立教附属校から早慶上智・国立・医学部へ!外部受験を勝ち抜くための英語戦略とタイムリミット

立教附属校から早慶上智・国立・医学部へ!外部受験を勝ち抜くための英語戦略とタイムリミット

目次

  1. 附属校だからこそ、あえて「受験」も視野に入れる
  2. 大学受験一般入試の特徴:超長文化とライティングの難化
  3. 各志望校別の配点や出題傾向
  4. 「総合型選抜」の拡大と4技能試験の活用
  5. 外部受験で道を切り開いた立教の先輩
  6. 知っておくべき「タイムリミット」と「求められる力」
  7. 終わりに

附属校だからこそ、あえて「受験」も視野に入れる

立教は附属校のため、大学受験は必須ではありません。受験勉強に縛られず、部活動や趣味、一生の友との時間に情熱を傾けられる「自由の学府」での生活は、お子様にとってかけがえのない財産です。

しかし、保護者様の中にはこんな願いや焦りを抱いている方も多いのではないでしょうか。

  • 「チャンスがあれば早慶上智や国立を目指して欲しい」
  • 「医学部に進学して家業を継いでほしい」
  • 「立教は理系が理学部のみだから、希望学部がないなら外部受験するしかない」

もし外部の大学を受験する場合、難関私立・国立・医学部等を問わず、合否を分ける最大の鍵が「英語」です。

ここでは大学受験一般入試と総合型選抜の現状、外部受験をするためにはどの程度の英語力が必要になるのかについて解説します。

大学受験一般入試の特徴:超長文化とライティングの難化

共通テストでは、センター試験時代の語数約3,000語から(2015年)、約6,000語(2022年)へと読ませる語数が倍増しており、「正しく、かつ速く読む力」が必須となっています。 さらに、国公立大学の二次試験や難関大学の一般入試では、文法や和訳問題が減少し、長大で難解な「超長文問題」を素早く正確に読解する力と、自分の意見を英語で論理的に記述する「ライティング問題」が合否を大きく左右するようになっています。

各志望校別の配点や出題傾向

これらの特徴を踏まえ、各志望校別の配点や出題傾向を見ていきましょう。

■ 早慶上智

早慶上智では一般入試において英語の配点を高く設定している学部が多く、英語の出来が合否を大きく左右します。また、近年は長文読解だけでなく、100語前後で自分の意見を英語で論理的に記述する「ライティング問題」が多くの学部で出題されています。

大学名英語配点の高い学部ライティング問題が出題される学部・特徴
慶應義塾大学看護医療学部(60%)
法学部・総合政策学部(50%)
経済学部B方式(約48%)
経済学部、法学部、医学部
早稲田大学国際教養学部(50%)
教育学部 英語英文・複合文化(約43%)
法学部・商学部(40%)
文学部・文化構想学部(37.5%)
国際教養学部、政治経済学部、法学部など
上智大学文学部 英文学科(共テ併用方式で60%)
文系学部全般(TEAP利用方式で約43%)
外国語学部 英語学科(共テ併用方式で約41%)
TEAP利用方式などでは、事前にTEAPのライティング試験で高得点を取得しておくことが求められます。

■ 国公立大学

共通テストの形式変化に加え、二次試験では高度なアウトプット力が問われます。

「書く・説明する」アウトプット力が中心です。例えば東京大学では、読解・要約・英作文・和文英訳・文法など多岐にわたる形式を時間内にさばくスピードが不可欠です。また一橋大学では、重厚な長文読解に加え、字数制限付きの緻密な記述問題や、具体的な場面設定から書く「シチュエーション型自由英作文(100〜140語)」が出題されます。英語で考え、日本語でも英語でも的確に表現する力が求められます。

■ 医学部

医学部を目指す場合でも、英語の出来が合否を大きく左右し、英語を「安定した得点源」にすることが合格への近道です。特に私立トップとされる「医学部四天王」では、いずれの大学もライティング問題が出題され、和訳問題や文法問題が廃止される傾向にあります。共通して「英語で考え、英語で書く力」が強く求められています。

大学名
(受験方式)
英語配点ライティング出題例・特徴
順天堂大学
(A/B方式)
40%
(500点中200点)
【出題例】遺伝子操作によって子どもの特徴を選択できるようになったことについて、道徳的等の影響を考慮しつつ是非を論じる。
【特徴】和訳・文法なし。B方式は英検スコア等で最大25点加点の有利な制度あり。
慶應義塾大学
(一般)
30%
(500点中150点)
【出題例】近年、日本を訪れる外国人観光客が大幅に増加している理由について、2つ以上挙げて100語程度で説明する。
日本医科大学
(前期)
30%
(1000点中300点)
【出題例】長文筆者の主な意見への同意度と、その理由を例や詳細を交えてエッセイ形式で論じる。
【特徴】グローバル特別選抜では配点37.5%。英検準1級取得で受験資格獲得。
東京慈恵会医科大学
(一般一次)
25%
(400点中100点)
【出題例】医療や科学目的での人間の組織の使用について、どのような用途が許可されるべきか英語で論じる。
【特徴】全ての設問が英語。和訳問題や日本語解答は一切なし。

「総合型選抜」の拡大と4技能試験の活用

総合型選抜(旧AO入試)は、実施大学数・学部数・入学者数のいずれにおいても年々増加を続けており、現在の大学入試の主流へと急速にシフトしています。

総合型選抜による「入学者数の割合」の推移

文部科学省の調査によると、全入学者に占める「総合型選抜」での入学者の割合は、ここ3年で着実に増加しています。特に令和7年度(2025年度)は前年度からの伸び幅が大きく、入学者全体の約20%(5人に1人)が利用しています。

年度入学者に占める割合入学者数
令和5年度14.8%92,393人
令和6年度16.1%98,520人
令和7年度19.5%126,766人

総合型・推薦型選抜における「4技能試験(外部検定)」の活用状況

大学入試において、英検やTOEFLなどの「外部検定(4技能試験)」を利用できる大学は年々増加しています(旺文社調査)。

年度外部検定を利用できる大学数
2020年354校
2021年366校
2022年379校
2023年386校
2024年394校
2025年395校

どのように活用されるか?

設定された級やスコアを満たしていることが出願の条件となる「出願資格(45.5%)」としての利用が最も多くなっています。しかし、直近では級やスコアに応じて英語の試験の点数に換算・加点される「得点換算(19.1%)」「加点(27.3%)」としての利用も増加傾向にあります。より高いスコアを持っていればいるほど、合否判定において圧倒的に有利になるシステムが広がっています。

外部受験で道を切り開いた立教の先輩

知っておくべき「タイムリミット」と「求められる力」

立教新座高校では、「高校1年次の11月」に立教大学への推薦権を一度放棄して「他大学進学クラス」を選択するかどうかの決断が迫られます。

一方、立教池袋高校では外部受験をする生徒用のクラスは設定されていないため、目指すとなると自分自身で英語や他教科のレベルを上げていく必要があります。

外部受験を視野に入れていくとなると、「高2の終わりまでに英検準1級合格」を目指していく必要があります。なぜなら、上記で取り上げた「難関校」の英語は、準1級+αの力が求められるためです。

終わりに

立教大学の内部進学を選ぶにせよ、外部受験を目指すにせよ、英語を武器にできるかどうかで将来を大きく左右します。大学受験の現状について正しく把握することが外部受験への第一歩です。未来の選択肢を広げるためにも、早めの情報収集と戦略的な準備を進めていきましょう。

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