こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。英検合格はもちろんのこと一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、英検3級の難易度や合格点・合格率、4級との違い、具体的な勉強法・対策を紹介します。ぜひ最後までお読みくださいね!
目次
英検とは
英検は、公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語技能検定です。正式名称は「実用英語技能検定」といい、英語に関する検定では日本において最も歴史があります。
学習レベルに応じて5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つの級が設けられており、一歩ずつ確実にステップアップしながら英語力を身につけることができます。
英検では「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の4技能が問われ、総合的に英語力を身につけていくことが可能です。2015年度からは合否判定の他、英語の技能ごとの能力を国際的な尺度で計るための指標「CSEスコア」も用いられ、各技能を客観的に測定することが可能となりました。
開催回数は年3回、全国各地の会場で受験が可能です。受験料は各級で異なりますが、3級を本会場受験で申し込んだ場合は4,900円です。
英検3級のレベル・合格点・合格率
レベル
英検3級のレベルは、中学卒業程度で、必要な語彙力は2,100語程度です。英検の公式サイトによれば、5~3級の習得目標は「使える英語の登竜門」とされています。3級は、5級・4級で積み上げてきた基礎的な英語力の集大成としての級と言えます。
合格点
試験内容は、筆記とリスニングからなる一次試験と、面接形式の二次試験とに分かれます。一次試験ではリーディング・ライティング・リスニングの3技能、二次試験ではスピーキングの能力がそれぞれ測定されます。
英検3級一次試験の問題数、目安時間配分、CSEスコア、合格ラインは以下のとおりです。
英検3級二次試験の問題数、目安時間配分、CSEスコア、合格ラインは以下のとおりです。
およそ65%得点すれば合格ラインです。合格率は50%台なので、英語を楽しみながら基礎力を固め、その上で3級の対策を行えば合格も難しくないでしょう。
英検3級と4級との違い
5級、4級までは一次面接で合否が決まり、スピーキングは希望者のみ受験することができる録音型の面接でした。しかし、3級からはスピーキングテストは必須となり、形式も1対1の面接型の試験に変わります。面接では、発音、語彙、文法などはもちろん、英語で的確かつ自然なコミュニケーションを取ることができるかなど、話す力がより正確に測定されます。
さらに、4級までは筆記試験はリーディングとリスニングのみでしたが、3級からはライティングの試験が加わります。
このように、3級からは試験内容が変わり、総合的な英語力を測定されますので4技能の学習をバランスよく進めていく必要があります。
TOEICやTOEFLとのレベル比較
英検と同じくスタンダードな英語試験であるTOEIC、GTEC、TOEFLと、英検3級レベルの比較を以下の表にまとめました。
英検3級のレベルってTOEICやTOEFLとの難易度などを徹底比較
受験するメリット
英検は、米国、カナダ、オーストラリアなど世界各国の約400の教育機関で、海外留学時の語学力証明資格に認定されています。また、国内でも高校や大学などでは、取得した級に応じて入学試験や単位認定の際に優遇措置を受けることができます。
英検3級を持っているということは、「中学校卒業レベル」の標準的な英語力が身に付いているということを意味します。英語に対する苦手意識が強い人の中には、中学英語でつまずいて英語嫌いになってしまう人が少なくありません。そのため、英語の基礎ができているのかを確認するために英検3級を受験することはおすすめです。
英検3級試験内容
ここでは一次試験及び二次試験の試験内容を解説します。
一次試験
一次試験では、場面は家庭や学校、公共施設や電話でのやり取りなどを想定したものが出題されます。テーマは天気などの日常的なものから、歴史、海外の文化といった教養を深める内容まで出題されます。ライティング以外はマークシート方式で回答します。
時間配分
試験時間:筆記(50分)/リスニング(約25分)
リーディング
短文の語句の空所補充(15問):文脈に合う適切な語句を四択から選ぶ
会話文の空所補充(5問):会話文の空所に適切な文や語句を四択から選ぶ
長文の内容の一致選択(10問):文章に関する質問の答えを四択から選ぶ
ライティング
質問に対して25~35語を目安に、自身の考えとその理由を2つ自由記述で回答
リスニング
会話の応答文選択(10問):会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを三択(放送)から選ぶ
会話の内容の一致選択(10問):会話に関する質問の答えを四択(印刷)から選ぶ
文の内容の一致選択(10問):短い文章に関する質問の答えを四択(印刷)から選ぶ
二次試験
面接は面接官と1対1で行われます。出題内容は下記のとおりです。
試験時間
面接時間:約5分
面接スピーキング
二次試験では、身近なことに関する話題が扱われ、ラジオを聴く、冬のスポーツ、四季などが過去に出題されています。
①30語程度のパッセージ音読
②パッセージについての質問
③イラストについての質問
④受験者自身のことや身近な事柄に関する質問
日程
英検3級の2024年度および2025年度の試験日程は以下の通りです。
