イギリス留学体験記 〜戦術的思考の育成編〜

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こんにちは!イギリスのボーディングスクールに5年間単身留学していたカイです。
現在は帰国中で、少しの間Catalでコーチをさせていただいています。これから、「イギリス留学シリーズ」として、イギリス留学を考えているお子さん、保護者の方の様々な疑問にお答えできればと思います!

戦術的思考とは?

「戦術的思考」、これまでの私の記事を読んでくださった方々は、複数目にした単語かもしれません。これが何を意味するのか、どうして必要なのか、そしてどうやって育成するのかを説明させていただきたいと思います。
私の言う戦術的思考とは、「今自分はAという状況にあり、自分の目的はBであるならば、Cという方法でDという時間までにEをする」というような、現時点の状況から目的達成までの過程と方法を描く能力です。これは、私が訓練部隊にいた際に気付かされたと同時に、いかにこれが必要で、身につけなければどれだけ損をするかを思い知らされた概念です。

なぜこれが必要なのか

留学や寮生活など、身近に「勉強したのか」や、「体調管理はできているか」など、声がけを定期的にしてくれる存在がいない時、「今の目的を達成するためには自分に何が必要か」、「どのような方法で自分に足りないものを補うのか」などについて自問自答をし続けなければなりません。しかし、私の当時の同級生や後輩にも、「なんかヤバいことは分かっているが、何をすれば良いか分からない」という子供たちが一定数居ました。典型的なパターンとしては、「今日3時間勉強する」と決めたら、その3時間に本来得なければいけない成果が得られなかったとしても、「3時間机の前に座っていたから満足」してしまう子がいます。特に勉強において、新しい知識を学ぶ場所は授業ですが、それを定着させ、疑問を持ち、高得点を取るだけの理解度を養うのは自習時間なため、これを効率的に行うのは学生にとって重要なことです。

どう身につけるのか

「現在直面している問題を書き出すことができれば、その問題は半分解決したのも同然である」という趣旨の、キドリンの法則というものがありますが、戦術的思考を養う段階では、私は問題を書き出すところまでは賛成ですが、それだけで半分解決したとするのは詐欺だと考えています。

私たちは日常から、シンプルな戦術的思考を行っています。例えば、「喉が渇いたので水を飲みたい」という状況で、水のペットボトルを持ってきて開け、それをコップに注ぎ、ボトルを閉じ、それを収納するなど、単純な作業であれば、わざわざ書き出さなくとも、現状から理想を達成する作業と段階を考えることができますが、長期的な目的を達成する過程では、現状を書き出し、問題を細分化することによって一つづつと明瞭に向き合うことが可能です。

また、日常動作の効率化を図るという心がけも重要です。前述の例で、ペットボトルが冷蔵庫の中、コップはテーブルの上にあるとします。ボトルをコップに持ってくるのか、またはコップをボトルに持っていくのかでは、もちろん軽いコップを持って往復する方が効率が良いです。何をするにしても、「要領の良さ」の追求に慣れることで、学業や仕事への応用が効きます。

ある程度の判断と思考が書き出さずとも取れるような段階では、これにタイムプレッシャーをかけていきます。スポーツや自由度の高いゲームなど、短期的な判断が長期的な結果につながる作業を、失敗をしても人生に影響しないようなカジュアルな場所で試行することで、学習材料を得ることができます。

結論

私の記事でもしばしば出てくる、「戦術的思考」についての説明でした。特に10代前半など、小さい頃から親元を離れる子供は、思考的にも自力で成熟する必要があります。学業であってもなくても、この思考法を早い段階から身につけることで、自分の進みたい進路への計画を自力で立て、それに働きかけることができるため、これから留学に行きたい、または現在行っているという方々はぜひ練習することをお勧めします!

 

それではまた次回お会いしましょう!
ありがとうございました!

 

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