こんにちは!慶應義塾ニューヨーク学院卒業生のNです。今回は、慶應義塾ニューヨーク学院はどの国籍の学生によって構成されているのかについて書いていきたいと思います。アメリカにあるからいろんな国籍の人が通っている、そう思っている方はぜひ一読ください。
※この記事は2017年度卒業生が書いたものですので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
ほとんど100%の生徒が日本人だが…
結論から先に言うと、慶應義塾NY学院では限りなく100%の生徒が日本人です。しかし、その内訳は単純なものではありません。以下にどのような種類の学院生によって多様性が生まれるのかについて説明していきたいと思います。
海外で生まれ育った生徒
まず、海外で生まれ育った、学院では一般的に「英語派」と呼ばれるケースを紹介します。この場合、英語の方が圧倒的に得意な生徒と、英語と日本語を操る能力に大きな開きのない生徒に分かれます。また、海外にいながら日本のテレビや漫画などに精通していたり、反対に日本を全く親しみのない外国として捉えていたりと、文化的にも大きな違いがあります。
海外で生活したことがある生徒
このような生徒は特に多様ですが、物心のつく前後どちらの時期に海外に住んでいたかによって大別されます。
幼少期に海外に住んでいた生徒は英語を聞く・話すことが得意な一方で、当時の記憶が失われてしまい文化的には日本に親しみがある傾向があります。反対に、私のように小学校高学年で海外に行っても、日本語の下地の方が強く、しかし文化的には日本よりも移住先の国に寄る傾向があります。
さらに、現地校・インターナショナルスクール・日本人学校・補習校のどこに通っていたか、何年住んでいたかなどによって言語や文化の違いが生まれます。
日本で生まれ育った生徒
最後に、日本で生まれ育った生徒です。この生徒たちは海外で生まれ育った、住んでいた生徒たちに比べると英語や日本以外の文化に対する親しみは強くない傾向があります。ただ、幼少から英語塾に通っていたり、インターナショナルスクールやアメリカンスクールに通っていたりした生徒は英語の方が得意です。
多様性に溢れる学院生活
冒頭で述べたように学院生のほとんどは日本人ですが、これまで書いてきたように生まれ育った背景は千差万別、十人十色、三者三様です。私も在学中に様々な学友と触れ合いましたが、それぞれ得意な言語・苦手な言語、知っている文化・知らない文化が人それぞれで、とても刺激的な毎日でした。
もしかしたら「アメリカにある学校なのに日本人しかいない」と聞くと拍子抜けだと感じるかもしれませんが、実際は非常に複雑かつ多様なバックグラウンドの学生が通い、形成しているダイバーシティ溢れる学校です。
おまけ:国籍は全て日本?
ほとんどの生徒が日本国籍ですが、一概に全員というわけではありません。その一例は日本と別の国との2重国籍です。また稀に、両親が日系アメリカ人でアメリカの国籍しか持っていないという場合もあります。こういった生徒の中には、日本はルーツではあっても訪れたことがなく、言語も文化もよく知らないという生徒もいます。
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