英検3級のライティング対策本物の英語力を養うための方法伝授

英検3級のライティング対策本物の英語力を養うための方法伝授

こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。英検合格はもちろんのこと一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、英検3級ライティングの難易度や合格点・合格率、4級との違い、具体的な勉強法・対策を紹介します。ぜひ最後までお読みくださいね!

英検とは

英検とは実用英語技能検定の略称であり、公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語技能検定です。英語に関する検定では日本において最も歴史があり、文部科学省の後援も受けています。

学習のレベルに応じて5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7つのグレードが設定されており、無理なく確実にステップアップしながら英語力を身につけることができます。

英検では、5級と4級が「リーディング」「リスニング」「スピーキング(希望者のみ受験可能)」の英語3技能を問われ、3級から1級はさらに「ライティング」の技能が加わり、受験することで総合的な英語力を身につけていくことができます。

また、英検では合否判定の他に、各技能の能力を国際的な尺度で計るための指標「CSEスコア」も導入されているので、それぞれの技能を客観的に測定することができます。

年3回、全国各地の会場にて実施され、3級は4,900円(団体申し込みの場合は3,900円)の検定料がかかります。

英検3級に合格のための勉強法対策総まとめ

英検受験のメリット

昨今はグローバル化の潮流の後押しもあり、英語の4技能の習得が重視されています。そのため、英検資格取得者に対し一部の高校や大学では、入学試験や単位認定の際に優遇を行う形で英検が活用されています。また、英検はセンター試験の問題形式とも近いため、受験することで大学受験の力試しにもなります。

さらに英検は、海外留学時の語学力証明資格として活用できる他、教員採用試験での優遇措置、通訳ガイド試験の英語筆記試験の免除(英検1級合格者のみ対象)、といったメリットを受けることができます。

3級の試験内容・流れ

英検3級のレベルは、中学卒業程度で、身近な英語を理解し、使用できる語彙力として2,100語程度が求められます。趣味や休日の予定といった日常会話レベルから、歴史や海外の文化といった幅広い話題が出題されます。

4級までは、筆記試験はリーディングとリスニングのみでしたが、3級からはライティングが加わり、さらに2次試験のスピーキングが加わるため、基礎的な英語力をしっかり身につておく必要があります。

ここでは、1次試験の試験内容、合格点、得点目安、時間配分を解説します。

試験内容

1次試験の試験内容は以下の通りです。

リーディング(4肢選択式)

大問1:短文の語句の空所補充(15問)
大問2:会話文の空所補充(5問)
大問3:長文の内容の一致選択(10問)

ライティング(記述式)

大問4:質問に対する回答を25~35語を目安に、自身の考えとその理由を2つ記述(1問)

リスニング(3~4肢選択式)

第1部:会話の応答文選択(10問)
第2部:会話の内容の一致選択(10問)
第3部:文の内容の一致選択(10問)

合格点

3級の合格正答率は65%弱で、CSEスコア換算の合格点は以下の通りです。

一次試験

合格スコア:1103
満点:1650

二次試験

合格スコア:353
満点:550

時間配分

1次試験は全体が75分(筆記50分、リスニング約25分)で構成されています。
時間配分の1例として「リーディング」の大問1に10分、大問2に5分、大問3に20分、「ライティング」に10分、見直しに5分など決めて過去問を解いていくのも良いでしょう。

英検3級合格のためには1次試験の時間配分をバランスよくすることが不可欠です。「時間が足りなくてライティングが十分にできなかった」とならないためにも、普段から時間を気にしながら問題を解いていきましょう。

試験当日に使えるテクニック

このように事前の対策によってライティング能力が身につけられても、本番の試験はまた別物です。ここでは、英検3級のライティング試験中に使えるテクニックをいくつかご紹介します。

[理由]は自分が英文で表現しやすいものを

QUESTIONに対する自分の[主張]が決まったら次にその[理由]を2つ述べるわけですが、その時にはいくつかの[理由]候補の中から自分が英文で表現しやすいかどうかを基準に選ぶと良いです。ライティング試験は自分の主義・主張を展開する場ではなく、正確な英文で自分の考えを論理的に展開出来ているかを測るものです。ですから、[理由]の採用にあっては、自分の考えに沿っているかどうかよりも、無難ではあっても正しい英作文がつくり易いかどうかということを優先させましょう。

語数が足りない場合は説明を補強してみる

ライティング試験の目安語数は25〜35語です。本番の試験を書き終えてみると語数が足りなかったということがあるかもしれませんが、そんなときは「いつ」「どこで」「だれと」といった部分を追加して説明を補強してあげることで字数を稼いでみて下さい。

