英検の長文問題が苦手?読解問題の解き方のポイントと対策方法

私は毎週、小学生から高校生に英語を教えているのですが、今の時期は、英検対策をしている生徒が増えてきました。そんな中、英検対策中の多くの生徒が苦手分野としてあげるのが長文読解問題です。長文読解問題は集中力・単語力・読解力の全てが求められるので大変な分、しっかりと対策しておきたいところ。今回は長文読解問題に対する苦手意識を克服(改善)する対策法を3つご紹介します。

分からない単語は想像力で補い、読み続ける

長文に苦手意識を抱える原因の1つに分からない単語で躓いてしまうことが挙げられます。分からない単語があると、文章の意味が分からなくて先に読み進めなくなる人が多いのですが、そもそもそれは一言一句和訳しながら読み進めているからです。長文は実は単語を一言一句理解できていなくても、前後の文脈で意味が分かるようになっています。なので分からない単語を見つけても推測する力があれば問題を解くことはできるんです。

キャタルでは英和辞書を使用していない理由もここにあります。キャタルでは単語の意味を日本語で正確に覚えることではなく、イメージで覚えることを重視。分からない単語に出会った時も想像力を働かせて前後の文脈などから意味を把握する練習をレッスンでは行っています。

英検の長文読解問題で分からない単語があっても、日本語の意味はなんだったけ…?と頑張って思い出そうとするのではなく、前後の流れから意味を想像しながら読み進めてみてください。

動作と連動させて長文を読む集中力を確保する

語彙の空所補充問題と異なり、長文問題は集中力が必要となります。そのため苦手意識を持つ人が多いように感じます。

集中するためのコツとして、長文を読む際は鉛筆または指で読んでいる場所を追いながら読むのがおすすめです。また周りの迷惑になってはいけないので音を出さないように注意しなければいけませんが、口パクで読む方法もあります。ただ追っているだけだと、他のことが気になってしまうので、意識的に他の動作と連携させることで集中力を保つことができるはずです。

時間を意識して解く練習をする

長文読解が苦手な人の中には時間が足りなくて焦ってしまい、結果的に点数が思うように伸びない、だから苦手!という人もいるかもしれません。長文読解問題は焦って解くのは厳禁です。十分な時間を確保して解けるようにしましょう。そのためにも時間配分を意識して過去問を解く練習は必須です。

問題数と試験時間から考えると、大問2は12分以内、大問3は24分以内を目安に解けたらベストです。あらかじめタイマーをセットして時間内に問題を解く練習をすることをおすすめします。

空所補充問題にも活用して合格へ!

今回は長文読解問題に苦手意識が生まれる要因となるポイントとその対策方法を3つご紹介しました。実は今回ご紹介したポイントは長文読解問題に限らず、英検の試験全体を通して言えることでもあります。実際に英検準1級に合格したキャタル生は、穴埋めの空所補充問題でも前後文脈を意識することと、単語は日本語の意味ではなくどのような状況で使われる単語かをイメージで覚えていたと話してくれました。

小学生で英検準1級合格

穴埋め問題では、解答の選択肢の中に同じ意味を持つ類義語があるとき、どの単語が適切かを見極めるのが大変です。そのためには、前後の文章の流れから適切な単語を選ばなければ、この問題は解けないと思います。意味が似ていても使う状況によって使い分けられるのでその言葉がどんな時に使われるかを知っておかなくてはなりません。

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