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英検3級ライティング完全ガイド【2025年版】─ 25語ミニエッセイで“満点”を狙う方法

英検3級ライティング完全ガイド【2025年版】─ 25語ミニエッセイで“満点”を狙う方法
目次

なぜ今「英検3級 ライティング」なのか?

英検3級は中学卒業程度の英語力が求められる英語検定で、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が評価されます。2024年度からは「ライティング」の重要性が格段に高まり、全体の得点においても大きなウエイトを占める“キラーパート”へと進化しました。25〜35語で構成されるこのセクションでの失点は、他のセクションでの高得点を無にする可能性があります。

しかし、逆にいえばここで満点を取れば合格を大きく引き寄せることも可能です。本記事では、英語塾キャタルのメソッドをもとに、3級ライティングで満点を目指すための具体的な学習法と戦略を解説します。

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1. 試験形式と評価ポイントを把握しよう

1-1 出題形式

  • 設問:日常的な YES / NO 質問(例:Do you think students should clean their classroom every day?)
  • 語数:25〜35語
  • 制限時間:筆記試験全体 65 分のうち、ライティングの目安時間は約 8 分

1-2 採点基準(4観点×4点=16点)とは?

英検3級ライティングでは、以下の4つの観点に基づいて採点され、それぞれ4点満点、合計16点満点で評価されます。このうち、おおよそ9点以上を取ることが合格の目安とされています。つまり、全てを完璧に仕上げる必要はなく、「大きなミスをせずに、基本を押さえる」ことが最も重要です。

観点 評価される内容 補足説明
内容 質問に的確に答えているか 出題された質問に対して Yes または No の立場を明確にし、それに沿った理由を展開できているかがチェックされます。主張があいまいだったり、質問の意図とずれている場合は減点対象になります。
構成 導入→理由①→理由②→結論 が整っているか 「I think 〜 because …」で始め、理由を2つ述べ、最後に簡潔な結論(so, students will 〜. など)で締めくくる3文構成(通称ミニ・ハンバーガー構成)が理想です。文の順序や論理の流れが自然であるかが評価のポイントです。
語彙 中学校レベルの語彙が正しく使えているか 難解な単語を無理に使う必要はありません。それよりも、「基本的な単語を適切な場面で使いこなせているか」が重要です。また、語彙の繰り返しを避け、family, environment, enjoy, important など多様な語彙を用いると加点の対象になります。
文法 三単現・時制・冠詞の使い方が正確か 中学生が間違えやすい代表的なミス(例:He like→likes、I have cat→a cat)に注意が必要です。文の基本構造(主語+動詞)を守り、動詞の形や語順に細心の注意を払いましょう。特に三単現の s の抜けや、時制の混在は頻出の減点項目です。

ポイント:16点中満点を目指す必要はありませんが、各項目で「最低限の基準を満たす」ことが合格のカギになります。特に、「構成」と「文法」の2点が安定していれば、大きく崩れることはありません。

2. 「3文ハンバーガー」構成でスラスラ書ける!

英検3級ライティングでは、限られた語数(25〜35語)の中で自分の意見を論理的に伝える力が求められます。そこで効果的なのが、「3文ハンバーガー」構成です。

■ 3文ハンバーガー構成のテンプレート

構成要素 役割 例文
①主張(パン) 質問に対する自分の意見を明確にする I think students should clean their classroom every day.
②理由①+具体例(具) その意見を支える理由と具体例を述べる First, it helps them learn responsibility. For example, I clean my desk every day.
③理由②+結論(パン) 別の理由とその結果や効果をまとめる Also, it makes the classroom nicer, so students can study better.

■ ハンバーガーライティングモデルとは?

この「ハンバーガー構成」は、英語の論理的文章作成において世界的に知られる指導法です。パン(主張)で意見をはさみ、具材(理由や根拠)でその中身を支えることで、内容・構成・語彙・文法という4つの評価基準すべてに対応した安定したライティングが完成します。

■ なぜこの構成が有効なのか?

  • 構成が明快なので、採点官にも論点が伝わりやすい
  • 接続詞(First / Also / So)を使うことで論理展開が自然になる
  • 語数が安定しやすく、25〜35語に収まりやすい
  • 型が決まっているので、練習と暗記で誰でも使える

3.語彙を増やすならストーリーブックで五感と感情を使おう

英検3級のライティングでは、単語力=発信力。限られた語数の中で自分の意見や理由を伝えるには、「知っている単語の数」ではなく、「使いこなせる語彙ネットワーク」が求められます。そのため、語彙学習は単なる暗記ではなく、意味・使用場面・言い換え力を伴う「立体的な記憶」が必要です。

Lexile指数とは?

