英検3級のレベルってTOEICやTOEFLとの難易度などを徹底比較

英検3級のレベルってTOEICやTOEFLとの難易度などを徹底比較

こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。英検合格はもちろんのこと一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、英検3級のレベル、難易度や合格点・合格率、4級との違い、具体的な勉強法・対策を紹介します。ぜひ最後までお読みくださいね!

*こちらの記事は2022年7月21日に更新されました*

英語塾キャタル

『4技能英語塾Catal(キャタル)』
キャタルは「英語が自然と身につく」4技能型英語塾です。英語を学ぶプロセスから日本語を排除し英語環境の中に身を置くことで、子どもたちは自然と英語を習得していきます。代表三石郷史は、3,000人のバイリンガルに英語を習得した方法をインタビューし、キャタルメソッドを構築しました。著書『頭を使わない英語学習法』は、大人にも好評です。

英検とは

英検は、正式名称を「実用英語技能検定」といい、公益財団法人日本英語検定協会が主催し、毎年約250万人以上が受験する日本で最も知名度のある英語技能検定です。

英検では「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能が問われるため、総合的に英語力を身につけていくことが可能です。さらに、学習レベルに応じて5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つのグレードが設定されているため、短期的な目標にもしやすく、小学生から社会人まで幅広い年代の方が毎年受験しています。

開催回数:年3回
開催場所:全国各地の本会場、及び団体申し込みの準会場
受験料(3級・本会場受験の場合):4,900円
申し込み方法:インターネット、コンビニ、特約書店にて申し込み

英検3級に合格のための勉強法対策総まとめ

英検取得のメリット

英検を取得するメリットは、何と言っても受験することでスピーキング力を着実に身につけることができる点です。日常会話からビジネス会話まで、幅広い場面を想定した試験が設けられており、英語で実践的なコミュニケーションを取ることができるようになります。

また、グローバル化が進む現代において、英語の4技能の習得が重視されています。そのため、一部の高校や大学では英検資格取得者に対し入学試験や単位認定の際に優遇を行うなどの活用が進められています。

さらに、英検を取得すれば、海外留学時の語学力証明資格として活用したり、教員採用試験での優遇措置を受けられたり、通訳ガイド試験受験時に英検1級合格者は英語の筆記試験が免除されたりと、英検資格によって活躍の場を広げることもできます。

英検3級のレベル

英検3級のレベルは、中学卒業程度とされています。英検の公式サイトによると5~3級の習得目標は「使える英語の登竜門」とされており、3級はまさに基礎的な英語力の集大成としての級と言えます。3級の語彙力は2,100語程度で、身近な英語を理解し、使用できることが求められます。

3級の合格正答率は65%弱です。しっかり対策を行い、確実に得点できるよう勉強しましょう。

CEFRとCSEスコア

2022年度から英検の成績表示に1級〜3級は【技能別CEFRレベル】が表示されるようになります。これまで4技能の総合CEFRは算出されていましたが、2022年度試験からは英検CSEスコアと同様各技能のCEFRレベルが見れるようになりました。

出典:英検公式HP

英検3級のCEFRレベルはA1からA2となっており、CSEスコアでは1400〜1699です。合格点の1456は真ん中よりも少し下あたりのレベルとなるため、比較的合格しやすいレベルと言えます。英検を初めて受験する方や力試しでチャレンジする方は、3級からスタートすることをお勧めします。

3級の試験内容

3級は、一次試験の筆記とリスニング、二次試験の面接形式のスピーキングに分かれています。ここでは各試験の内容を解説します。

一次試験

一次試験は筆記50分、リスニング約25分で構成されています。
場面は家庭や学校、公共施設やアナウンスなどを想定したものが出題され、話題は趣味や道案内、休日の予定といった内容が出題されます。

・リーディング(4肢選択式)短文の語句の空所補充(15問)
会話文の空所補充(5問)
長文の内容の一致選択(10問)

・ライティング(記述式)質問に対する回答を25~35語を目安に、自身の考えとその理由を2つ記述(1問)

・リスニング(3、4肢選択式)
会話の応答文選択(10問)、会話の内容の一致選択(10問)、文の内容の一致選択(10問)

二次試験

面接委員と1対1の個人面接で、面接時間は約5分間です。
話題については、読書週間、冬のスポーツ、四季などから出題されます。

・スピーキング
音読(1問)、パッセージについての質問(1問)、イラストについての質問(2問)、受験者自身のことなど(2問)

英検3級と4級との違い

4級ではスピーキングは希望者のみ受験することができる録音型の面接でしたが、3級からはスピーキングテストは必須となり、形式も面接型の試験に変わります。面接形式のため、英語で的確なコミュニケーションを取ることができるか、話す力がより的確に測定されます。