2024年度 第3回検定
- 一次試験: 2025年1月26日(日)
- 二次試験: A日程 2025年3月2日(日)、B日程 2025年3月9日(日)
2025年度 第1回検定
- 一次試験: 2025年6月1日(日)
- 二次試験: A日程 2025年7月6日(日)、B日程 2025年7月13日(日)
2025年度 第2回検定
- 一次試験: 2025年10月5日(日)
- 二次試験: A日程 2025年11月9日(日)、B日程 2025年11月16日(日)
2025年度 第3回検定
- 一次試験: 2026年1月25日(日)
- 二次試験: A日程 2026年3月1日(日)、B日程 2026年3月8日(日)
なお、二次試験の日程は受験者の年齢によってA日程またはB日程に割り当てられます。満20歳以下(2004年4月2日以降生まれ)の受験者はB日程、満21歳以上(2004年4月1日以前生まれ)の受験者はA日程となります。
詳細や最新情報は、公益財団法人 日本英語検定協会の公式ウェブサイトをご確認ください。
英検3級の勉強法・対策
英検3級合格のための勉強法や対策についてご紹介します。
リーディング(長文読解)対策
リーディングの大問3で出題される長文読解はパターンが決まっています。3つのパターンの内容と構造を把握しておきましょう。
A.掲示
学内のイベントの案内文、求人広告など幅広い内容が出題されます。
必要な情報が一目でわかるように情報は箇条書きでまとめられています。
B.手紙またはEメール
友人や親戚に宛てたものが多く、ホームステイや学校生活、趣味といった身近な内容が扱われています。
最初に、宛名と差出人を確認し、文中に登場する人物を整理しながら読み進めていきます。
C.説明文
人物の生い立ちや功績、動物の生態や観光地の案内などが多く出題されています。
複数の段落で構成されていますが、①話題の紹介、②話題に関する具体的な内容、③まとめといった流れで書かれています。
上記の特徴を踏まえ、長文を読むことに慣れていきましょう。一度に読むのが難しい場合は、「スラッシュリーディング」という文のまとまりごとにスラッシュを引きながら読み進める方法が効果的です。
ライティング(英作文)対策
英作文は、過去問などを解き、考える練習と考えを英文で書く練習をしましょう。その際、自分の知っている単語を使って表現するように意識しましょう。また、ライティングには記述方法にパターンがありますので、以下のパターンを覚えておくと回答がしやすいです。
①冒頭でI think that「…だと思う」と意見を述べ、I have two reasons. で理由が2つあることを述べる
②理由についてはFirst,…、 Second,…といった形式で順に理由を説明する
③最後は、For these reasons、That is whyなどの「こうした理由で…」といった表現でまとめる
英検3級のライティング対策本物の英語力を養うための方法伝授
リスニング対策
リスニングは、英語のリズムやイントネーションに慣れることで聞き取りができるようになります。そのために、過去問や問題集のリスニングの音声を繰り返し聞き、英語に耳を慣らしていきましょう。さらに、聞こえる音声から少し遅れて声に出してみる「シャドーイング」という学習方法は、発音できない音=聞き取れていない音ということが明確に分かります。この練習方法はスピーキングの練習にもなり、声に出すことで頻出の会話表現も覚えやすくなります。
リスニングの第2部と第3部の問題は2回放送されますので、1回目の放送で大体の内容と質問を理解し、2回目の放送で質問に関係のある部分に注目して聞き取るといった練習をしておくと、慌てることなくスムーズに回答することができます。
英検3級のリスニング対策!効果的な勉強法と高得点がとれるテクニックを紹介
スピーキング(二次試験・面接)対策
出題されるテーマはある程度決まっていますので、過去問などで話す内容を考えて書き出してみましょう。書き出した内容を繰り返し音読練習し、できれば録音して自身の発音や抜け漏れがないかチェックします。このように発音などは1人で勉強することができますが、英語でコミュニケーションを取る練習は1人だけでの学習では不十分です。そのため、ネイティブスピーカー、もしくは友人や先生を相手に会話の練習をし、英会話の経験を積んでおきましょう。
面接では沈黙してしまうことはNGです。質問が聞き取れなかった場合はPardon?、考える時間が必要な場合はLet me see.など、 困った場合に役立つフレーズをいくつか覚えて試験に臨みましょう。
英検3級の面接・スピーキング対策!本当に必要な対策はこれだった
小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!
英語塾キャタルでは、英検準1級に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。
英語塾キャタル自由が丘校に通う小学6年生Kさんは、キャタルに入ってはじめて英検3級を受験し、ストーレートで合格を果たしました。
合格の秘訣は、
- キャタルのレッスンでの英検受験準備カリキュラム
- オンラインの英検演習講座
- 自宅での過去問頻出単語の復讐
この3つだと語ってくれたKさん。はじめは英検を受けるつもりのなかったそうですが、英語力が上がったタイミングで自由が丘校の校長から勧められたことでチャレンジ!合格したことで自信につながり、「留学をしたい!」という夢を見つけることができました。
英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!