英検級 目安 Lexile 指数
3級 600〜700
準2級 700〜900
2級 800〜1000

おすすめのストーリーブックシリーズ

  • Magic Tree House:小学生〜中学生に人気。シンプルな構文で多様なテーマを楽しめる。
  • Green Apple シリーズ:Lexile 600 台が多く、語彙制限もあり読みやすい。
  • Black Cat シリーズ:レベル別で名作が読める。Alice in Wonderland や Tom Sawyer など定番作品多数。

なぜストーリーブックが語彙力に効くのか?

五感と感情を巻き込む読書体験は、記憶の定着を飛躍的に高めます。たとえば、“forest”という単語をカードで覚えるより、登場人物が森で冒険するシーンを読んで感じた「怖さ」や「ワクワク」とともに記憶した方が、実際のライティングや会話でも自然に使えるようになります。

推奨サイクルと効果

  • 読書量:1日 10 ページ × 週 3 回 × 4 週間 = 合計 120 ページ読了
  • 方法:①耳読 → ②要約 25 語で書く → ③声に出して口頭で再話

このプロセスを続けることで、表現力・要約力・英語脳が自然と育ちます。

4. 文法の5大ミスを潰せ!

英検3級ライティングでは、「伝わる英文を書く」ことが最重要。そのためには、初級者がついやってしまいがちな文法ミスを事前に把握し、確実に避けることがポイントです。以下は特に減点されやすい代表的な5つの文法ミスと、それぞれの修正例です。

He like cats. He likes cats.
I have dog. I have a dog.
student play soccer. Students play soccer.
Yesterday I go home. Yesterday I went home.
Because …, so … Because … (remove “so”)

解説と対策

  • 三単現の s(He likes):現在形で主語が三人称単数の場合、動詞に -s/-es を忘れずに。
  • 冠詞の抜け(a dog):可算名詞の単数形には必ず a/an/the を添えましょう。
  • 複数形の誤り(students):人数を意識することが大切です。
  • 時制の混同(went):過去を示す副詞が出たら動詞も過去形に。
  • 接続詞の重複(Because…, so):理由を表すときはどちらか一方だけ。

TIP:段階暗記で“使える文法”に
キャタルでは、これらのミスを防ぐために、「段階暗記」という学習法を導入しています。これは、まず音読でテンプレ文を丸ごと覚え、後から理屈(文法)で確認するという二段階プロセスです。

5. タイムマネジメント “30–60–30” ルールで迷わず書ける!

英検3級のライティングセクションは、筆記全体(リーディング+ライティング)50分の中で取り組むことになります。目安として、8分以内に25〜35語のエッセイを書き上げるのが理想ですが、限られた時間の中で焦らず書くためには、あらかじめ書くプロセスを「時間単位」で決めておくことが重要です。

  1. 30 秒:設問を読んだら即 Yes / No を決定!
    正直な気持ちよりも、書きやすい方を選ぶのがポイント。
  2. 60 秒:テンプレート 3 文に当てはめて手書き!
    I think … because … / First, … For example, … / Also, … so … の流れで一気に完成。
  3. 30 秒:見直し
    時制・三単現の s・語数 を確認。スペルや冠詞もチェックできればなお良し。

このルールを守れば…

  • 試験中に慌てず、自信をもって書ける
  • 他のセクションに余裕を持って取り組める
  • 安定して高スコアが狙える!

6. 書きやすさのコツと頻出トピック対策

英検3級ライティングでは、「どのように書くか」だけでなく、「何を書くか」も非常に重要な要素です。特に25〜35語という短い制限の中では、書きやすい内容を選ぶことが最大の武器になります。

書きやすい “理由” の選び方

ポイントは、「英語で簡単に説明できる内容かどうか」。英作文はディベートではありません。身近で経験があること、日常的な行動の中から理由を選ぶ方がスラスラ書けます。

頻出トピック一覧(過去問から分析)

  • 学校生活:school events, homework, lunch time
  • クラブ活動:sports clubs, music club, school festivals
  • 家族・友達:spending time with family / friends, helping parents
  • 趣味・好きなこと:reading books, watching movies, playing games
  • 旅行・お出かけ:going to the beach, visiting a zoo
  • 環境問題:recycling, saving electricity
  • 健康・スポーツ:eating vegetables, playing sports

覚えておきたい英作文用フレーズ(実用表現)

英語表現 使い方例文
play sports I play sports with my friends.
help my parents I help my parents on weekends.
read books I read books every night.
go shopping I go shopping with my mother on Sundays.
eat vegetables I eat vegetables every day to stay healthy.
save electricity I turn off the lights to save electricity.
enjoy traveling I enjoy traveling to new places.

