英検準2級・3級・4級・5級対策!リーディング・大問1が苦手な方必見、合格のコツと単語学習法をご紹介

英検準2級 3級 4級 5級向け大問1苦手の方必見!合格のコツと対策をご紹介!

こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。ただ合格するだけでなく英検レベルを十分に満たす一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、英検準2級・3級・4級・5級の大問1対策について、各級のレベルやポイント、学習方法などを解説します。ぜひ最後までお読みください!

英検リーディングの大問1

英検のリーディングセクションで唯一、5級から1級まで、全ての級で同じように出題されるのが大問1です。このことからも、単語や熟語は英語学習の基本であるといえます。どんなに文法力やリスニング力があっても、肝心の単語がわからなければどうしようもありません。つまり、単語量を増やすことが最初の一歩なのです。

単語や熟語は英語学習の基本

英検の一次試験では、読んで解答するリーディングセクションと、自分の考えなどを書くライティングセクション、聴いて解答するリスニングセクションがあり、二次試験には面接形式のスピーキングセクションがあります。

リーディングセクションは、単語と熟語と文法問題からなる大問1と、会話文の空所補充や、短文の語句整序(並べ替え)、長文読解などからなる大問2~4があり、構成は級によって異なります。リーディングセクションで唯一、5級から1級まで、全ての級で同じように出題されるのが大問1です。

このことからも、単語や熟語は英語学習の基本であるといえます。どんなに文法力やリスニング力があっても、肝心の単語がわからなければどうしようもありません。つまり、単語量を増やすことが最初の一歩なのです。

各級ともに、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能で等分に配点されています(4・5級は2技能で半分ずつ)。どの技能も合格点を満たしていないと合格できません。例えば、ライティングで0点だと他が満点でも不合格になります。

英検大問説明

大問1は単語を知っているかどうかで決まる

英検準2級の過去問例題

では、大問1の実際の出題を見てみましょう。

Ron’s sister had a baby boy on Thursday. He could not wait to meet his new ( ).

1. cousin
2. nephew
3. author
4. mayor

ロンの姉は木曜日に男の赤ちゃんを産んだ。彼は新しい(  )に会うのが待ちきれなかった。

1. いとこ
2.おい
3.著者
4.市長

正解は 2. nephew です。

5、4、3級は15問、準2、2級は20問、準1、1級は25問

大問1は、空欄に適する語句を4つの選択肢から選ぶ問題です。
この例題では、選択肢がすべて人を表す名詞ですが、動詞だったり、形容詞だったり、熟語も問われます。
5~3級は15問、準2・2級は20問、準1・1級は25問出題されます。

単語はどのくらい覚えたらいいの?

大問で高得点を取るためには、とにかく知っている単語の数を増やさなければなりません。
旺文社のサイト(https://eigonotomo.com/eiken)に掲載されている「各級で必要とされている単語数」は以下の通りです。

5級 約600語
4級 約1300語
3級 約2100語
準2級 約3600語
2級 約5100語
準2級 約7500語
2級 10000~15000語

数字だけを見てもピンとこないかもしれませんね。目安として、中学生が高校入試に必要な単語数が2000語ですので3級レベル、高校生が大学受験のために必要な単語数は5000語ですので、2級レベルです。東大や京大のような難関大学の受験には、7000語が必要と言われていますから、準1級レベルです。

それって効果的?やりがちな英単語学習法

「単語の暗記がとにかく苦手で…」という方、多いと思います。なかなか覚えられない、とか、覚えたのに次の日には忘れてしまっている、という声もよく聞きます。一生懸命やっているのに、単語数が増えないのは、効率が悪いですし、やる気も続きませんね。何より、楽しくない!これが最もよくありません。

では、みなさんは単語を覚えるのにどのような手段を使っているのでしょうか。その方法は本当に効果があるのでしょうか?

とにかく書いて覚える=実は非効率

「とにかく書いて覚える」という方、確かに何度も書くと頭に入りやすいですね。ノートにびっしり書かれた文字を見ると達成感がありますが、けっこうすぐ忘れてしまいませんか?実は、この「何度も書く」という方法は、テストの前日に一夜漬けするスペリング(つづり)の練習には効果がありますが、新出単語を覚えるのにはあまり適していないのです。しかも、時間をかけて頑張った割には定着せず、非効率な方法です。

単語集を赤シートで覚える=暗記確認には有効

「単語集を赤シートで覚える」という方、市販の単語集は必需品です。持ち歩いてどこでも学習できるのも長所ですね。でも、それは「すでに暗記した単語を本当に覚えているかどうか確認する」には向いていますが、ゼロから赤シートで暗記しようとしても、覚えたようで覚えていません。それは、どうしても順番や掲載の位置で覚えてしまうからです。単語集の赤シートでは覚えたはずの単語がテストに出て、ページのどのあたりに掲載されていたのかは覚えているのに肝心の意味が思い出せない、なんて笑い話もあるほどです。

