英語の絵本選び、こんなお悩みありませんか?オススメの絵本シリーズをご紹介!

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今日は英語絵本についてのお話です。

保護者さまとお話していると、
「英語の絵本を読んであげたいけど、何を読んであげたらいいのか分からない」といった声をよくお聞きします。

上質な絵本は世の中にたくさん出ていますが、選定には私も頭を悩ませるのです。
なぜなら、英語で絵本を読み聞かせる上で、どうしても立ちはだかる壁が出てきてしまうから。

それは「日本のこどもの学習段階に合う英語絵本が少ない」ということ。

3歳ごろまでは英語で楽しめる絵本がたくさんあります。
いわゆる「絵」がメインで、1ページに英語は1〜2語。
こういった絵本は物語を読むという感覚ではなく、絵辞典といった感覚の絵本が多いと思います。
見ていてかわいい絵、楽しい絵。
親子で一緒に楽しめます。

問題は4歳ごろから。

日本の一般的な(バイリンガルに育つ環境にない)家庭で育ったこどもが4歳以上になると(もちろん個人差はありますが)
多くの子が英語絵本の読み聞かせを嫌がります。

我が家の娘たち(小1と4歳)もそういった反応を示しました。

なぜなら、赤ちゃんに読み聞かせる絵本はもう退屈。
でも、ストーリーのある絵本は急に難しくなってしまって理解不能。
たとえ1ページに1~2文ほどの絵本でも、
「何言ってるか分からないから日本語で言って!」となるのです。

こどもの英語のレベルに合わせると、絵本の内容が幼稚すぎてしまい面白くない。

こどもが面白いと感じるであろうストーリーのある絵本は、英語が難しくて内容が分からない。

そのバランスを汲んだちょうどいい絵本がなかなか少ないのです。

そこで私がオススメしたい絵本は、
「Oxford Reading Tree」シリーズ。

娘たちが珍しく「読んで!」と持ってくる英語絵本です。

このシリーズはReaders Bookと呼ばれるカテゴリーの絵本。

Readers Bookとは英語の学習段階に応じてレベル別に作られている絵本。
様々な種類の絵本が出版されています。
ただ、初心者レベルの場合、使う単語が限られているため内容がどうしても薄くなりがちなのですが、

この「Oxford Reading Tree」(以後ORT)は、内容の面白さと英語レベルのバランスがとてもいいのです!

レベルが10段階に分かれていて、一番最初のレベルはなんと絵のみ!文字はありません。
「絵本を一緒に楽しむ」入り口としていいと思います。

まずは日本語でもいいので、絵を見ながらこどもと楽しく会話することを心がけてみてください。
(小さなツッコミ所がページごとにあったりするので親も楽しめますよ!)

「お母さん(あるいはお父さん)と一緒に読めて楽しいなぁ」と感じてもらうことから始めましょう。

初心者向けのレベルの絵本にも最後にクスッとなるオチがあり、長さもちょうどいい。
(長すぎないから読み聞かせも苦じゃない!)

そして絵を見ただけでもストーリーが分かります。
(最初はここが重要です!話の内容がわからないと感情移入が出来ません)

シリーズを通してメインキャラクターが同じなので、キャラクターの名前を覚えたら愛着も湧きます^^
ORTはイギリスの80%の小学校で国語の教材として使用されているので信頼性も高いのです。

最近は音声ペンも発売されているので、英語の読み聞かせが苦手な方も、気兼ねなく一緒に読んでいただけますよ!
(専用シールを買って絵本に貼り、そこにペンを充てると音声が流れます)

また、Oxfordの専用サイト[Oxford OWL]では無料で音声が聞ける絵本もあります。

https://www.oxfordowl.co.uk/for-home/find-a-book/oxford-reading-tree-levels/

Amazonや洋書を扱うオンラインサイトなどで販売していますので、チェックしてみてくださいね!

英語塾キャタルでは英語の本を集めたライブラリー(生徒は無料貸し出し)があるのですが、二子玉川ライズ校のライブラリーでもORTを並べています。
読んでみたいなという方は、ぜひお気軽にお立ち寄りください!

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