面接にて志望理由を語ることは、愛する人に「結婚してください」とプロポーズするのと同じです。そのために、
①相手の好きなところを言わなければなりません
そして、
②結婚して、一緒に歩みたい「未来」を話せなければなりません
慶應義塾ニューヨーク学院(以下慶應NY学院)は、合格したら寮生活です。普段は家に帰ることもなく、ある意味、本当 に24時間一緒です。私たち(慶應NY学院とあなた)、本当に24時間一緒に過ごせるだろうか?一緒になって、けんかはしないだろうか?そのために、学院はあなたのことを知りたいのです。
目次
面接は「あなたを知るため」に開催される
入試の面接も改変
慶應NY学院は、2019年度より入試が改正され、面接の形式も変わりました。どのように変わったのか、そしてどんな対策をしていけばよいか、実際に面接で問われた質問例とともに、ご紹介していきます。
1名の面接官による1回の面接
これまでは、日本語面接、英語面接、保護者同伴の学院長面接と、3回の面接がありました。それが、日本人1名の面接官が一度に日本語と英語で面接する形式に変わり、保護者同伴の面接もなくなりました。
面接でいかにアピールするか
回数も時間も減りますが、決して面接が軽視されるようになったわけではありません。
2021年からは一般入試がなくなりAO入試のみになります。つまり、入試の一発勝負の学力ではなく、学校で積み上げてきた成績と面接を重視するという姿勢に変わり、むしろ面接でいかにアピールできるかはとても重要です。
保護者面接がなくなったことで、さらに受験者本人の実力勝負になったともいえます。
どんなことを聞かれるの?
面接では、志望動機や自分の長所や短所、学校生活や将来の夢など受験者個人について質問されます。
ただ、質問はあらかじめ決まったものが用意されているわけではなく、やりとりの中で受験者が話した内容を発展させたり広げたりすることで、会話が続いていきます。ですから、受験者によって聞かれている内容がそれぞれ違います。では、2019年に実際に面接を受けた受験者のアンケートより、面接での質問例を一部、ご紹介します。
事例を見るとわかるとおり、受験者が提出した願書エッセイの内容や、学生生活の間に経験してきたことについて、受験者ならではの質問がされています。
*実際の質問例は、記事の下部にあるボタンからダウンロードできます。
自分のビジョンを語れるか
面接では「自分はどんな人間で」「どうして慶應NY学院に入りたいのか」を伝える必要があります。
慶應NY学院に進学するということは、異国で寮生活をしながら勉学に励むということです。つまり、住み慣れた自分の家や、気の許せる家族や友だち、母国語である日本語、という「居心地のいい空間」からあえて抜け出し、ニューヨークで、バイリンガルの環境で、寮生活、という高校生活を選択するということです。
自分の中の経験、信念、情熱を伝える
なぜそのような環境に身を置きたいのか、それはこれまでにどんな経験があったからなのか、そしてそれは自分の将来とどうつながるのか、その夢を叶えるためにはこの学校でどういう教育を受けたいのか、それらをしっかりと伝えなければなりません。
それらは、自分の中に、経験、信念、情熱がないと伝わりません。いくら作ってきた台本を覚えて上手に言えたとしても、面接官はすぐにわかってしまいます。
新しい環境に飛び込み経験を積むこと
そのためには、やはりさまざまなチャレンジや経験をしていくことが重要です。部活動に目標を持って努力することや、スピーチコンテストに挑戦するとか、生徒会でリーダーシップを発揮するなど、どんどん自分の知らない環境に飛び込んで色んな経験をしていきましょう。そこには、新しい学びがあり、悩んだり壁にぶつかることで、それを乗り越える経験値となり、面接でのあなたの言葉は本物になります。
面接対策のビジョン講座で準備する
面接では、慶應NY学院が求めている「多様な知識を得、個人の意見を持ち、討論やディベートなどを通じ、批判力や対話力を育て、思考に柔軟性を持った国際的な人間」になる下地となる能力を持っているかどうかを判断します。ではその能力はどのように育んでいけばいいのでしょうか。学校の勉強とは違って、なかなか一人では難しいかもしれません。
英語塾キャタルでは、ビジョン講座にて、学院が求める意見が言えるように面接対策を行っています。
自分はどういう人間か(己を知る)
自分史作り、憧れの人、将来の夢など、自分のことをよく知り、志望理由を明確にする。
世界の現状をどう認知しているか(世界レベルの動向の把握)
今地球上で起きている様々な問題を認知し、自分の意見を述べたり、多様性やテクノロジーについて学び、興味を深める。
どのような矜持(Pride)と志(Will)で生きていくのか
世界のリーダーにふさわしい倫理観を醸成するために、偉人から学ぶ。
毎週3時間のカリキュラムで、自分を見つめ直したり、世界で起きている問題についてディスカッションやディベートを繰り返すなどして、面接の対策をおこなっています。
まとめ
この記事では、面接がどのように変わっているかと、面接で求められることをご紹介しました。
キャタルでは、ビジョン講座にて面接対策を行うため、受験生は安心して面接へ取り組むことができます。
慶應NY学院受験対策について話だけでも聞いてみたいというかたは、以下から面談へお申し込みください。
https://catal.jp/keio/brochure/forms/
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