慶應NYの入試対策について

新学院長になって入試はどう変わる?書類選考の基準は?合格に必要な対策は?疑問にお答えします!

慶應義塾ニューヨーク学院(以下慶應NY学院)は、2019年度よりラルフ・タウンゼント氏(以下タウンゼント学院長)が学院長に就任されました。世界の数々の名門ボーディングスクール(寮制学校)の学院長を歴任してきたタウンゼント氏が目指す学院像は「欧米一流校をモデルに、世界標準に適合した学校」(2019年慶應NY学院理事長声明より引用)。これにともない、入試内容も含めいくつかの改革が発表されています。
まずは、タウンゼント学院長の経歴をご紹介します。
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慶應義塾ニューヨーク学院 AO入試の傾向と対策

慶應義塾ニューヨーク学院(以下慶應NY学院)のAO入試は、東京会場とニューヨーク会場で試験問題が違うものの、学年に関わらず全受験者が同じ問題を受けます。午前中に筆記試験、午後から翌日にかけて面接試験があります。筆記試験は各科目50分で、国語は小論文、英語はエッセイ、数学は基礎問題です。面接は、日本語面接、英語面接に加えて、保護者が同席する学院面接の3種類があります。

では実際に、慶應NY学院AO入試の筆記試験問題を見ていきましょう(慶應NY学院ウェブサイトより引用)
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慶應義塾ニューヨーク学院 入試の英作文の難易度を英検のライティングと比較してみました!

慶應義塾ニューヨーク学院(以下慶應NY学院)の入試では、与えられたテーマに沿って英語の論文(エッセイ)を書く、英作文が出題されます。
AO入試はエッセイのみですので、50分間にA4用紙2~3ページ(単語数350ワード程度)の英作文を書きます。一般入試は60分ですが、他に文法や読解の問題もありますので、ライティングに割く時間もエッセイの分量もAO入試より少なめになります。
これに対し、英検2級で出題される英作文は、80~100ワードで、筆記試験が85分ですので、そのうち英作文にかける時間は20分くらいが目安のようです。
英検準1級になるとテーマは難しくなりますが、120~150ワードですのでボリュームは慶應NY学院の英作文の半分以下です。
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