こんにちは!慶應義塾ニューヨーク学院卒業生のNです。以前、NY学院受験時に必要な英語力、英検級について記事にしました。今回は、入試で求められる国語力について書いていこうと思います。
入試の国語には大きな波がある
慶應ニューヨーク校の入試の国語は難易度・内容ともに大きく変容することがあります。以下にその変化を簡単にまとめてみました。
2006年度~ 小論文のみ。国文学の名作から一文が抜粋され、それに関するお題から作文
2012年度~ 漢字・文法・読解・小論文。バランスとしては全国統一模試に近い
2020年度~ 穴埋め問題のみ。これまで「国語」試験だったのが「日本語」試験に
2022年度~ 慣用句や敬語などの文法と作文が出題される「国語」試験
この中でも、特に今年度の試験で変更された点について説明していきたいと思います。
日本語試験から再び国語試験へ
2020年度から、それまで慶應義塾NY学院の入学試験で用いられていた国語試験が姿を消し、代わりに日本語試験が運用され始めました。現在ニューヨーク学院のページに参考として載っているような、日本語基礎レベルの文法や語彙などが出題されていました。しかし今年度(2022年度)の春AOⅠ試験から、再び「国語」試験へと戻りました。
以前の国語試験の難易度は?
2011年度までの国語試験は小論文のみで、お題も非常に難しいものでした。その後2019年度までは、小論文の難易度は下がった一方で漢字の読み書きや文法・読解問題が追加されました。この後おそらく、海外育ちで日本語教育をあまり受けていない学生のために国語試験が廃され、日本語試験が2020年度から実施されたのだと思われます。このように、入試の筆記試験で求められる日本語力は年々下がっていました。
現在の国語試験の難易度は?
上記のように簡易化されてきた国語・日本語試験でしたが、今回の変更では難易度が上がったようです。慣用句や尊敬語・謙譲語などが出題され、中学校の範囲とはいえ十分な対策が求められると言えます。また作文が追加されたので、お題に対して時間内に文章を完成させる力も身につける必要があると思われます。
面接での日本語は?
慶應ニューヨーク校の面接試験では日本語と英語どちらも使われますが、日本語はどの程度求められるのでしょうか。これに関しては、面接というフォーマルな場での言葉遣いができていれば問題ありません。基本的には敬語と謙譲語がしっかりと理解できていれば、言葉遣いで減点されることはありません。しかし、当然ですが受け答えの内容を問われる場ですので、自分が入学したい理由と熱意を論理的かつ具体的に述べることが求められます。
まとめ
これらのことをまとめると以下のようになりそうです。
慶應NYの国語試験は年々難易度が下がっていた
その象徴が国語試験から日本語試験への移行(2020年度)
今年度から再び国語試験へ
難易度は以前ほどではないが対策が必要
ここまで慶應義塾ニューヨーク学院入試の国語試験の変遷や現在の難易度について簡単に紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
キャタルでは英語はもちろん、日本語面接対策もおこなっています。また自分のように慶應NY学院を母校とする卒業生がメンターとなり、一般には限られた情報しかない学院の様々なメリットや素晴らしい点を伝えて生徒たちをモチベートしています。
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