英検2級の単語の覚え方|丸暗記はダメ!積み重ねが素地を作る

英検2級の単語を解説!効率の良いオススメの覚え方・勉強法教えます

「英検2級に合格したい!」と思ってはいるものの、なかなか勉強が進まない…ということはありませんか?

特に英検2級の単語!準2級よりも覚える語彙が増え、四苦八苦する子はたくさんいます。

英検合格において「単語の習得」は、つまずくポイントです。

そしてつまずく原因の多くは「単語を丸暗記しようとしている」ことにあります。

英語塾キャタルでは、単語の習得において丸暗記はおすすめしていません。

「丸暗記以外にどうやって単語を覚えるの?」

本記事では、英検2級の単語の覚え方をキャタル式で解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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【記事監修】

英語塾キャタル代表 三石 郷史

慶應義塾大学経済学部卒業後、メリルリンチ証券会社に入社。英語に苦労した経験を踏まえ「次世代の子どもたちにさせたくない」と思いが強まり、2002年に英語塾キャタルを創立。2018年、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院への留学を果たし、生徒たちに「海外滞在歴がなくても世界で挑戦できる」ことを自ら示す。2020年6月に卒業。独自のカリキュラムとシステムを構築し、海外で通用するアカデミックな英語力が身につくよう、子どもたちをサポートしている。

英検2級の単語レベルとつまずく原因

英検2級の単語レベルは、準2級と比べて格段に上がります。

「どうしてなかなか単語が覚えられないんだろう?」と悩んでいる子も多いでしょう。

実はつまずく原因は「単語数」と「丸暗記」にありました。

それぞれくわしく解説していきます。

英検2級の単語レベルは「高校卒業レベル」

英検2級の合格には高校卒業レベルの英語力が求められます。

しかし実際に過去問で使用されている単語を解析すると、8割超が中学水準、2割弱が高校水準以上となっています。

実は英検2級の単語は、中学校レベルの単語をしっかり覚えておくことで8割以上対応できてしまうんです!

ところが多くの子たちが、英検2級の単語を覚えるのにつまずいてしまいます。

英検2級の単語を覚えられない原因は「単語数」と「丸暗記」

英検2級の単語が覚えられない原因は、ズバリ単語数です!

中学校レベルの単語・語彙数で比べた場合、英検準2級と2級のちがいは次のようになっています。

  • 英検準2級:2,600~3,600語程度
  • 英検2級:3,800~5,100語程度

覚える必要のある単語数が格段に増えていることがわかりますね。

「新しい単語を1,500も覚えないと!」と思うと、なかなか勉強が進まず時間が経ってしまう状況も理解できます。

そして英検の試験日が近づいてから「丸暗記」しようと頑張りますが、あまり単語を習得できずに終わってしまうことも多いでしょう。

英語塾キャタルでは、単語の学習で丸暗記をさせません。

キャタルの学習方法が気になる方は、ぜひ下記のページをご覧ください!

英検2級の単語の覚え方|非効率的な勉強方法には注意しよう

くり返しになりますが、キャタルでは英単語の丸暗記は推奨していません。

それは非効率的な勉強方法だからです。

ここでは「なぜ丸暗記」がダメなのか、理由をくわしく紹介します。

英単語を覚えるためのスマホアプリの使い方についても触れるので、参考にしてみてください。

丸暗記する

単語や熟語の勉強というと、単語集を赤シートで隠したり書き出したりしてひたすら丸暗記する方法をイメージする方も多いのではないでしょうか。

しかしこのような「丸暗記」はあまりおすすめできません。

おすすめできない理由は、次の通りです。

  • せっかく覚えても英検が終わったら忘れてしまう
  • 似た単語を混同してしまい間違えやすい
  • 同じ単語の異なるニュアンスを理解できない

「英検に合格できるならそれでいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

キャタルでは「一生涯使える英語力を身につけることが大切」だと指導しています。

一生懸命丸暗記した単語を結局は忘れてしまうなら、一生涯使える英語力につながりませんよね。

このためキャタルでは、英単語の「丸暗記」を推奨していません。

英単語学習スマホアプリを利用する

最近では、英単語の学習のためのスマホアプリが多数リリースされています。

ゲーム感覚でできるものや発音を耳で確認できるものもあるので、よく覚えられると感じる子もいるでしょう。

しかし本質的には「丸暗記」であるため、結果的には非効率的な勉強方法だといえます。

ただし「アプリは使うな!」とは言いません。

英単語学習スマホアプリは、あくまで日頃の学習の補助として活用しましょう

英検2級の単語の覚え方|効率的に語彙を積み重ねよう!

英検2級の単語を覚えるなら「丸暗記」はダメと申しました。

「それじゃあ、どうやって覚えるの?」という疑問にお答えして、キャタル式単語習得方法の本質をお伝えします。

キャタル式英単語学習方法に興味を持たれた方は、キャタルのメソッドについて解説した資料をぜひご覧ください!

