英検受験日の前日は、初めての方はもちろん、何度も受験している方でも緊張することと思います。
本記事では、英検受験の当日にやるべきことを5つ紹介します。といっても、これをやれば簡単に点数アップできる、というようなコツではありません。当日にやるべきことは「本来の実力を発揮できるように身体と心の調子を整えること」です。悔いが残らないように全力で対策しましょう!
英検当日やるべき5つのこと
キャタルでは、受験日当日はとにかく「心と体のコンディションを整える」ことを推奨しています。
次の5つは英検以外の試験にも有効な心構えですので、ぜひ参考にしてください。
- 試験の3時間以上前に起きる
- 腹八分を目安にいつも通りの食事をする
- リスニングで英語脳へスイッチ
- 時間に余裕を持った行動
- これまでやってきたことを信じる
試験の3時間以上前に起きる

どんなに勉強していても試験本番で実力を発揮できなければ合格はできません。試験日当日に合わせて脳のコンディションを整えるためには試験前日の寝る時間と試験当日の起きる時間が重要です。ギリギリまで詰め込み勉強をしてしまい、当日ケアレスミスが増えてしまうというケースは少なくありません。知識を詰め込みたい気持ちをぐっと抑えて試験前日は早めに寝ましょう。最後の詰め込み勉強をしたいのであれば、試験前日の夜ではなく試験当日の朝がおすすめです。一般的に人間の脳が完全に働くまでに3時間〜4時間かかると言われています。試験開始時間の3時間前には起きて、朝少し勉強することで脳の準備体操をするのがいいかもしれません。
腹八分を目安にいつも通りの食事をする

試験当日は気合を入れるために、特別な食事をしようという方もいるかもしれませんが、試験前はいつも通りの食事をすることをオススメします。食べなれないものを食べてしまうと、試験中に体調を崩してしまう可能性もあります。朝食べるものはその日の集中力にも影響してきます。あまり食べすぎると脳ではなく胃に血が流れてしまい、試験中眠くなってしまうことも。試験当日は腹八分を目安にいつも通りの食事をましょう。
リスニングで英語脳へスイッチ

英検合格のためには試験前に日本語脳を英語脳に切り替えておくことが大切です。緊張していてもスムーズに英語脳に切り替えられるよう、英語に触れて脳を刺激しましょう。一番簡単な方法は、朝ご飯を食べている間や会場までの移動時間は英検のリスニング教材を聞くなど、英語を聴く時間を設けること。シャドーイングも効果的です。目ではなく耳から英語脳を刺激することを意識してみてください。
時間に余裕を持って出発
落ち着いて試験に臨めるよう、時間に余裕を持って会場に行きましょう。時間ギリギリに家を出発すると、電車の乗り間違えや遅延などの不測の事態に対応できない可能性があります。
とにかく不安要素になりそうなことは全て排除すること。予備の筆記用具を持っていくことや会場が寒かった場合の上着など、落ち着いて試験が受けられるよう、念入りに準備をしてください。
これまでやってきたことを信じる

