彙の評価が減点されてしまいます。そのため、できるだけ違う表現で書く練習をすることが大切です。同じ単語を書きそうになったら、類義語がないか調べてみましょう。
ライティングのたびに言い換えを調べるのは大変なので、普段から英単語を英英辞書で意味を調べて覚えるようにしておくことをオススメします。英英辞書に書かれているデフィニション(意味・解説)とセットで英単語を覚えることで、すぐに言い換えの文章を思い出すことができるようになります。
英単語の正しい覚え方!語彙力を強化する効率の良い学習方法を徹底解説します
お手本となる表現をマネして書く練習をする
先ほど、英検1級対策として社会問題に関する知識を増やすために「Newsweek」や「The Japan Times」を読みましょうとお伝えしましたが、その際に使えそうな表現をメモしておき、ライティングをする際にマネをして書くようにすると表現の幅が広がっていきます。自分だけで考えてライティングをしようとすると、どうしても簡単な英単語だけを使ってしまいがちです。新しい表現方法を取り入れるには、お手本となるような英文をマネすることで自分のものにしていくと良いでしょう。
中学1年生で英検1級に合格!続けると結果がついてくる。
英語塾キャタルでは、英検に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。
帰国子女のRくんは、カナディアンインターナショナルスクールから玉川学園に転校することになったとき、英語力をキープするためにキャタルに通い始めました。キャタルで勉強を始めてから、何度も挑戦していた英検準1級に合格し、翌年に英検1級にも合格。
Rくんは、小学6年生の時にキャタルに入会して1年5ヶ月で英検準1級に合格することができました。その際にわかった「合格に必要なこと」は、
- 単語の意味だけでなく使い方も理解すること
- 習慣的にニュースを英語で見聞きすること
- 英語を使う機会をつくること
この3つだと話してくれました。
英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検1級に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!