1.単語は例文ごと覚える

単語を覚えるためには、まず例文を覚えます。

例えば「drop」という単語を覚える時、通常だと「落とす」という日本語の意味を覚えますよね。

例文ごと覚える場合は、次のような分を作って一緒に覚えます。

「I drop my pen on the floor.」

「Did you drop your wallet on the train?」

この覚え方だと、単語の意味とあわせて使い方も理解できるようになります。

意味と使い方の両方が理解できれいれば、英検の空所補充問題で同義語が出題されても、前後の文脈から正解を導き出せるようになるのです。

たいへん実用的な覚え方ですよね!

2.自分のレベルに合った英語の本を読む

自分の学習レベルに合った英語の本を読むことで、単語が定着します。

本を読む中で知らない単語に出会ったら、文脈から意味を推測しましょう。

その後、辞書を用いて意味を確認することで、読解力を高めながら効率的に単語を習得できます。

なお英語塾キャタルでは、単語学習に「英英辞書」の利用をおすすめしています。

英語を英語のまま理解する「英語脳」をきたえるためには、英語学習の中で極力日本語を排除するようにすると効率的です。

3.英語で文章を書く

英語で文章を書くことは、単語の習得にも効果を発揮します。

いざ文章を書こうと思うと、分かったつもりで本当は覚えていなかった単語が明らかになるからです。

自分で書いた文章ならエピソード記憶としても残るため、忘れにくいというメリットもあります。

英検2級でよく出る単語一覧

英検2級の必須単語はたくさんありますが、毎回繰り返し出題されるものは特に重要です。

ここでは英検2級の頻出単語を紹介します。

動詞

・adopt 〜を採用する
・allow 〜を許す
・apply for 〜に申し込む
・attract 〜を魅了する
・avoid 〜を避ける
・inform 〜を知らせる
・prevent 〜が…するのを防ぐ
・protect 〜を守る
・provide 〜を与える、提供する
・recommend 〜を推薦する

名詞

・construction 建設
・consumer 消費者
・deal 取引、商売
・decision 決断、決定
・employee 従業員
・expert 専門家
・improvement 改良
・pollution 汚染
・project 計画、事業

形容詞

・additional 追加の
・ancient 古代の、大昔の
・effective 効果的な
・harmful 有害な
・industrial 産業の、工業の
・likely 〜しそうな、ありそうな
・mental 心の、精神の

副詞・接続詞

・actually 実際は
・frequently 頻繁に
・however しかしながら
・immediately すぐに
・increasingly ますます、だんだんと
・therefore したがって
・well 充分に、上手に

英検2級では社会問題や環境問題に関する設問が多いため、社会的・環境的トピックにまつわる単語も意識的に学習していきましょう。

英検2級でよく出る熟語(イディオム)一覧

英検2級では熟語問題も多く出題されます。

単語は単独よりも熟語としての方が覚えやすく、実際に試験の文中に出てきた際もスムーズに答えを導き出すことができます。

・according to 〜によれば
・account for ~の説明をする
・be aware of 〜に気づいている
・carry out 実行する
・come up with 〜を思いつく
・deal with 〜に対処する
・depend on 〜に頼る、〜次第である
・due to 〜のせいである、〜による
・find out 見つけ出す
・get rid of 〜を取り除く
・go over ~を越える、調べる
・look forward to 〜を楽しみにする
・look up to 〜を尊敬する
・make sure 〜を確かめる

熟語も単語と同じく出やすいものとそうでないものとがあります。

上記のような頻出とされる熟語は、必ず押さえて試験に臨みましょう。

英検2級に合格した中学3年生!対策期間はたったの2週間!?

対策期間2週間で英検2級に合格した中学3年生のストーリー

英語塾キャタル池袋校に通う中学3年生Kさんは暗記が苦手だったため、単語学習に難しさを感じていました。

しかしキャタルのコーチから例文を使って単語の説明を受けたことがきっかけとなり、例文と一緒に単語を覚えるようになりました。

英単語を丸暗記しない道を選んだのです!

例文を通して単語を習得することで

「これはこういう使い方だからこういう意味だ」

と思い出しやすくなり、単語学習に対する苦手を克服できたのです。

Kさんはキャタルのレッスンで英語力を身につけた力試しとして英検を受験しました。

このため一次試験の対策はほとんどせずに合格しています。

日頃のレッスンを受けていれば、自然と英語力が身についているからです。

簡単に英検に合格したかのように思われるKさんですが、キャタルに入塾した当初は周りの生徒との英語力に差を感じ、悔しい思いをしていました。

「もっと英語ができるようになりたい!」という思いから、英語学習を習慣化させてコツコツと英語力を身につけていったのです。

英検2級に合格できる英語力が自然と身につく

英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。

だからこそ英語塾キャタルでは、一人一人のレベルに合わせた学習カリキュラムを用意しています。

キャタルのレッスンを受けていれば、特別な英検対策をしなくても英検の合格が可能です。

日々の積み重ねによって、自然と英語力が身につく。

自然と身についた英語力で英検に合格する。

そんな体験をキャタルでしてみませんか?