こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。ただ合格するだけでなく英検レベルを十分に満たす一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、英語塾キャタル渋谷校で学習カウンセラーを担当している平野さんが英検cbtテストで見事英検準一級に合格した秘訣をご紹介します。ぜひ最後までお読みくださいね!
英検CBTはパソコンを使って受験するため、これから英検準一級を受けようと思っている高校生にオススメです。英検CBTってどんな環境で試験を受けるのか、実際に受けてみてどうだったのか、合格するために平野さんがどんな学習を行っていたのかをまとめました。
目次
英検CBTってどんな試験?
英検CBTの「CBT(Computer Based Testing)」とは、コンピュータ上で受験できる英検のことを指します。従来の英検と同じく公益財団法人日本英語検定協会が運営しています。以前は一次試験・二次試験を別日程で測定する方式でしたが、2018年8月より、1日ですべての技能を受験できる新方式へ移行されました。1日で受験できるようになったことから、忙しい学生や社会人、主婦の方も比較的挑戦しやすくなりました。
筆記試験はリーディングから始める人もいればライティングから始める人もいるので、なるべく物音を気にしすぎないようにした方が良さそうです。家の中のシーンとした環境だけで勉強をする人は、試験になって物音が気になるという現象はよくあります。ふだんから学校の休み時間や塾などのガヤガヤとした雰囲気の中で勉強をする習慣があると慣れていくと思います。
キャタルのレッスンでも模擬試験の練習を行いますが、数をこなすという意味でもとても役立ちます。過去問と似たようなシチュエーションが試験に出題されるので、問題を見て言葉にする練習をしておきましょう!
自分で考える質問
パッセージやイラストについて、画面上の面接委員から質問をされます。最初は必ず「あなたが登場人物だったら何を思いますか?」というような質問です。そのため、ここでは答える型を覚えておけば大丈夫です。3文くらいで答えるのがちょうどいいので、まずはシンプルな文章で答えて、それに追加する文章、さらに追加する文章、というような構成が良いと思います。
リピート機能があるので、それは有効活用することをオススメします!問題が聞き取れているけど、自分の答えがまとまらない時に時間を延長するために使用することができます。
私は余裕を持つために、もう一度質問を聞くリピート機能を何度か使っていました。でも、私の部屋の他の人たちは誰も使っていなかったようで、最後の2問ほど一人取り残されてたことで焦って終わらせてしまいました。シーンとした部屋の中でアイディアがうまく浮かんでこなくなり、はやく終わらせたい一心でとりあえず思い浮かんだ答えを言うだけになってしまいました。
いつもの自分なら、もう少し悪あがきをしてしどろもどろでもあと一文足していたと思いますが、ものすごい緊迫感でそれができず、短い説明で終わってしまいました。もったいないことをしてしまったと後悔しています。自分の部屋が終わっていても、会場全体が終わるまで二次試験は終わらないので、焦って終わらせなくても大丈夫です。シーンとして周りが気になると思いますが、気にしないこと!
英検準一級、リスニング
そんな面接の気分を引きずり、リスニングがスタートしました。パート1のはじめは、もうしどろもどろです。パート1の途中あたりでCBTのやりかたに慣れてきて、やっとふつうにできるようになりました。緊張していると、ふだんは聞けるものも聞こえてこなくなってしまいます。緊張を早く落ち着かせられると良いですね。
つけ焼き刃のテクニックが通用しないので注意!
リスニングで高得点をとるテクニックとして、従来型だと筆記が早めに終わったときにリスニングの選択肢を先読みできますが、CBTではそれができない仕様です。リスニングが苦手な人にはマイナスポイントになると思います。真のリスニング力を試したい方にはオススメです。私は過去問で練習していた時はいつもは満点でしたが、今回は4技能の中で一番点数がとれませんでした。揺るぎないリスニング力を身につける必要があります。TOEFLなど、高みを目指す人はCBTで慣れていくと良さそうです!
オススメのリスニング対策
リスニング対策としては、毎日必ずCDと一緒に音読をやっていました。音読のスピードがCDについていけるようになったことで、日々成長を感じることができます。また、テキストなしでCDの音声をマネするシャドーイングもしました。
野球やテニスにとっての素振りって当たり前にする練習だと思いますが、英語学習にとって音読が当たり前にする練習にあたります。口をCDと同じスピードで動かす練習をしていることで、スピードに慣れて話せるようになります。音読で体が覚えていくので、とても大切な練習です。
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英検準一級、筆記試験(リーディング・ライティング)
オススメの長文読解対策
長文読解の勉強は、私は特に対策していませんでしたが満点をとることができました。これは、大学院時代に新聞や論文を英語で読んでいたのが大きく影響していると思います。一日に2〜3個の英文を必ず読んでいたんです。読解力はそこで身についていたと思います。また、大学では読んだものを議論する授業があったので、その要約を作っていました。特に専攻していたのがアメリカの社会問題だったので、Google Scholar ※を使って論文を読み、要約する練習をしていました。
※ウェブ検索サイトのGoogleの提供する検索サービスの一つ。主に学術用途での検索を対象としており、論文、学術誌、出版物の全文やメタデータにアクセスできる。https://scholar.google.com/
Google Scholarでは、論文を無料で読むことができます。論文を読むときは、自分の興味のある内容から始めると楽しいですよ!社会現象になったハリーポッターやポケモンなどに関する論文もたくさん出ています。高校生くらいになると、ニュースよりも論文を読むほうがおすすめです。論文には「Abstract」と「keyword」が載っているので、内容がわかりやすいんです。読解力が低い人ほど、論文から読みはじめると良いと思います。さらに、論文を読んでおけばライティングでも構成などで勉強になるので、一石二鳥ですね!
ただし、Google Scholarは院生が書いているものもあるので、たまに誤字もありますし、情報が必ずしも正しいわけではないので注意が必要です。英文に慣れることを目的として活用してくださいね!
CBTはライティングが一番やりやすい!
CBTで良かったと思えたのは、ライティングですね。間違ったところを消しゴムで消さなくていいし、文章の順番を変えたい時はコピペで移動できるので、パソコン操作に慣れている人にとってすごくやりやすいと思います。そのため、先に結論を書いておくこともできます。ここがCBTの一番の利点です!書いた後で入れ替えたりできるのは、従来の手書きタイプではできませんから。
オススメのライティング対策
ライティング対策としては、お手本となる表現をいかに自分のものにしておくかが重要です。キャタルのレッスンで使用しているテキストでは、使いやすい文章やお手本の表現が詰まっています。
自宅でライティングの練習をするなら、この表現を使いたい!と思うものを、カードにして溜めていくと良いと思います。また、ライティングをするときに、「今日はこのフレーズを使って書いてみよう」など決めてチャレンジしてみると、表現の幅が広がっていきます。
また、私も試験前にキャタルのバイリンガルコーチからライティングのフィードバックをもらったのですが、「内容はすごくいいけど、使っている単語が簡単でもったいないですね」と言われた時にハッとしました。英検準一級レベルの単語を勉強しているはずなのに、ライティングでは「many」などのとても簡単な単語を使っていたのです。それからは、受ける級に合った表現で書くようにしました。読解レベルよりも簡単な単語を使っていたことに気づけて本当に良かったです。そして、ネイティブレベルのコーチからフィードバックをもらうことの大切さを改めて感じました。自分だけで練習していたら、ずっと気づけなかったと思います。