ただ、これらはあくまでテクニックに過ぎません。試験の前にライティング能力を出来る限り磨いておくことが大切であることは言うまでもありません。

英検3級〜5級対策spelling worksheet

英検3級ライティング勉強法・対策

ライティング試験はわずか1問の出題ですが、リーディング・ライティング・リスニングの各技能に均等にスコアが割り当てられる英検3級を突破するためには、ここで一定以上の点数を確保する必要があります。ここではライティング試験の勉強法と対策について解説します。

勉強法

ライティング試験は英作文のスキルをみる試験です。英作文に単語力は欠かせません。試験中に単語がすぐに出てこないと書きたいことが表せず、別の言い回しを探すなど無駄な時間を費やしてしまいます。ですから、日頃から目についた物や場面を英語で表現してみる、分からなければ調べるという癖をつけて、語彙を増やすことに努めましょう。

ライティング試験は他の技能試験と異なり手書きで回答しなければなりません。スペルや名詞の複数形の語尾変化などのミスはしっかりとチェックされます。ミスを減らすには、手書きで書く練習を繰り返すしかありません。英検HPから解答用紙のサンプルをダウンロードして実際に書いてみましょう。いきなり過去問を解くのが難しければ、解答例を書き写すことから始めます。模範解答のなぞりを繰り返すうちにどう書けばよいのかおおよそのパターンが掴め、指定語数の見当がつくようになります。慣れてきたら、頻出表現を覚えて過去問や問題集に挑戦してみましょう。

必ず「何か」を書くことがライティングの一歩

ライティングでは、スペリングや文法が正しいことはもちろんですが、書くためのアイディアを持っていることがとても大切です。書き出すことに躊躇してしまうと時間がなくなっていき、次第にパニックになり、何も書くことができないということが起こってしまいます。この状況に陥ることを避けるためには、何かしらの書くアイディアを持っていることが重要なのです。ライティングでは当然、書くことによって初めてどこかに点数がもらえる可能性が出てきますので、まずは何も書かないという状況を作らず、何かを書くということを意識しましょう。

対策

このように限られた字数でまとまった英語文を書くことが要求されるので、模範的な解答形式が事実上決まっています。

[主張] 自分の考えを述べる。(1文程度)
[理由1] 1つめの理由を挙げる。(1文程度)
[理由2] 2つめの理由を挙げる。(1文程度)

この構成に沿って解答をしていくことになりますから、まずはこのパターンで書く練習を繰り返し行いましょう。そして、この構成を覚えるのにあわせて、becauseや Also といった理由を導き、理由を並列させる接続詞を使った定型表現が使えるようになっておくと便利です。

「書く」ことを可能にする、日常生活における対策

何かを書くためには、考えを持っていなければいけません。普段から自分が好きなことややりたいことがはっきりしていると、ライティングに出題された際に迷うことなく書くことができます。
英検3級を受ける予定のご家庭では、日頃からご両親がお子様の趣味や日常生活について簡単な質問をできれば英語で聞くという習慣をつけていただくことをお勧めします。英語が難しい場合は、もちろん日本語でも大丈夫です。お子様が自分の意見をしっかりと述べることができるようになるためには、普段から自分は何が好きであるかということを考えさせる必要があります。自分の意見さえ持っていれば、知っている英語を使って文を書くことができるので、まず考えること、そして自分の思いを持つということを意識させてあげることが大切なのです。

最近の過去問では、
“What day do you want to visit?” や “Where do you want to go for your summer vacation?” などといった日常生活や自分の好み、意見などを組み合わせたトピックが多く出題される傾向があります。
日頃から “What do you want to have for lunch?” や “Where do you want to go for Golden Week?” などといった、子ども達が気にするようなトピックを日常的に会話へ取り入れていくことで、ライティングの際に使える引出しが増えていきます。ぜひご家庭で取り組んでみてください。

小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!

英語塾キャタルでは、英検準1級に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。

小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!

英語塾キャタル自由が丘校に通う小学6年生Kさんは、キャタルに入ってはじめて英検3級を受験し、ストーレートで合格を果たしました。

合格の秘訣は、

  • キャタルのレッスンでの英検受験準備カリキュラム
  • オンラインの英検演習講座
  • 自宅での過去問頻出単語の復讐

この3つだと語ってくれたKさん。はじめは英検を受けるつもりのなかったそうですが、英語力が上がったタイミングで自由が丘校の校長から勧められたことでチャレンジ!合格したことで自信につながり、「留学をしたい!」という夢を見つけることができました。

英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!