効果的な英単語の覚え方!7つのポイントを押さえよう

ここでは、効果的に英単語を覚えるために大切なポイントをお伝えしたいと思います。

脳に重要な情報だと思わせる

人間の脳は、重要でないと判断した情報は忘れるようにできています。日常生活で目に入った情報すべてを暗記していたらすぐパンクしちゃいますもんね。だから、せっかく暗記したつもりでも数日経つと半分以下になっていることがあるのです。逆に、インパクトのある出来事は二度と忘れないですね。要は、脳に重要な情報だと思ってもらうことが大切です。

視覚、聴覚を使い、発声し書く

そのためには、五感を使うことです。例えば、ただ単語を眺めるだけでは、視覚のみの情報ですが、見る、音を聴く、自分も発声する、書く、という作業を同時にすると、さまざまな感覚を使っていますから、脳がせっせと働くことになり、情報を重要視してくれやすいのです。さらに可能なら、その単語を印象付けるような動きをすることをお勧めします。

ジェスチャーを交えて覚える

私は学生の時、vast(広大な)という単語を覚えるまで、使う際には必ず、両手を大きく広げて「ヴァースト!」と叫んでいました。warn(警告する)という単語の時は、「ウォーンウォーンウォーン」と警告音を出していましたし、breakthrough(飛躍的進歩)ではウルトラマンのように片手を高くあげて「ブレイクスルー!」と立ち上がっていました。やや恥ずかしいですが、すぐに覚えられますし月日が経っても忘れません。

自家製単語カードが最良◎

ところで、例えば準2級用の単語集には1500語くらい掲載されているものが多いですが、その全部が知らない単語でしょうか?きっとそんなことないですよね。3級を合格した人でしたら、1500語のうち少なくとも500語、もしかすると半分はすでに知っているのではないかと思います。残りの知らない単語だけで一冊になってくれたらいいのですが、人それぞれですので、そういうわけにはいきませんね。

自分仕様にカスタマイズできる

そこで、自分の必要とする単語だけの単語集を自分で作る必要があります。しかもそれが、

①順番を変えることができて
②どこでも持ち歩いてスキマ時間にも学習できて
③暗記できたらその単語を外すこともできる 

と最高ですよね。①~③の条件を満たすツールは、やはり単語帳だと思います。
え、単語帳って、昭和の人たちが使っていたアレでしょ?あまりに原始的なのでは?と驚かれるかもしれません。でも今のところはやはり単語帳が最強だと思っています。100円ショップでは2つ入りで100円で売られています。

単語帳の使い方

まずは、単語集に掲載されている単語のうち知らない単語のみで単語帳2冊を作ってください。そして五感を使って暗記しましょう。もちろん、時々シャッフルしたり、裏表を逆にしたりしてくださいね。
けっこう覚えた、と思えたら、2冊ともリングから外しテストをしてみて、覚えたカードばかりの単語帳と、まだ覚えていなかったカードの単語帳の2つに分けます。
そして単語集の続きから新しい単語帳を1つ作ります。覚えていなかったカードでできた単語帳と、新しい単語帳の2冊でまた暗記を始める、という方法です。たまに、覚えた単語帳をまだ忘れていないかどうかのテストもしてみてください。中には忘れてしまっている単語もあるでしょうから、そのカードは覚えていない方の単語帳に移動させます。

この作業を繰り返して、覚えたカードでできた単語帳がどんどん増えていった頃に、元の単語集を赤シートでやってみてください。おもしろいくらいスラスラとできて気もちがいいですよ。

ネットやアプリの単語暗記ツールに期待

すでに、インターネット上やスマホのアプリには、単語を暗記するためのものがたくさんあります。ゲーム感覚になっていたり、選択肢から選ぶものもあれば、スペリングさせるものもあり、自分だけの単語帳を作れるものもあります。今後どんどん改良され、単語帳に代わる最良のアイテムになる期待が持てます。

現段階では定着の確認には有効

ただ、今の段階では「自分の単語力を測るため」または「覚えているかどうかを確認するため」のツールとしては便利ですが、これだけで暗記しようとしてもなかなか定着しないのが現状です。

アウトプットすればするほど定着する英単語学習法

英単語を勉強してもすぐに忘れてしまう、というお悩みを抱えている方は多いと思います。それは単なる暗記になってしまい、定着していないことが大きな要因です。そのため、定着するまでアウトプットを繰り返すことがとても大切です。ここでは、アウトプットの仕方をご紹介します。

