こんにちは!イギリスのボーディングスクールに5年間単身留学していたカイです。
現在は帰国中で、少しの間Catalでコーチをさせていただいています。これから、「イギリス留学シリーズ」として、イギリス留学を考えているお子さん、保護者の方の様々な疑問にお答えできればと思います!
留学先に何を持って行くのか
食べ物、電子機器、持ち物、服など、いろんな人がいろんな物を持って行っているのを耳にしてきましたが、中には絶対にいらないものや、現地調達の方が都合が良いものもいくつかあります。これから留学に行かれる方々や親御さんは、情報が多すぎて迷ってしまうこともあると思います。今回は、あくまで私や私の周りの留学生を例に挙げて、いくつか紹介させていただきたいと思います。
食べ物
日本食が恋しくなるので、カップ麺、緑茶の葉、味噌汁の素、サトウのごはんやお菓子を持って行くというのは、かなり頻繁に聞くことですが、これは留学先の地方によってはデッドウェイトになってしまうこともあります。まず、カップ麺、茶葉、味噌汁やスープの素などは、すべて水を必要とします。日本で製造されているこれらの食品は、日本の軟水を使うことで目的とした味になるように作られていますが、アメリカやヨーロッパの硬水では同じ味は出ないことが多いです。何個もカップ麺を持って行ったが、現地には硬水しかないため、全く美味しくない的な話はあるあるです。これらの製品を持って行きたい場合は、現地の水質を事前に調べることを強くお勧めします。
私の留学先はイギリス北部の田舎で、硬水しかなく、またスーパーなどで軟水として売られている水も高い上に日本のものほど軟らかくないため、水を使う食品は一切持っていきませんでした。結局イギリス料理と同じくらいの不味さになってしまうからです。では何を持って行ったかというと、レトルトカレーとサトウのごはんです。これらは電子レンジで温めるだけで調理できるため、日本と変わらない味で食べることができました。一つ例外として、じっくりコトコトがあります。これは硬水でもあまり味が変わらないため、コーンポタージュとクラムチャウダーをよく持っていきました。
お菓子については、私は特に現地のもので困らなかったのですが、じゃがりこなどの込み入ったお菓子は現地にないので、本当に好きなのであれば持っていって損はないと思います。お菓子は一つ注意点があり、ナッツが含まれているものはほとんどの学校が禁止していることが多く、これは重度アレルギーの生徒たちがアナフィラキシーを起こさないようにするためです。
電子機器
ほとんどの学校では、ノートパソコンが必須であると思いますが、それに加えて、特に理数系の高校生はiPadなど、直筆で書けつつも、タイピングもできるものを持って行くのがお勧めです。私の場合、寮や図書館のプリンターは先生の使用に限られていたので、iPadを酷使しました。小型プリンターも持って行っていたのですが、過去問や練習問題など、プリントすると相当な枚数になってしまうものはデジタルで済ませていました。MacとiPadなどで統一するのも良いと思いますが、個人的にはキーボード付きのiPadはほとんどPCだと思っているため、PCはWindowsのものを使っていました。
また、意外なものとして、時計類と手帳があります。大抵の学校では夜間は電子機器を没収されるため、目覚まし時計など、特に中学などから行く方々には必需品です。それに加え、腕時計(特に初期は2カ国時間が見れるもの)、そして何時にどこにいなければいけない、または宿題などのメモとして、システム手帳などを持って行くのが個人的なお勧めです。
衣類
衣類に関しては人によってかなり異なると思いますが、これは私服に留まらず、制服用のシャツや、高校生であればスーツ、またはパーティー用の衣類など、かなり日本人の盲点を突いてくることがあります。
まず私服について説明すると、私の学校は洗濯が一週間に一回でした。一週間分の洗濯物を部屋に置いたり、体育着をそのままにしておくと、臭くなったり次の体育に間に合わなかったりするので、私は最後の方は寮の洗濯機を使って自分で洗っていました。また、カフェイン中毒のハムスターが回し車を回しているような回転数と、マグマのような温度で業務用洗濯機を回すため、すぐ毛玉やほつれが出たりしました。私は下着、靴下類は2週間分、服は上下それぞれ4-5着ほど持って行っていました。それに加え、ジャケット、雨具、靴があったため、私の場合は衣類が荷物の半分以上を占めていました。
制服は、学校のブレザーを着る場合と、自分のスーツの場合があります。これは学校や学年によって異なると思いますが、特にワイシャツなどはペンのシミがついたり、給食でうっかり汚すことを踏まえ、7着持って行っていました。私の学校は、高校からはスーツだったため、これは2着持っていました。特に男子は、ネクタイの結び方をよく覚えておくのがお勧めです。
パーティー用の衣類についてですが、海外の学校では、Ballと呼ばれ、フォーマルなパーティーがあります。この時に着用するのは、男子であればタキシードに黒いネクタイ、または蝶ネクタイ、女子であればディナードレスです。特に女子のディナードレスは、現地調達や、レンタルも多いですが、初めてのBallの前に買いに行ける休みが無い場合に備えて、1着暫定的なものを持って行くことをお勧めします。男子のタキシードとネクタイは、日本で買うことを強くお勧めします。
靴に関してですが、日本の学生の靴といえば男女ともにローファーであるのに対し、海外の男子生徒の靴はほとんどの場合、オックスフォードです。(女子生徒はローファーや、通常のビジネス革靴)また、雨がよく降る地方に行く場合は、ゴアテックスのライニングの入ったブーツなどもあるとありがたいかと思います。私はイギリス北部の雨とドブの中を歩いても大丈夫なように、制服用の靴も防水で、尚且つ走れるもの(アシックスのRunwalk)などを使っていました。
お土産
日本から海外の学校を見学しに行く、または初めて留学先に行く方がよく質問されるのは、お土産についてです。お土産とはアジアの文化であり、アメリカやヨーロッパでは、人に何かをあげるのは、誕生日などの記念日、または友達などには旅行先からのお土産くらいです。海外の学校などの組織にお土産をあげると、どちらかというとドン引きされることもあるため、特に何も持って行く必要はありません。ただし、例外が一つあります。もしもホームステイでホストファミリーや、休暇などの際にガーディアンファミリーを使う場合、お土産を持って行くと喜ばれることはあります。その家族の雰囲気にもよりますが、大抵の場合、ペンや便利グッズなどを選び、食品は避けた方が無難です。
個人的な持ち物
私は多趣味だったため、トラベル用のエレキギター、ハーモニカ、本、カメラなどを持って行っていました。留学先では、最初は英語が話せないこともありますし、ホームシック、食の恋しさや、辛いことも経験します。国内の学校ならまだしも、生活したこともない海外の学校に送るにあたって、単に学習に必要ないからと言って、自分にとって何かしらの意味を持つものや、趣味の物品を切り捨てるのはナンセンスな話です。むしろ必需品よりも、このような心を支えてくれるものが救ってくれる時もあるのです。
結論
結論として、全体量だとスーツケース2つ+リュック+必要であれば楽器ケースといった量が最大ではないかと感じます。また、私は毎回パッキングを考えるのが面倒だったので、リストをGoogle Docsで作り、それを元に毎回パッキングしていました。Amazonが発達した現代では、最悪の場合現地調達も可能なため、自分に必要なものを詰めてみて、残りは必要に応じて現地調達、という形がベストかなと考えます。これから留学に行かれる方は、ぜひ参考にしてみてください。
それではまた次回お会いしましょう!
ありがとうございました!
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