7. よくある質問 Q&A

Q1:語数が25語に届きません。どうやって増やせば良いですか?

A:場所や時間などの「補足情報」を加えるだけで、自然に語数を調整することができます。たとえば、「I help my mother.」だけでは短いですが、→「I help my mother at home every weekend.」と書くことで、文の具体性が増し、語数も増やせます。その際、「at school」「on weekends」「in the morning」などの表現は、どのトピックにも応用しやすく、使い勝手が良いのでおすすめです。

Q2:自分の経験を書いても良いのでしょうか?

A:英検3級では、個人的な体験を文章に含めることが推奨されています。むしろ、「For example, I clean my room every day.」のように自分の日常を具体的に書くと、説得力や親しみが加わり、評価が高くなりやすい傾向にあります。ただし、エッセイ全体が感情的・主観的になりすぎないように注意し、理由と例をバランスよく組み合わせることが大切です。

Q3:スペルミスは減点されますか?

A:英検3級のライティングでは、小さなスペルミス1〜2個程度なら大きな減点にはなりません。しかし、「主張や理由が意味不明になってしまうレベルの誤字脱字」は、内容・文法の両方でマイナス評価となる可能性があります。特に、動詞の s のつけ忘れや時制の誤りなどの初歩的なミスは回避必須です。書いた後は必ず最後に30秒間を使って、スペルと文法の見直しを行いましょう。

ポイントまとめ

  • 語数が足りないときは、「いつ」「どこで」「誰と」などを加えて補強する。
  • 経験談は OK。例文を挿入することで説得力がアップする。
  • スペルミスは少数なら問題なし。ただし意味が通じなくなるミスには要注意。

8.まとめ:「書ける」喜びが英語の扉を開く

英検3級ライティングは、たった25語で“論理・文法・語彙”を一度に測る濃密なセクションです。構成と表現をパターン化し、語彙・文法・時間配分をしっかり管理すれば、短期間でも得点アップが狙えます。

  • 3文ハンバーガー構成で迷わず書ける
  • ストーリーブックで語彙と背景知識を獲得
  • 音読・添削・反復で精度と表現力を鍛える

今日から“書ける喜び”を体感しながら、満点合格への一歩を踏み出しましょう。また、英語塾キャタルでは独自の AI×人 によるハイブリッド添削ツール「Rewrites」を活用することで、文法ミスや語彙の冗長性を AI が即座に検出→海外大生コーチが24時間以内にロジカルなフィードバックを返却します。このようなトレーニングを8週間継続することで、英検3級合格を達成するキャタル生が多数誕生しています。まずは無料体験レッスンにお申し込みください。

9.小学6年生のキャタル生が、初めての試験で英検3級に合格!

英語塾キャタルでは、英検準1級まで合格する生徒が多数いますが、彼らの多くは「近道」ではなく、「楽しみながら継続する」ことを大切にし、確かな英語力を積み重ねて合格を勝ち取っています。

そんな中、キャタル自由が丘校に通う小学6年生のKさんが、英検3級に初挑戦し、見事一発合格を果たしました。

合格のポイントは、Kさん自身が次の3つを挙げています:

  • キャタルの授業での英検対策カリキュラム
  • オンラインで取り組んだ演習講座
  • 自宅での過去問と頻出単語の復習

もともと英検を受ける予定はなかったKさんですが、英語力が伸びてきたタイミングで、自由が丘校の校長先生から「今がチャンスだよ」と背中を押され、チャレンジを決意。合格したことで大きな自信をつけ、「将来は留学したい!」という新しい夢を見つけることができました。

英語を学び始める時期や、今どのくらいの力があるかは人それぞれ。でもだからこそ、一人ひとりに合ったペースと方法で学べる環境が大切です。

不合格という回り道をすることなく、最短距離で目標に向かって進みたい方は、ぜひ一度、キャタルの WEB サイトをご覧ください。あなたにぴったりの英語学習が、きっと見つかります。

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