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英検準一級に合格するため、リーディング過去問の長文問題で高得点を取る方法をご紹介します!

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英検準1級に合格するため、過去問の長文で高得点を取る方法をご紹介します!

この記事では英検準1級のリーディング、長文問題について解説していきます。
英検対策に強い塾。4技能型英語塾のキャタルは、ただ合格するだけでなく英検準1級レベルを十分に満たす一生使える英語力を身につけるための塾です。バイリンガルの正しい英語学習法で英語力を高めて英検準1級合格を目指します。
この記事では、英検準1級リーディングの中でも難関と言われる長文問題について、難易度やレベル、具体的な勉強法・対策を紹介します。

英検準一級の難易度

準1級の難易度は、大学入試のセンター試験で満点に相当するレベルと言われています。実際に、準1級を持っていればセンター試験の英語を満点扱いにしたり、受験を免除する大学も多数あります。
確かにとても難しいですが、逆に言うと、英検準1級に合格しておけば、大学受験に有利なだけでなく、就職活動や社会人になってからも武器になりますので、ぜひ目指してほしい級でもあります。

英検準一級のリーディング

英検準1級のリーディングは、大きく分けて2つの大問で構成されています。

大問1:短文の語句・空所補充(25問)
大問2:長文の語句・空所補充(6問)
大問3:長文の内容一致選択(10問)

この中でも難関だと言われているのが、長文問題です。

文法レベルは英検2級

準1級の長文問題は、大問2の「空所補充問題」と大問3の「内容読解問題」に分かれています。専門的で堅苦しい内容のため、ものすごく難しいイメージがありますが、実は、英文自体はそれほど難しいわけではありません。英検2級は「高校卒業程度」と言われていますが、実は準1級で使われている英文法も高校英語の範囲です。

長文の単語レベルも英検2級

また、大問1に出てくるような「準1級ならではの難しい単語」も長文の中にはそれほど見当たりません。いくつか、知らない単語や構成がわからない文があるかもしれませんが、スルーしても設問の回答に大きな影響はないでしょう。逆に、大問2や3で知らない単語ばかりだと感じたり、内容が全く理解できないならば、まだ準1級を受験するレベルに至っていないということです。まずは2級レベルの単語と文法をしっかりと定着させましょう。

英検準一級が超難問な理由

それでも準1級の長文が超難問とされている理由は、①制限時間が短い②トピックが専門的の、この2つです。

制限時間が短い

ボリュームのある長文が続きますが、これをかなりのスピードで読むことができないと制限時間内に終えることができません。日本語に訳して読むのでは間に合いませんので、英語のまま理解して読むことができる能力が必要です。これは普段から洋書や英語の新聞を読む習慣をつけている人が圧倒的に強いです。

トピックが専門的

そして、長文で取り上げられている題材は、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など多岐にわたっており、例えば「日本の大学におけるキャリア教育」のように専門的な内容です。準一級になると帰国子女でも不合格になる人が出てくるのは、このためです。

とは言え、効率よく正確に解くコツはあります。このテクニックは英検のみならず、学校の試験や大学入試などで長文を解く時にも使えます。
テクニックは最後にご紹介するとして、実際の英検準1級の過去問から問題の特徴を見てみましょう。

長文過去問

2019年6月過去問

まずは、実際に長文問題を解いてみましょう。

Read each passage and choose the best word or phrase from among the four choices for each blank. Then, on your answer sheet, find the number of the question and mark your answer.
The Mud Angels

In Florence, Italy, artists such as Michelangelo and Botticelli created works that remain among the world’s greatest treasures. In 1966, however, steady rains caused the Arno River to flood, burying the city in mud. Dozens died, and around 5,000 families lost their homes. ( A ), huge numbers of priceless books and artworks in churches, museums, and libraries were damaged and in danger of
being lost forever.
Residents were too busy dealing with the disaster to save the artworks, and officials were slow to provide aid. As word spread, however, volunteers, who became known as “mud angels,” arrived. Mainly youths, they came from all over the world to clear tons of mud and rescue over a million books and almost a thousand artworks. According to many historians, this effort ( B ). After
World War II, heightened interest in other countries and a growing network of youth hostels led to an increase in youth travel. In fact, many of the volunteers had been backpacking through Europe when the disaster occurred, and simply altered their plans and went to Florence.
The flood ( C ). Donal Cooper, an art historian at Britain’s University of Cambridge, says, “The post­flood response stands as a great achievement of international collaboration and laid the foundations for Italian excellence in art conservation.” The situation’s urgency inspired new restoration methods, raising art­conservation standards. Additionally, Florence’s museums began conducting
regular emergency drills. However, many authorities believe more should be done to control the river, such as building additional reservoirs upstream to hold excess water, if a future disaster is to be avoided.

