英検の長文読解を強みに変える勉強法とは

英検の長文読解を強みに変える勉強法とは

こんにちは、4技能型英語塾のキャタルです。ただ合格するだけでなく英検レベルを十分に満たす一生使える英語力を身につけるための塾です。この記事では、リーディングの長文読解が苦手なお子さんの特徴を踏まえながら、英検で長文読解を強みに変える勉強法についてご紹介します。ぜひ最後までお読みくださいね!

英語塾キャタルに寄せられるご相談

英語塾キャタルのカウンセリングでは、特に長文読解の点数を伸ばすにはどうしたら良いかという相談がとても多いです。

「文中に出てくる単語は知っているものが多いのに、結局は何が書いてあったのかわからないんです」

英検は級が上がるにつれて長文読解の問題が多く出題されます。覚えなければいけない単語の数も増え、内容も難易度が上がります。

「語彙力はだいぶ上がったと思うんですけど点数が伸びないんですよね」

ごもっともです。ここが多くの人がハマりやすい落とし穴です。「単語を知っている」=「長文が読める」の方程式は成り立ちません。

英検の長文読解が苦手なお子さんの特徴

それでは、英検の長文読解が苦手なお子さんの特徴をみていきましょう。

文中と設問・選択肢で同じ単語やフレーズを探してしまう

これをやってしまうお子さんは、パッセージを全部読んでも内容が理解できていないことが多いです。それは、⻑いパッセージを読むのに慣れていないか、⻑文読解問題に自信がないことが原因です。単語ではなく意味に注意するようにし、英検では同じ意味を違う言葉を使って表現することが多いので、キーワード探しはしないほうが良いでしょう。

問題を解く時間が足りなくなる

これは、文章を読むスピードが対象級のWordsperminute(単語を読む・口にするスピード)よりも遅い場合におきます。英検の問題形式に慣れていないと、時間配分を気にしながら読むことができないため、これは繰り返し問題を解く練習が必要です。高得点をとるコツとしては、問題の解き方をあらかじめ決めておいて、練習することをオススメします。問題の解き方を一つ決めると本番でも落ち着いてスムーズに進めることができます。

また、読むスピードを上げる練習としては、自分のWordsperminuteを上げるためにスラッシュリーディングに慣れましょう。スラッシュリーディングは、英文を頭から理解できるように、意味のカタマリごとにスラッシュ(/)で区切って読んでいく方法です。後に続く内容を予想しながら読む練習をしていきます。

知らない単語が多くて内容の理解ができていない

基本的なことですが、語彙力が足りないとパッセージを全部読んでも内容を理解することができません。パッセージの1/3以上が意味を言えない単語の場合は、圧倒的に語彙力不足です。

また、知らない単語が出てくると止まってしまう場合は、分からない単語は文脈で意味を推測する訓練をしておくことが大切です。全部の単語を知らなくても文章の理解はできます。イメージを頭の中で描きながら分からない単語を推測する訓練を行いましょう。

guessする力(推測力)を読書で養おう

たとえば、日頃、私たちも読書をする機会があると思います。途中、難解な漢字に出くわしたときに、「なんて読むのかな?でも何を言おうとしているかはわかる」という経験、ありませんか?これが「guess(推測)する力」なのです。このguessする力は、読書でしか身につきません。文の流れを読み解く力を本を読むことで養います。小さい頃、私も母に「本を読みなさい」とよく言われ続けてきました。本を読むことは「考える力(論理的思考力)」「読解力・語彙力」を高めます。そして、なによりも単語の勉強、読解問題の勉強と、切り分けて学習せずとも本を読むことで2つのことを身につけられてしまうんです!一石二鳥ですね!

類義語は例文を介して学ぼう

英検は準2級以降に長文読解の問題が多くを占めてきます。しかし、

「もう3回受験しているんですが、なかなか合格できなくて…」

と、相談をいただくのが2級受験でのことです。実は準2級と2級には大きなレベルの差がちゃんと存在します。一見、問題の内容が難しくなっているだけかと思います。しかし、ポイントは「類義語」にあります。

まず、英検の4つの選択肢を見てみましょう。「あれ?この単語とあの単語、同じ意味じゃないか?」「文中の答えとなる部分の単語と選択肢にある単語が違うな」なんてことがありませんか?つまり、全く違う単語であっても、同じ意味を持つ単語であることを見極められるかが問われているのです。そして、この問題での正答率を上げるためには、単語の意味だけでなく「使い方を理解しておく」必要があります。

例えば、「fall」と「drop」は「落ちる」という意味を持つ類義語です。しかし、使い方は全く異なります。

  • 「drop」は他動詞
  • 「fall」は自動詞

文法的観点から上記のように分類ができますが、このような覚え方はオススメできません。単語を学ぶときに有効なのが、例文を使って覚えるやりかたです。

  • I dropped my pen on the floor.(ペンが床へ落ちた)
  • The tears fall.(涙がこぼれる)

例文を覚えることで、その単語が使われる場面をより具体的にイメーシすることができます。そして、使い方がわかることで正しい答えを選択することができるようになります。

英語の情報処理スピードをあげよう

これまでに「guess(推測)する力」「単語の使い方を理解しておく」必要性に触れてきました。これらができるようになると、リーディングの精度、読解スピードが向上します。2級よりさらに上の準1級や1級、ひいてはTOEFL iBTの問題になってくると、英語の知識量はもちろんのこと、より早くそして正確に読む力が求められます。限られた時間の中でどれだけ多くの情報を処理できるかが大切になります。

そのトレーニングに適しているのがやはり「読書」なのです。リーディングの点数を伸ばしたい人は英語で読書をする習慣を身につけることからはじめてみてください。

英語学習における「読書」の有効性と学習法

最後に、こんな相談もよくいただきます。

「これから英語の勉強をスタートさせたいと思うのですが、なにからはじめたらよいですか」

答えはもうわかりますよね?英語は好き・嫌いが大きく別れる分野であり、それは子どもにとって楽しいことなのかが大切です。英語の本はおもしろい音声CDがついていて読んでいて楽しいものが多いです。「英語って楽しいな」と思わせてくれるマテリアルこそ英語の本だと思っています。

対策期間2週間で英検2級に合格した中学3年生のストーリー

英語塾キャタルでは、英検に合格することで自分の夢への実現へと近づいた生徒たちがたくさんいます。その生徒たちは、決して「近道」をした訳ではありません。英語学習を楽しみながら継続して学び続けることで、英検合格に必要な英語力を身につけているのが特徴です。

対策期間2週間で英検2級に合格した中学3年生のストーリー

英語塾キャタル池袋校に通う中学3年生Kさんは暗記が苦手でしたが、キャタルのコーチから例文を使って単語の説明を受けたことをきっかけに、必ず例文と一緒に単語の意味を理解するようになりました。例文を使って理解することで、「これはこういう使い方だからこういう意味だ」と思い出しやすくなり、苦手克服へと繋がりました。

また、Kさんはキャタルのレッスンで英語力を身につけた力試しとして英検を受験したため、一次試験の対策はほとんどせずに合格しています。そんなKさんも、キャタルに入塾した当初は周りの生徒と自分の英語力の差に悔しい思いをしました。「もっと英語ができるようになりたい!」という思いから、英語学習を習慣化させてコツコツと英語力を身につけていきました。

英語学習のスタート時期や習得している英語レベルは、一人ひとり異なります。だからこそ、一人ひとりのレベルに合わせた学習カリキュラムで学ぶことが大切だと私たちは考えています。不合格という回り道をせずに英検2級に合格するなら、ぜひ英語塾キャタルのWEBサイトへお越しください!