こんにちは、英語塾Catalです。
英語の資格試験を検討する際、日本国内で特に知名度が高いのが「TOEIC」と「TOEFL」です。
どちらもアメリカの教育測定機関「ETS」が開発・運営しているテストですが、「測定する目的」「出題内容」「求められる英語力」は根本的に異なります。
「就活や昇進のために受けるならどっち?」「海外留学にはどちらが必要?」といった疑問を解消するため、両試験の基本情報、難易度・構成の違い、そして目的別の選び方を詳しく解説します。
目次
TOEICとTOEFLの基本情報・違いを比較
まずは両試験の全体像を一覧で比較してみましょう。(※一般的に「TOEIC」と呼ばれる「TOEIC L&R」と、留学で用いられる「TOEFL iBT」を比較しています)
| 項目 | TOEIC (L&R) | TOEFL iBT |
| 主な用途・目的 | 国内の就職・転職・昇進、大学の単位認定 | 海外大学・大学院留学、交換留学、ビザ申請 |
| 測定技能 | 2技能(リスニング・リーディング) | 4技能(読む・聞く・話す・書く) |
| 主な出題内容 | 日常生活・ビジネス・職場でのやり取り | 大学の講義・学術研究・キャンパスライフ |
| スコア表記 | 10〜990点(L: 495点 / R: 495点) | 0〜120点(各技能 0〜30点) |
| 試験形式 | マークシート(紙)※一部団体向けPC版あり | パソコン操作(会場または自宅) |
| 試験時間 | 約2時間 | 約2時間 |
| 受験料(目安) | 約7,800円 | 約245ドル(約35,000〜38,000円前後) |
目的・進路に応じた選び方
どちらを受験すべきかは、「そのスコアをどこに提出するか」によって明確に分かれます。
日本の就職活動・転職・昇進・社内異動:
「TOEIC」一択です。日本国内の企業の多くが採用基準や昇進要件としてTOEIC L&Rのスコアを採用しています(一般的な目安:600点〜800点以上)。
海外留学(大学・大学院・高校)・交換留学:
「TOEFL」が必要になります。海外の高等教育機関で講義を受け、レポートを書き、議論に参加できる英語力があるかを証明するため、原則としてTOEICのスコアは受け入れられません。
日本の大学入試(総合型選抜・帰国生入試など):
国内大学入試では両方利用できるケースが増えていますが、4技能を測る選抜や国際系学部ではTOEFL(または英検・IELTS)を指定・優遇する傾向が強まっています。
難易度・出題内容の違い
純粋な英語試験としての「難易度」は、4技能すべてを高度な学術レベルで測るTOEFLの方が圧倒的に高いと言えます。
① 出題される単語・テーマの違い
TOEIC:
メール、会議、スケジュール調整、広告、クレーム対応など「ビジネスや日常シーン」が中心です。語彙もビジネス関連の単語が多く、専門的な学術知識は問われません。
TOEFL:
天文学、生物学、アメリカ史、心理学、考古学など「大学の教養課程で学ぶ学術(アカデミック)分野」が中心です。専門用語が多く、背景知識や高い語彙力が必須となります。
② アウトプット(話す・書く)の有無
TOEIC:
マークシート形式のリスニングとリーディングのみ(※S&Wテストを単体で受ける場合を除く)。正確に聞き取り、大量の英文を素早く処理する情報処理能力が求められます。
TOEFL:
PCに向かって喋る「スピーキング」と、キーボードでエッセイを作成する「ライティング」が必須です。さらに「英文を読み、講義を聞いて要約して話す/書く」といった複合的なスキルが問われます。
あなたはどっち?タイプ別診断
🏢 TOEIC(L&R)が向いている人
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日本国内での就職活動、転職、昇進のために客観的なスコアが必要な人
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スピーキングやライティングの対策に時間を割く余裕がなく、まずはリスニング・読解力を測りたい人
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マークシート形式の試験で効率よくスコアアップを狙いたい人
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受験費用を抑えて定期的に英語力を測りたい人
🎓 TOEFL iBTが向いている人
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将来的にアメリカをはじめとする海外の高校・大学・大学院へ留学したい人
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日本の大学の「交換留学選考」に応募したい人
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英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)をバランスよく本格的に鍛えたい人
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パソコン操作やタイピングでの英語入力に抵抗がない人
最後に:進路に合わせて適切な試験を選ぼう
TOEICとTOEFLは名前が似ていますが、「日本国内のビジネス実務を測るTOEIC」と「海外の大学で学ぶためのアカデミック英語を測るTOEFL」という明確な違いがあります。
まずは自分の目的(就活なのか、留学なのか)を明確にし、目的に直結する試験に絞って対策を進めることが最短で成果を出すポイントです。
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