5人の人に教えて覚える

受験生だった遠い昔のことですが、単語がなかなか覚えられず困っていた頃、何かの本で「どんなことでも5人に教えたら覚えられる」というのを読み、実行したことがあります。1日5つの単語を覚える、と決め、それを家族や学校の友だち、先生など5人以上に「今日の単語」として披露していました。最初の頃はキョトンとされましたが、そのうち慣れてきて、友だちも一緒に覚えてしまったと喜ばれたり、先生には前の日に披露した単語を覚えているかどうか抜き打ちチェックされたりと、私の日課になっていました。
それ以外にも、鏡を見たら必ず今日の5単語を言う、今日の5単語を書いたらチョコを食べてもいい、とか、通学のバスの窓が曇っていたらそこにつづりを書いてみたりなど、とにかくその日はその5単語を徹底的に反復します。

1ヶ月150語、半年で900語

それ以外に単語の学習の時間を作ることはしませんでしたが、単語量は1カ月で150語、半年で900語も増えることになりますし、1日を一緒に過ごしたその5単語は、1カ月経っても忘れずに定着していました。今の時代なら、毎日1日5単語をツイッターでつぶやく、なんてこともできますね。

定着させることが単語学習のゴール

1日5単語なんて足りない、自分は1日で30個覚えたことがあるよ、という人もいるかもしれませんが、頑張った割には一週間後には半分くらいしか覚えていないのではないでしょうか?それはとても効率が悪くてもったいないです。
単語は、覚えることはできるけれど、定着させるのが難しいですよね。覚えた単語を何回も口に出すとか紙に書くなど、アウトプットを繰り返すことでやっと定着します。「5人に教えたら覚えられる」というのは、アウトプットの大切さを意味していたのですね。

単語はその時だけでなく1カ月経っても覚えていて、つづりも正しく覚えることでやっと「暗記した」と言えます。そのためには、五感を使って覚え、それを繰り返しアウトプットすることで、定着します。コツコツと地道な作業ではありますが、それを自分なりに工夫して楽しんでできると、単語量はグッとアップします。

繰り返し声に出しながら書いて覚える

手を動かしたり、声に出したりしながら勉強するのが向いている人もいることかと思います。ぜひ英検頻出単語を「声に出して単語を読む→意味がわかるか確認→スペルを意識しながら何度も書く」を行ってみてください。英検3級・4級・5級の方にご活用いただける練習プリント、Spelling Worksheetであれば今すぐ勉強が始められます。ぜひダウンロードしてご活用ください。

英検3級〜5級対策spelling worksheet

本当に英単語を理解するには、意味だけでは不十分

単語量が増えるということは大問1の単語問題はもちろん、長文問題やリスニング、ライティング、スピーキングも強くなります。ライティングやスピーキングになると、ただ単語量を増やすだけでなく表現力も大切になっていきます。ただ試験の問題を解くだけなら単語を当てはめるだけですが、日常会話やメールなどの文章を書くとなると話は変わってきます。

ネイティブが日常の会話で使う言葉には、日本語とのニュアンスの違いなどがあります。例えば、「Apple」という単語を直訳すると「りんご」ですが、「Apple」にはたくさんの意味合いがあります。宗教的に禁断の果実としての象徴となる「Apple」もあれば、「One bad apple spoils the barrel」という諺に含まれるような、最初に1個腐ると周囲がどんどん腐っていくという意味合いの「Apple」もあります。そういうニュアンスの違いは、日本語の意味と直訳していくと理解をすることができなくなってしまいます。

そもそも日本と英語圏の国々とは文化が違うので、ニュアンスの違いがあるのは当たり前ですよね。その文化の違いやニュアンスの違いを知るには、英語を英語のまま理解することが大切です。

対策期間2週間で英検2級に合格した中学3年生のストーリー

英語塾キャタルでは、英検に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。

対策期間2週間で英検2級に合格した中学3年生のストーリー

英語塾キャタル池袋校に通う中学3年生Kさんは暗記が苦手でしたが、キャタルのコーチから例文を使って単語の説明を受けたことをきっかけに、必ず例文と一緒に単語の意味を理解するようになりました。例文を使って理解することで、「これはこういう使い方だからこういう意味だ」と思い出しやすくなり、苦手克服へと繋がりました。

また、Kさんはキャタルのレッスンで英語力を身につけた力試しとして英検を受験したため、一次試験の対策はほとんどせずに合格しています。そんなKさんも、キャタルに入塾した当初は周りの生徒と自分の英語力の差に悔しい思いをしました。「もっと英語ができるようになりたい!」という思いから、英語学習を習慣化させてコツコツと英語力を身につけていきました。

英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検2級に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!