英検3級のリーディング問題とは、短文・長文を読んで解く筆記試験です。3つの大問で構成され、合計で30問出題されます。
英検4級よりも問題の数は減っていますが、必要な文法レベルが上がり出題される長文も長くなります。
初めて英検3級に挑む、あるいは再挑戦を考えている人も、本記事を読んでまずは英検3級のリーディング試験の構成を理解しましょう。そして、問題の解き方のコツとテクニックを覚えて過去問に挑んでみてください!
目次
英検3級リーディングの問題数と形式
英検3級のリーディングは、問題冊子を開いた時最初に出てくる問題です。
大問 | 問題数 | 内容 |
大問1:短文の語句空所補充 | 15問 | 短文の空所部分にあてはまる語句を4つの選択肢の中から選ぶ |
大問2:会話文の文空所補充 | 5問 | 短い会話文の空所部分にあてはまる文を4つの選択肢から選ぶ |
大問3:長文の内容一致選択 | 10問 | A:長文「掲示内容」に関する質問に答えるB:長文「Eメール」に関する質問に答えるC:長文「説明文」に関する質問に答える |
大問3はリーディングの中でも長文問題に該当します。A・B・Cの3種類の長文に対して、合計10問の問題が出題されます。
英検3級のリーディングの問題は、家や学校、食事や天気のように身近な話題が多い傾向にあります。それでも英検4級に比べると、文章量が1.5倍くらいになっているため、普段から長文を読む習慣をつけておくと良いでしょう。
英検3級リーディングの合格基準
英検3級のリーディングの合格点は、正確には算出できません。リーディング・リスニング・ライティングすべて合わせて、1650点満点中1103点を取ることで合格が可能です。
1650点満点中1103点だと67%の得点率ですが、問題の難易度によってスコア調整が行われるためギリギリでは不合格になる可能性があります。
例年の傾向から見て、一次試験全体で7割の得点で心配なく合格できます。
英検3級の配点は次のようになっています。
満点 | 7割の得点 | |
リーディング | 550点 | 385点 |
リスニング | 550点 | 385点 |
ライティング | 550点 | 385点 |
合計 | 1650点 | 1155点 |
英検3級のリーディングは、30問で550点です。このため1問あたり約18点と計算できます。上記のようにリーディング・リスニング・ライティングのすべてで7割の得点を目指すとすると、リーディングでは約21問の正解が必要です。
正確な配点が不明なため目安となりますが、最低ラインとして21問の正解を目指すと良いでしょう。
英検3級リーディングを解く時の時間配分
英検3級の一次試験の時間は、全部で75分です。リーディングとライティングの2つで50分、リスニングで25分に分けられます。
リーディングとライティングの時間配分の例として、下記を参考にしてみてください。
問題 | 問題数 | 時間配分 |
リーディング大問1 | 15問 | 10分 |
リーディング大問2 | 5問 | 5分 |
リーディング大問3 | 10問 | 20分 |
ライティング | 1問 | 10分 |
見直し | 31問 | 5分 |
このようにして見ると、大問一つ一つにかけられる時間は案外少ないものです。
まずは上記の時間配分で過去問にチャレンジしてみましょう。やってみて時間が足りなかった、という部分があれば調整してみてください。
試験当日に使えるテクニック
ここでは、試験本番で使えるテクニックをパターン別にご紹介します。
あくまで試験で使えるテクニックに過ぎませんので、英検3級のリーディング試験合格に必要とされる基礎的な英語力を、しっかりと身につけることが大切だということを忘れないようにしましょう。
短文の語句空所補充
15問と問題数が多いです。読んでみてわからない問題は飛ばし、確実に正答できる問題から解くようにします。4つの選択肢が与えられているので、消去法を使いながらに答えを絞っていくとよいでしょう。
会話文の文空所補充
正答がすぐに分からない時は、会話の雰囲気をイメージしましょう。会話がポジティブな方向に進んでいるか否かを掴むことができれば、選択肢から解ける場合があります。
長文の内容一致選択
長文ですから初めから終わりまで読んでいくと時間を取られます。正解するのに必要な部分だけを拾い読みできることが求められます。先に問題に目を通してから長文を読み始めましょう。その際、問題にある固有名詞や数字などキーワードが出て来ないか注意してメリハリをつけて読み進めると効果的です。
英検3級リーディング勉強法・対策
英検3級のリーディング試験は、身近な英語を理解し、使用できることが求められる基礎力の集大成試験だと言われます。どのような勉強法・対策が必要でしょうか。
ご紹介した通り、リーディング試験は3つの問題形式で出題されます。パターン1と2の空所補充問題では基礎的な語彙力と文法の基礎的知識を試され、長文問題では基礎的な語彙力と文法の基礎的知識を前提にした読解力が求められます。
ですから、直前期に追い込みを駆けるような学習の仕方ではなく、毎日少しずつでもよいのでコツコツと知識と読解力を積み上げていくやり方が向いています。語彙力・文法知識を身につけながら過去問や練習問題に挑戦するのと並行して、特に長文問題への対処としてとにかくたくさんの英文を読む多読を行うと効果的です。多読を行うことで、短時間で英語長文の大意を掴めるようになってきます。制限時間に対して問題数が多い3級試験を突破するために是非身につけておきたい能力です。
小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!
英語塾キャタルでは、英検準1級に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。
英語塾キャタル自由が丘校に通う小学6年生Kさんは、キャタルに入ってはじめて英検3級を受験し、ストーレートで合格を果たしました。
合格の秘訣は、
- キャタルのレッスンでの英検受験準備カリキュラム
- オンラインの英検演習講座
- 自宅での過去問頻出単語の復讐
この3つだと語ってくれたKさん。はじめは英検を受けるつもりのなかったそうですが、英語力が上がったタイミングで自由が丘校の校長から勧められたことでチャレンジ!合格したことで自信につながり、「留学をしたい!」という夢を見つけることができました。
英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!