英検3級では、英検5級・4級にはない「ライティング」が出題されます。初めてのライティング試験に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、英検3級のライティングは書き方のコツと採点基準を押さえれば、しっかり得点が可能です。本記事では、英検3級のライティングで高得点を取るための5つのコツを中心に、以下の内容をわかりやすく解説します。
- 英検3級ライティングの試験概要(出題形式・語数・配点)
- 採点基準となる4つの観点
- 高得点を取る5つのコツ
- すぐに使えるテンプレート(型)と模範解答例
- よく出るトピック一覧
記事を読んだあとは5つのコツを意識しながら、英検3級の過去問を解いてみてください。きっと以前より点数が上がっているはずです。
英検3級のくわしい試験内容及び配点についてはこちらからご確認いただけます。

英検3級ライティングの試験概要
まずは、英検3級のライティング試験がどのような形式で出題されるのかを確認しましょう。
英検3級のライティングでは、与えられたQUESTION(質問)に対して、自分の考えと理由2つを英語で書くことが求められます。語数の目安は25〜35語です。
試験時間は筆記全体で50分ですが、リーディング問題もあるため、ライティングに使える時間は15分程度が目安です。時間配分を意識して練習しておきましょう。
配点はCSEスコアで550点満点です。リーディング(550点)・リスニング(550点)と同じ配点なので、ライティングだけで全体の約1/3を占めます。ライティングの対策をしっかり行うことが、合格への大きな近道です。
2026年度の英検試験日程
2026年度の従来型英検(個人申込・本会場)の日程は以下のとおりです。
【第1回検定】
- 個人申込期間:2026年3月23日(月)〜 5月7日(木)
- 一次試験(本会場):2026年5月31日(日)
- 一次試験 ウェブ合否公開:2026年6月22日(月)
- 二次試験A日程:2026年7月5日(日)
- 二次試験B日程:2026年7月12日(日)
【第2回検定】
- 個人申込期間:2026年6月30日(火)〜 9月7日(月)
- 一次試験(本会場):2026年10月4日(日)
- 一次試験 ウェブ合否公開:2026年10月26日(月)
- 二次試験A日程:2026年11月8日(日)
- 二次試験B日程:2026年11月15日(日)
【第3回検定】
- 個人申込期間:2026年10月30日(金)〜 12月14日(月)
- 一次試験(本会場):2027年1月24日(日)
- 一次試験 ウェブ合否公開:2027年2月15日(月)
- 二次試験A日程:2027年2月28日(日)
- 二次試験B日程:2027年3月7日(日)
2026年度より検定料は全級一律100円引き下げとなりました。3級の検定料は本会場(個人申込)が6,800円、準会場(団体申込)が4,900円です。
※日程は変更される可能性があります。最新情報は英検公式サイトでご確認ください。
英検3級ライティングの採点基準(4つの観点)
英検3級のライティングは、以下の4つの観点で採点されます。高得点を狙うには、それぞれの観点を理解しておくことが大切です。
観点①:内容
QUESTIONで求められている内容に、きちんと答えられているかが評価されます。質問に対して自分の考えを明確に述べ、それを裏付ける理由が2つ書かれていることが必要です。質問と関係のないことを書くと減点の対象になります。
観点②:構成
英文の構成や流れがわかりやすく、論理的であるかが評価されます。「主張 → 理由1 → 理由2」の順番で書き、接続詞を使って文と文をスムーズにつなげることがポイントです。
観点③:語彙
課題にふさわしい語彙(単語)を正しく使えているかが評価されます。同じ単語の繰り返しを避け、3級レベルの単語を使い分けられるとよいでしょう。スペルミスも減点の対象になるので注意が必要です。
観点④:文法
文構造のバリエーションがあり、それらを正しく使えているかが評価されます。becauseを使った複文や、I thinkなどの表現を正確に使えるようにしておきましょう。文法ミスが多いと大きな減点につながります。
採点基準の詳細は英検公式サイトで確認できます。
英検3級ライティングで高得点を取る5つのコツ
英検3級のライティングで高得点を取るためには、以下の5つのコツを押さえることが大切です。
- 質問に答える
- 理由をふたつ書く
- 立場をはっきりさせる
- 接続詞を使う
- 英語ではない言葉を使うときは説明する
さらに英検3級レベルの文法と語彙力も必要となります。
文法と語彙力は直前になってから急いで対策するのは難しいため、計画的に準備をし習得しておきましょう。準備をした後は試験直前に過去問を解き、5つのポイントを押さえたライティングになっているかを確認してみてください。詳しい内容とともに、それぞれのコツについて解説します。
質問に答える
まずは聞かれた質問に対して、真正面から明確に答える記述を作成することから始めます。これはライティングの書き方の基本中の基本です。
英検公式サイトにも明確に、質問に答えていない解答は0点あるいは減点対象となることが記載されています。
回答内容がQUESTIONに答えていないと判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。また解答の中にQUESTIONとは全く関係のない内容が含まれている場合には、減点の対象となります。
引用元:英検公式サイト
例えば下記の例は「好きな季節は?」という質問に対する回答として、冬が好きそうに読み取れますね。
しかし「冬が好き」と明確に答えていないため、減点の対象となります。