さらに、4級は筆記試験がリーディングとリスニングのみであったのに対し、3級からはライティングが加わります。3級からは試験内容ががらりと変わりますので、当日あわてないためにも過去問を解くなどして対策をしておきましょう。

TOEICとの違い

TOEICは、世界的にスタンダードな英語試験の一つで、英語を母国語としない人たちの英語力を測定するために生まれた試験です。TOEICはリスニングとリーディングの2つの技能が問われる試験です。特にビジネス英語でのコミュニケーション能力の測定に特化した試験内容のため、大学生や社会人に人気の英語資格です。

英検3級は、TOEICで320~620点に該当します。

GTECとの比較

GTECは、通信教育事業の最大手であるベネッセが主催する英語検定です。英検と同じく英語4技能を測定します。GTEC CBTであれば自宅でのオンライン受験も可能で、受験方法が柔軟な点が大きな特徴です。私立中・高一貫校の多くで採用しているため、受験者は中高生が多いです。

英検3級は、GTECで1400~1699点に該当します。

TOEFLとの比較

TOEFLは英語を母国語としない人たちの英語力判定を目的としてアメリカで開発されたスコア型の英語試験です。英検と同様に、読む・聞く・話す・書く、の英語4技能を測定します。英語圏の大学や大学院へ留学する際の合否基準に採用されています。TOEFLにはいくつか種類があり、小中学生などを対象とした「TOEFL Primary」や、中高生を対象とした「TOEFL Junior」も用意されていますが、一般的にTOEFLと言えばTOEFL iBTを指します。

英検3級は、TOEFL iBTでの該当得点はありませんので、TOEFL iBTはより上級者向けの英語試験と言えます。

英検3級〜5級対策spelling worksheet

英検3級の勉強法・対策

英検3級に合格するためには、英語4技能をバランス良く習得していく必要があります。ここでは英検3級向けの勉強法と対策についてご紹介します。

リーディング

まず、英語力を身につけるためには、リーディングに限らず語彙力をつける必要があります。単語や熟語に関しては通勤・通学の合間に勉強することができるので、毎日コツコツ勉強していきましょう。覚える際は、同義語・対義語などの複数の情報を絡めて覚えたり、発音したりすると記憶への定着も高くなり効率的に覚えることができます。

また、リーディングでは文法や長文の対策も必須です。文法は中学校レベルのものは網羅しておくことはもちろん、長文に関しても過去問を解く、簡単な物語を読むなどして長文を読むことに慣れておきましょう。

英検3級のリーデイング対策最短で身につく本物の勉強法

英検3級の単語を解説おすすめの覚え方勉強法教えます

ライティング

ライティングは、与えられたトピックに関して考える練習をし、意見の書き方については以下の形式に当てはめてみると自身の考えが伝えやすくなります。

①自身の意見
I like ~.
I have two reasons.

②一つ目の理由
First,

③二つ目の理由
Second,

④まとめ
For these reasons, I think ~.

英検3級のライティング対策本物の英語力を養うための方法伝授

リスニング

リスニングは、スクリプトを見ながらシャドーイング練習も行うと性格に英語が聞き取れるようになり、同時にスピーキング力も磨くことができます。聞き取れない音は発音できない音であることを覚えておき、正しい発音ができるようになるまで声に出して練習しましょう。

英検3級のリスニング対策!効果的な勉強法と高得点がとれるテクニックを紹介

スピーキング

スピーキングは、応答内容、発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度(アティチュード)などの観点で評価を受けます。よって、英語で自然なコミュニケーションを取れるように、友達や先生などを相手に、英語で話す練習をしてみましょう。練習相手がいない場合でも、独り言でも良いので、英語をしゃべる練習を意識して行うようにしましょう。

英検3級の面接・スピーキング対策!本当に必要な対策はこれだった

小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!

英語塾キャタルでは、英検準1級に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。

小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!

英語塾キャタル自由が丘校に通う小学6年生Kさんは、キャタルに入ってはじめて英検3級を受験し、ストーレートで合格を果たしました。

合格の秘訣は、

  • キャタルのレッスンでの英検受験準備カリキュラム
  • オンラインの英検演習講座
  • 自宅での過去問頻出単語の復讐

この3つだと語ってくれたKさん。はじめは英検を受けるつもりのなかったそうですが、英語力が上がったタイミングで自由が丘校の校長から勧められたことでチャレンジ!合格したことで自信につながり、「留学をしたい!」という夢を見つけることができました。

英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!