イギリスの教育制度とは?小学校〜大学・大学院まで徹底解説

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こんにちは、英語塾Catalです。

海外留学や移住の検討で知っておきたいのが、現地の教育システムの仕組みです。

イギリス(主にイングランド)の教育制度は、日本の「6・3・3・4制」やアメリカの「K-12」とは異なり、13年間の初等・中等教育と専門性の高い3年制の大学という独自の構造を持っています。

この記事では、小学校から大学・大学院までの全体像、日本の学年との対照表、そして「A Level」などの重要試験の仕組みまでわかりやすく解説します!

イギリス教育システム(イングランド)の4つの大きな特徴

1. 義務教育が「13年間」(5歳〜18歳)

日本やアメリカ(12年)より1年長く、小学校(Year 1)が5歳からスタートします。

2. 早期から専門分野を絞り込む

高校段階(16歳以降)から履修科目を3〜4科目に絞り込み、大学では1年目から専門教育を受けます。

3. 大学の学部課程は「基本的に3年制」

一般教養課程がなく、入学直後から専門科目を学ぶため、3年間で学士号を取得できます。

4. 「Key Stage(キーステージ)」による段階評価

義務教育期間はKey Stage 1〜4の4段階に分けられ、各区切りの終わりに統一テストや評価が行われます。

イギリスの学年(Year 1〜13)と日本の対照表

イギリスでは、学年を「Year 1」から「Year 13」まで通算でカウントします。

日本の学年との対応関係一覧表

区分 Key Stage (KS) 年齢(目安) 日本での学年 イギリスでの学年 主な試験・節目
初等教育

(Primary)

Early Years 5〜7歳 幼稚園(年長相当) Reception
KS 1 7〜11歳 小学2年 — 小学5年 Year 1 — Year 2
KS 2 11〜13歳 小学6年 — 中学2年 Year 3 — Year 6 Primary SATs
中等教育

(Secondary)

KS 3 11〜14歳 小学6年 — 中学2年 Year 7 — Year 9
KS 4 14〜16歳 中学3年 — 高校1年 Year 10 — Year 11 GCSE試験
高等中等
(Sixth Form)
KS 5 16〜18歳 高校2年 — 高校3年 Year 12 — Year 13 A Level試験

イギリス中等教育の重要ポイント:「GCSE」と「A Level」

イギリスの高校生活・大学受験を理解する上で避けて通れないのが、全国統一試験の「GCSE」「A Level」です。

①GCSE(14〜16歳 / Year 10〜11)

  • 義務教育の締めくくりとなる全国統一試験です。
  • 英語、数学、理科などの必修科目に加え、芸術や外国語など8〜10科目程度を選択して受験します。
  • この結果が、次の「A Level」に進むための条件や、将来の大学出願時の評価対象になります。

②A Level(16〜18歳 / Year 12〜13:Sixth Form)

  • 大学進学を目指す生徒が受ける2年間の高等中等教育プログラムです。
  • 自分の得意・好きな科目「3〜4科目」だけに絞って深く学びます(例:数学・物理・化学、または歴史・英文学・経済など)。
  • A Levelの最終成績(A*〜E)が、そのまま大学の合否判定基準となります。

高等教育(大学・大学院)のシステムと留学生の進路

大学(Undergraduate)は3年制、修士課程(Master’s)は1年制が基本です。

🇬🇧 イギリス高等教育(大学・大学院)と留学生の進路フロー

日本の高校卒業(12年間の教育完了)
⚠️ 教育期間が1年不足するため「1年のギャップ」が発生

【大学進学準備講座:1年間】
ファウンデーションコース(Foundation Course)
アカデミック英語 + 基礎専門科目の履修

【学部課程:原則 3年間】
大学(Undergraduate)
一般教養なし ➔ 1年目から専門分野を集中して履修(学士号取得)

【大学院・修士課程:原則 1年間】
大学院(Postgraduate / Master’s)
1年間で修士号が取得可能(短期間&費用面で留学生に人気)

日本の高校生がイギリスの大学を目指す場合の「1年ギャップ」

日本の高校卒業(計12年教育)からイギリスの大学(13年教育前提)へ直接進学する場合、教育期間が1年不足します。

そのため、多くの留学生は大学入学前に「ファウンデーションコース(Foundation Course)」と呼ばれる1年間の進学準備プログラムを受講し、英語力と基礎専門知識を補ってから大学1年生へ進学します。

  • 大学(Undergraduate): 3年制(※スコットランド地方の大学や、一部の医療系・工学系学科は4年制)。
  • 大学院(Postgraduate): 修士課程(Master’s Degree)がわずか1年で完結するため、費用と期間を抑えて学位を取得したい社会人や留学生に大変人気です。

最後に:若いうちから「専門性」を極めるイギリス教育

イギリスの教育制度は、幅広い教養を学ぶアメリカスタイルとは対照的に、「早い段階から自分の得意分野を絞り込み、専門性を深める」という明確な特徴を持っています。

  • 16歳(Year 12)で学ぶ科目を3〜4科目に絞る
  • 大学は1年目から一般教養なしで専門科目を学ぶ
  • 修士課程が1年で取得できる

将来進みたい分野や学びたい学問がはっきりしている人にとって、非常に効率的で魅力的な環境と言えます。

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