減点にならないようにするためには、はっきりと答えを示す“I love winter the best. “から文章を始めましょう。英語の文章を作成する際はまず答えを書き、その後に理由を書く、と覚えておくのがおすすめです。
さらに指定された文字数(3級の場合25語~35語)で書くことは大事ですが、たくさん書けば点数が上がるわけではありません。「必要なことだけを書く」ということを忘れないようにしましょう。
理由をふたつ書く
英検3級のライティングでは、答えに対して明確にふたつの理由を書くことが必要です。理由が1つだけでは減点されてしまうため、必ず2つ書くようにしましょう。
3級のライティングテストでは、「自分の考えとその理由ふたつ」を書くことが課題となっており、語数の目安は25語~35語とされています。解答が極端に短い場合や理由がひとつしか書かれていない場合は、減点の対象となります。
引用元:英検公式サイト
例えば、下記のような解答例は「好きな季節は?」という質問には、きちんと答えられています。しかし答えが短く、理由が足りません。

減点対象にならないようにするためには 、”I like spring because….Also, ….”のように冬が好きな理由を書きましょう。
理由がふたつあることが明確にわかるように、ふたつの文章に分けて書くことを意識してみてください。
立場をはっきりさせる
英検のライティング問題では、YesかNoかの立場をはっきりとさせましょう。どちらの立場でも理由を書ける場合は、より多く理由を書ける方を選択しましょう!
自分が述べた考えに矛盾する内容の理由や説明を書かないようにしましょう。「どれがよいですか(好きですか)」のようなQUESTIONの場合には必ず自分の考えをひとつに絞り、それに対する理由をふたつ書きましょう。
引用元:英検公式サイト
例えば下記の回答では、好きな季節が夏と冬で変わってしまっています。途中で解答がブレると減点対象になるため、「夏が好きです」から文章を始めた場合は、夏が好きな理由のみを書きましょう。

「本当は春が好きだけれど理由が思いつかない!」という場合は、理由を書きやすいものを選びましょう。ライティングでは、本当の気持ちよりも「理由を2つ書けるかどうか」を優先することが大切です。
接続詞を使う
3級のライティングでは、「文章の流れがスムーズである」かどうかもチェックされます。
理由を書く際は、具体的な例や説明がないと減点の対象になります。また、伝えたい情報の流れを示す表現(接続詞など)を使用しないと、英文全体の構成が分かりにくく、減点の対象になります。
引用元:英検公式サイト
例えば下記の解答例は質問には答えられていますが、各文章が短く単調です。次に何を話すつもりなのかも予測しづらく、文章の流れがわかりにくいですよね。

減点にならないようにするためには、”I like winter because I like cold weather.” のように文と文をつなげる「接続詞」を使用してみてください。
3級ライティングでは、下記の接続詞を使用するとよいでしょう。
- also
- because
- for example
- so
複雑な文章を組み立てる必要はありませんが、単調すぎる文章は減点対象になります。減点を防ぐためにはふたつの文章をbecauseで繋げたり、for exampleを使って例示したり工夫してみてください。
英語ではない言葉を使うときは説明する
英検3級のライティングで日本語を使用するのは、問題ありません。ただし、読む人が理解できない単語は減点対象となるため、使用する日本語の説明が必要です。
どうしても英語以外の言葉を使う必要がある場合は、その言語を理解できない人にも分かるように説明を加えましょう。
引用元:英検公式サイト
例えば下記の解答例では、雪まつりの説明はできていますが、餅つきの説明が足りません。