(A)
1:For instance
2:Rather
3:Nevertheless
4:What is more

(B)
1:was influenced by a social trend
2:put a huge strain on the city
3:remains difficult to explain
4:came too late

(C)
1:inspired a new type of art
2:can also be seen in a positive light
3:also caused damage outside Florence
4:nearly became a more serious emergency

本文全訳

泥の天使

イタリアのフィレンツェでは、ミケランジェロやボッティチェッリなどの芸術家が、世界で最も貴重な宝物とされる作品を生み出しました。しかし、1966年には、断続的に降った雨が原因でアルノ川が洪水となり、都市は泥に埋もれました。数十人が亡くなり、約5,000の家族が家を失いました。 (A)、教会、博物館、図書館の膨大な数の貴重な本や芸術作品が破損し、永遠に失われてしまうという危機を迎えました。
住民は災害への対応に忙しくて芸術作品たちを保存できず、職員の援助も遅くなりました。しかし、噂が広まるにつれて、「泥の天使」として知られるボランティアが到着しました。若者を中心とした彼らは、世界中からやって来て、大量の泥を取り除き、100万冊以上の本と約1000作の芸術作品を救出しました。多くの歴史家によると、この取り組みは(B)。
第二次世界大戦の後、他国への関心の高まりと、ユースホステルのネットワークの拡大により、ユース旅行が​​増加していました。実際、ボランティアの多くは、災害が発生したときにヨーロッパをバックパックしていたため、単に計画を変更してフィレンツェへと向かっていました。
洪水(C)。英国ケンブリッジ大学の美術史家であるドナルクーパーは、「洪水後の対応は国際協力の大きな成果であり、芸術の保存におけるイタリアの卓越性の基礎を築いた」と述べています。事態の緊急性は新しい保存方法を生み出すきっかけとなり、芸術作品保管の水準を引き上げた。さらに、フィレンツェの美術館が、定期的な緊急訓練を開始しました。
ただし、多くの当局は、将来の災害を回避するためには、過剰な水を保持するための貯水池を上流に追加で建設するなど、川を制御するためのことがもっとなされるべきだと考えています。

長文解答の解説

では、実際に設問の解答を見ながら解説をしていきます。

(A)1問目の解答

1:For instance
2:Rather
3:Nevertheless
4:What is more

正解は 4. 「 そのうえ、さらに加えて」です。

大問2では必ずディスコースマーカーの出題があります。ディスコースマーカーとは英語が展開する時の目印となる接続語のことで、逆説を表す yet や nevertheless、論理的帰結を表すtherefore、consequently の他、in addition や furthermore、besidesなど付加を表す語句や、on the other hand や by contrast など比較検討を表す語句などがそうです。それぞれの意味と用法をしっかりと覚えておくとともに、空所の前後の文がスムーズにつながるためにふさわしい語句を選びましょう。

”Dozens died, and around 5,000 families lost their homes. ( A ), huge numbers of priceless books and artworks in churches, museums, and libraries were damaged and in danger of being lost forever.”

数十人が亡くなり、約5,000の家族が家を失いました。 (A. さらに)、教会、博物館、図書館の膨大な数の貴重な本や芸術作品が破損し、永遠に失われてしまうという危機を迎えました。

(B)2問目の解答

1:was influenced by a social trend
2:put a huge strain on the city
3:remains difficult to explain
4:came too late

正解は、1. was influenced by a social trend
=それは社会的な傾向に影響されたのです。

災害により傷ついた美術作品たちを救ったのが「世界からやってきた若者たち」だった理由は何でしょうか?空所の後には、当時バックパッカーたちがユースに泊まりながら海外を自由に旅することが流行っていた、と続いています。前後の文章をスムーズにつなげることができるのは、1ですね。

“Mainly youths, they came from all over the world to clear tons of mud and rescue over a million books and almost a thousand artworks. According to many historians, this effort ( B ) ”

若者を中心とした彼らは、世界中からやって来て、大量の泥を取り除き、100万冊以上の本と約1000作の芸術作品を救出しました。多くの歴史家によると、この取り組みは(B.社会的な傾向に影響されたのです)。