最も大切なことは自分を信じて集中することです。周りの受験者が落ち着いて見えたり、自分よりも年齢が低い受験者ばかりで不安な気持ちがあっても「自分は自分」と気持ちを落ち着かせましょう。また、英検S-CBT形式の受験の場合、周囲との回答速度の差に焦りがでるかもしれませんが、試験で大切なことは速さではなく正確さです。制限時間内に終われば問題ないので自分のペースで進めましょう。
英検当日に必要な持ち物リスト:筆記用具から身分証まで
英検当日の朝は慌ただしくなりがちです。試験に必要な持ち物を忘れると大きなトラブルになることもあるので、以下のリストをチェックしておきましょう。
- 受験票(印刷したもの、または受験票ハガキ)
- 筆記用具(HBまたはBの鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)
- 身分証明書(学生証、免許証など、指定がある場合は要確認)
- 上着やカーディガン(試験会場が寒い場合に備えよう)
- 腕時計(試験中の時間配分に必須。ただし音のなるものはNG)
英検当日は会場の空調や座席の配置など、自分ではコントロールできない要素も多いです。したがって、少しでも快適に過ごせるよう準備しておくことが大切です。
英検当日の会場到着後にやるべきこと:試験開始までの過ごし方
試験会場に到着したら、次のステップを意識して行動しましょう。
- 座席の場所を確認する
実際に自分が受験する教室・席番号をあらかじめ把握しておき、試験開始直前にバタバタしないようにします。 - トイレを済ませる
英検はセクションごとに区切りがあるものの、試験時間中に席を立つと集中力が途切れやすいです。始まる前にトイレを済ませ、万全の体調で臨みましょう。 - 文房具の最終チェック
鉛筆やシャープペンシルの芯は十分にあるか、消しゴムは落としやすくないか(予備があるか)などを確認。 - リスニング音声のチェック
英検S-CBTの場合はヘッドホンを装着するタイミングがありますが、早めに機器の使い方を把握しておくと落ち着いて試験に入れます。紙の試験でも、リスニング機器の位置や音量に注意を払い、自分の聞き取りやすい姿勢を探っておきましょう。
英検S-CBT当日の流れ:紙受験との違いとは?
従来の紙試験とS-CBT(Computer Based Testing)では流れがやや異なります。
- 試験問題の表示
S-CBTではパソコン画面に問題が表示されます。解答もキーボードやマウスで操作するため、紙とペンを使って問題を解く感覚とは異なる点に注意しましょう。 - リスニングの形式
S-CBTでは、個別にヘッドホンを装着してリスニング音声を聞く場合が多いです。紙受験と比べて周囲の音が気になりにくい一方、自分の再生タイミングを管理しなければならないケースもあります。 - 試験終了後の答案提出
紙試験はマークシートを回収しますが、S-CBTでは画面上で「終了」ボタンを押す形式です。最後に必ず解答内容を確認してから終了処理を行いましょう。
英検当日の服装と注意点:試験会場でのマナー
英検は資格試験のため、特別な服装規定はありません。しかし、次のポイントを押さえておくと当日も快適に受験できます。
- 動きやすく温度調節しやすい服装
試験会場によって冷暖房の効きが違い、教室の温度を自分でコントロールすることはできません。上着を1枚用意しておくと安心です。 - 音の鳴る小物は避ける
アクセサリーや時計など、カチカチ音がするものはほかの受験生の迷惑になる可能性があります。試験官に注意される前に外しておきましょう。 - 香水や大きな荷物は控える
香りが強いものをつけると、周囲の受験生に迷惑をかけるかもしれません。席間が狭い場合もあるので、大きな荷物も最小限にとどめましょう。
緊張をコントロールするメンタルトレーニング
試験当日は、普段よりも緊張しやすくなる方が少なくありません。そこで、簡単に実践できるメンタルトレーニングをいくつかご紹介します。
- 腹式呼吸でリラックス
試験直前や休み時間中に深呼吸をしてみましょう。息をゆっくり吸ってお腹を膨らませ、口から長く吐き出すのがポイント。心拍数が落ち着き、リラックス効果が高まります。 - 成功イメージを思い描く
これまでやってきた学習を思い返し、「自分ならできる」とイメージトレーニングを行うと、不安が和らぎ集中力が高まります。 - 簡単なストレッチ
肩や首、手首などを軽く回してほぐしておくと、緊張による筋肉のこわばりを解消できます。試験前や休憩時間中に軽いストレッチを取り入れてみてください。
日頃の勉強が当日の自信につながります。試験当日に成果をきちんと出すためにも、しっかり準備してきたと胸を張って試験に臨めるようにしておきましょう。英語塾キャタルに通う英検対策カリキュラムを受講してくれていた生徒からも「キャタルで頑張って勉強していたことが安心感につながり、自信を持って受験できた」というお声をいただいています。英検対策をしっかり行いたい方はぜひ一度英語塾キャタルにご相談ください。