「英語ではない言葉」の例として他にも次のようなものが考えられます。
- 花見(hanami)
- お祭り(omatsuri)
- 花火(hanabi)
- スイカ割り(suikawari)
上記は日本語のままローマ字表記で使用してもよいですが、下記のように説明を追加するようにしましょう。
- hanami:flower viewing
- omatsuri:traditional Japanese festival
- hanabi:Japanese fireworks
- suikawari:Japanese game which uses watermelon
tofuやwasabiのように、そのまま海外で使われている日本語の単語もあるため、現地の人もわかると思って補足説明を省いてしまうことがありますが、減点の対象となります。英検のライティングで日本語のまま単語を使用するときは、簡単な説明を追加することを忘れないようにしましょう。
英検3級ライティングで使えるテンプレート(型)
英検3級のライティングには、決まった「型」があります。この型に当てはめるだけで、採点基準を満たした解答を書くことができます。
【基本テンプレート】
- 1文目(主張):I think / I like / My favorite is ~.(自分の考えを述べる)
- 2文目(理由1):First, ~. / I have two reasons. First, ~. / Because ~.(1つ目の理由)
- 3文目(理由2):Also, ~. / Second, ~.(2つ目の理由)
それでは、このテンプレートを使った解答例を見てみましょう。
【QUESTION】 What do you like to do on weekends?
【解答例1】
I like to play soccer on weekends. First, it is fun to play with my friends. Also, playing soccer is good for my health. (26語)
【ポイント】 1文目で「サッカーが好き」と主張を述べ、becauseの代わりにFirst / Alsoで理由を2つ書いています。シンプルですが、テンプレートどおりの構成で高得点が期待できます。
【QUESTION】 Do you think students should read more books?
【解答例2】
I think students should read more books. First, reading books helps them learn new words. Also, they can learn about many things from books. (25語)
【ポイント】 Yes/No形式の質問では、I think ~. で自分の立場を明確にしてから理由を述べるのがコツです。
英検3級ライティングの模範解答例
ここでは、過去問のトピックをもとにした模範解答例を紹介します。それぞれのポイント解説も参考にしてください。
【QUESTION】 What season do you like the best?
【模範解答】
I like summer the best. First, I can swim in the sea with my family. Also, summer vacation is very long, so I can do many fun things. (30語)
【ポイント】 「好きな季節」に対して”I like summer the best.”と1文目で明確に回答しています。理由もFirst / Alsoで分けて書かれており、構成がわかりやすいです。
【QUESTION】 Where do you want to go during your vacation?
【模範解答】
I want to go to Okinawa during my vacation. First, I like beautiful beaches and I can enjoy swimming there. Also, the food in Okinawa is very delicious. (28語)
【ポイント】 地名(Okinawa)を使って具体的に答えています。理由に「ビーチ」「食べ物」と異なる視点を2つ挙げることで、内容に厚みを持たせています。
【QUESTION】 Do you think it is important to eat breakfast every day?
【模範解答】
I think it is important to eat breakfast every day. First, breakfast gives us energy for the morning. Also, we can study better after eating breakfast. (27語)
【ポイント】 Do you think ~? の質問に対してI think ~. で立場を明確にしています。理由は「エネルギー」「勉強の集中力」という身近な例で書かれており、説得力があります。
英検3級ライティングでよく出るトピック一覧
英検3級のライティングでは、日常生活に関する身近なトピックが出題されます。過去の出題傾向から、よく出るジャンルと質問例をまとめました。事前にさまざまなトピックで練習しておくと、本番で落ち着いて書けるようになります。
【日常生活・習慣】
- What do you like to do on weekends?
- What do you usually do after school?
- Do you think it is important to eat breakfast every day?
【趣味・スポーツ】
- What sport do you like the best?
- Do you like reading books?
- What do you enjoy doing in your free time?
【学校】
- What subject do you like the best?
- Do you think students should study more?
- Do you like your school lunch?
【季節・行事】
- What season do you like the best?
- Where do you want to go during your vacation?
- What event do you enjoy the most?
【食べ物】
- What food do you like the best?
- Do you like cooking?
- Do you think eating vegetables is important?
上記のトピックについて、テンプレートを使って「主張+理由2つ」の型で何度も書く練習をしてみましょう。くり返し書くことで、本番でも自信を持って解答できるようになります。
英検3級|お子さまの苦手を克服するアドバイスをダウンロード
英語塾キャタルのバイリンガル教師が、実際にレッスンでアドバイスしている対策を資料にまとめました。大問別に何が苦手でつまずいているのか、苦手を克服するためにどんな対策をしたら良いのかがわかります。
英検の過去問を解いた後や試験の結果が出た後は、振り返ることがとても大切です。ただ解いて終わりではなく、「なぜここで点数が取れていないんだろう?」「もっとできるようになるには?」と振り返ることで、英語力を伸ばしていくことができます。
ぜひ、このレポートをダウンロードしてお役立てください。

キャタルのレッスンが英検3級合格へ導く
英検3級のライティングにおいて最も効果的な学習方法は、書いたものに対してフィードバックをもらうことです。
キャタルでは、英語のネイティブスピーカーである海外大学生やバイリンガルからライティングのフィードバックがもらえる独自開発ツール「Rewrites」を日頃から活用しています。「Rewrites」では、ライティングに対するフィードバックを毎週もらえます。
キャタルでは英検に合格するために日本語主体の問題集を解くような学習はしていません。そのような学習は「本当の英語力」習得の妨げになるからです。しかし「Rewrites」を含めた日頃のレッスンによって身についた「本当の英語力」があれば、自然と英検に合格できるようになっています。
キャタルのRewritesについてくわしく解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。そしてRewritesに興味を持っていただけたら、ぜひ一度英語塾キャタルの無料体験レッスンを受講してみてください。