(C)3問目の解答

1:inspired a new type of art
2:can also be seen in a positive light
3:also caused damage outside Florence
4:nearly became a more serious emergency
正解は 2:can also be seen in a positive light
=1.洪水はポジティブな光であったとも考えられます。です。

直訳すると「洪水はポジティブな光に見られることもできます」となり訳しづらかったかもしれませんね。空所の後の文章を読んでいくと、保存技術が確立されたり、避難訓練が実施されるなどのことが述べられています。洪水の損害は大きかったが、洪水のおかげで危機管理体制ができたことは、その後のイタリアの美術界にとって良い点でもある、とつながるのが自然です。また、他の3つの選択肢では後ろにうまくつながりませんので、消去法で選ぶこともできます。

“The flood ( C ). Donal Cooper, an art historian at Britain’s University of Cambridge, says, “The post­flood response stands as a great achievement of international collaboration and laid the foundations for Italian excellence in art conservation.”

洪水は(C.ポジティブな光であったとも考えられます。 )英国ケンブリッジ大学の美術史家であるドナルクーパーは、「洪水後の対応は国際協力の大きな成果であり、芸術の保存におけるイタリアの卓越性の基礎を築いた」と述べています。

効率良く高得点を取るための3つのコツ

これまで、2級や3級など、他の級の長文読解についての記事では、大問3の「内容一致選択」問題、つまり選択肢の中から長文の内容に一致しているのはどれか、を選ぶ問題の解き方をご紹介していますが、この準1級では、その前にある大問2の長文「語句空所補充」問題の解き方をご紹介します。実は、英検準1級のリーディング問題の中で、この大問2が最も点の取りやすいパートなのです。効率よく解答して高得点につなげるための、3つのコツをご紹介します。
ただし、ここで説明している内容はテストでいかに点数を取るかというテクニックです。英語力を上げる方法ではありません。

タイトルから読む、設問は先に読まない

2級までと同様、タイトルを読んで長文が何について書かれているのか想像してから読み始めましょう。もし、タイトルに知らない単語が書かれていても焦らないこと。その場合でも最初のパラグラフを読めば主旨を想像できることが多いです。
そしてこれまでご紹介した「内容一致選択」の解き方と違うのは、先に設問に目を通す必要はない、ということです。長文を読んでいって、空所にぶつかったら初めて設問を見にいきましょう。

空所の前後の文はじっくり読む

前述したとおり、準1級はとにかく時間がありません。長文すべてを精読していると間に合わなくなります。なので、多少知らない単語があったり、構成が理解できない文に出くわしても気にせずにサラサラと読み進めましょう。ただし、空所の前後の1文ずつだけは、しっかりと読んでください。時間をかけても、繰り返して読んでも構いません。空所の前と後ろの2文がスムーズにつながる選択肢が正解なのですから、矛盾が起きない、論旨に合った選択肢を選んでください。

時間の感覚を体で覚える

英検準1級を受験する人は、英語を長く学習してきている学生さんや、日常的に英語を使うお仕事をされているなど、すでに高い英語力を持っている方が多いと思います。それでも合格できなかった、という方でよく聞くのは「時間が足りなかった」という声です。もし「制限時間がなく納得いくまでじっくり読むことができたなら、長文の内容も理解できたし、設問にも正解できたのに」と思うなら、これはとてももったいない話ですよね。

大問2と3では5つの長文が続きます。大問2よりも大問3の方が文自体も長く、穴埋めよりも内容一致選択の方がどうしても時間が必要になります。さらに、リスニングの設問先読みのための時間を確保するためには、大問3を解き終えた時点で5分余り、というのが理想です。そう考えると、合格のために最もスピードを要求されるのがこの大問2なのです。大問2は長文が2つでそれぞれ設問は3つずつですが、それらを10~12分で終えるスピードが目安です。

それがどのくらいのスピードなのか、これは体で覚えるしかありません。過去問や問題集を解くときに、正解することばかりに夢中になって、所要時間を無視していませんか?いつも時間を測りながら解き、そのスピードを体感できるようになりましょう。もちろん、そのスピードを維持したまま、5つの長文を解き続ける持久力も必要ですよ。

英検準一級の長文まとめ

いかがでしたか?超難問と言われている英検準1級の長文問題で、高得点を取るコツを再度まとめましょう。

・タイトルを飛ばさず、何について書かれいてる文章なのか想像してから文章を読む
・空所の前後の文は注意してじっくり読む
・回答にかかる所要時間を意識して、時間の感覚を体で覚える

この3つを意識して、英検準1級の長文で高得点を取りましょう。

大問1についての解説はコチラをご覧ください!

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