英検1級・準1級・2級・準2級ライティング対策の基本。満点を取るための7つのコツ

1問しかない割には配点が高いライティング問題。英検公式サイトでもどのようなライティングが減点対象になるかなど採点基準が記載されていますが、それをベースに確認しておきたいライティング試験で満点を取るためのポイントを7つにまとめました。実際に過去問を解いた後、7つのポイントを全て網羅できているか確認してみてください。

質問に対して答えをはっきりと述べる

基本中の基本ですがまずは「答えをはっきりと書く」ことを忘れないようにしてください。英検公式サイトにも明確に、質問に答えていない解答は0点あるいは減点対象となることが記載されています。

TOPICに示された問いの答えになっていない場合や、全く関係のないTOPICについて書かれていると判断された場合は、すべての観点で0点と採点されることがあります。

上記のような解答例では質問に答えられていません。減点にならないようにするためには “I think students should take part in a club activities”のような文章から書き始めましょう。

質問を読んだ時に、書きたいことが色々と思いつき、答えじゃないことを先に書き始めてしまう場合があるかと思います。その気持ちをグッと堪えて、まずはYesかNo、I agreeかI disagreeなど冒頭に明確な答えから書き始めることを忘れないようにしてください。

意見を1つにまとめる

必ず押さえておきたいポイント2つ目は「意見を1つにまとめる」です。英検のライティングで中途半端な意見は不要です。YesかNoなどの立場をはっきりとさせましょう。どちらの理由も思いつく場合は、理由がたくさん思い浮かぶ方を選択してください。

例えば下記のような解答例は反対の意見も途中から含まれているのでNGです。

部活動をするべきだと答えたのであれば、部活動をするべき理由のみを書き、途中で部活動をするデメリットについては触れないようにしてください。

詳しい説明や例を書く

英検3級のライティング対策で「答えに対して明確に2つの理由を書く」ことが大事とお伝えしましたが、これはレベルが上がっても変わりません。それに加えて、答えた意見に対して書いた2つの理由それぞれに具体例や説明を加えることで説得力を与えることが準2級以上のライティングでは求められます。

自分の意見と合わせて、その理由を明確にしましょう。その際に、多様な観点から考えて、意見を支える論拠や説明がより説得力のあるものになるようにしましょう。例えば、理由を書く際に、単純に「安いから」や「便利だから」だけでなく、安くなることがどういうことにつながるのか、また便利になることの具体的な例なども書きましょう。

下記のような回答では、理由に対する説明が不足しています。

ご自身の経験などからでも大丈夫なので、各理由に対して補足の説明を入れるようにしましょう。

自分の話を理由として使わない

「〜するべきか?」と聞かれたのに対して「私は〜だから〜するべき」といった形の解答はNGです。自分が、ではなくあくまでも一般的にはどうなのかという視点を忘れないようにしましょう。

下記のような解答例は個人的な話になってしまうので減点の対象になります。

この場合は “No, I don’t because many students are busy with schoolwork”のようにまずは生徒の多くがこうであるという事実を書いた上で、自分のことは例として書くのがおすすめです。説得力を上げるための材料として自分のことを例として書くことは問題ありませんが、まずは一般的な考えとしての回答を書いてください。

自分の意見に関係ないことは書かない

単語数を増やすために必死になると自分の意見に関係ないことをついつい書いてしまうかもしれません。しかし不必要な内容も減点対象になるので注意しましょう。

例えば下記のような解答例の場合、”I went to the store to look at baseball bats. There were so many types”の部分は不要です。

お店に行ったことを例として使用するのであれば、説得力を上げる材料として使うことを意識しましょう。例えば「お店に行ってそれらが数年しか使わないのにもびっくりするほど高かった」ということは意見を補足してくれるのでオッケーです。

いろんな文章のパターンを使う

きちんと答えを書くことも大事ですが、文章の流れが掴みにくい解答になっていないかも注意が必要です。各文章が短かったり、次に何を話すつもりなのかも予測しづらく、文章の流れが掴みにくい文章は減点の対象となります。

同じような形の文の繰り返しにならないように、多様な文のパターンを適切に使用して、自分の意見とその理由をより効果的に伝えられるようにしましょう。

例えば下記のような解答例はしっかりと質問には答えられていますが、I thinkが何度も続いており、単調です。

文章のパータンに変化があるかを確認する際は音読がおすすめです。ライティング対策を家でやる際には、ぜひ書いた解答を声に出して読んでみてください。リズムよく読めないときは、見直して、文章に変化をつけてみることをおすすめします。

英語ではない単語を使うときは意味を説明する

日本語を使用するのは問題ありませんが、分からない人が理解できない単語は減点対象となるため、前後で説明が必要です。例えばJudo(柔道)、Sado(茶道)、Kado(華道)、Karate(空手)のような単語はそのまま使用しても大丈夫ですが、日本語が分からない人にもわかるよう簡単な意味も書くようにしてください。

下記の解答例のように”,”で区切って説明を入れたり、”which is~”のように説明を加えるのがおすすめです。

日本の単語でも一部、そのまま海外で使われている単語もありますが(例 tofu, wasabiなど)、基本的には日本語のまま単語を使用するときは簡単な説明を追加することを覚えておきましょう。

まとめ:最も効果的なライティング対策方法

英検のライティング試験では上記の5つに加えて、文法と語彙力も必要となってきます。これらは直前に急いで対策するのが難しいので計画的に準備をし、習得しておきましょう。その上で直前に過去問を解き、今回紹介した7つのポイントを全て網羅したライティングになっているかを確認してみてください。

また、ライティングにおいて最も効果的な対策法は、書いたものに対してフィードバックをもらうことです。そのためキャタルでは海外大学生からライティングのフィードバックがもらえる独自開発ツールRewritesを英検対策に活用しています。Rewritesでは毎週、書いた文章に対してネイティブの方からより良い文章を書くためのアドバイスをもらうことができます。Rewritesを活用したレッスンについてはこちら

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