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英検準2級に合格するため、過去問の長文で高得点を取る方法をご紹介します!

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「設問に関係ありそうな部分を探す」が通用しなくなる準2級

準2級の長文では、さまざまなジャンルから出題され、やや硬い内容の論説文が中心です。
また、時間との戦いにもなってきます。せっかく長文を読むための単語力や文法力があっても、時間切れになってしまっては力を発揮できません。
しかし、3級までのように、設問に関係ありそうな部分だけを探して解く、という方法は通用しません。なぜなら、準2級以降では、単語や語句を言い換えた表現で出題されるからです。
ある程度のスピードで、しっかり内容を把握しながら読めるようになるには、やはり普段から幅広いテーマの長文を読んでおく必要があります。

とは言え、効率よく正確に解くコツはあります。
ただ英検で点数を取るための小手先のなテクニックではなく、学校の試験や大学入試などで長文を解く時にも使える、基本的な方法を3つ、ご紹介します。

過去問例題

ここでは、過去の出題から長文の内容一致選択問題をご紹介します。(2019年度 第1回より)

The History of Firefighting
Nowadays, most towns and cities have firefighters to put out fires, but it was very different in the past. In early U.S. history, as towns started to grow into larger cities, fires were very dangerous. In the 1700s, most houses were made out of wood. Once a fire started, it could spread very quickly, putting thousands of people in danger. There were no fire departments, so neighbors and volunteers worked together to put out any fire that started in a neighborhood.
In order to put out a fire, people would make a line between the nearest river and the place where the fire was. They passed buckets of water that were collected at the river from one person to the next. Then, the people closest to the fire threw the buckets of water over it. They continued to do this until the fire was put out.
In the 1800s, there were many new inventions to fight fires. Although these tools helped put out fires, they were difficult to use. This meant that people needed to get special training to use them. As a result, special teams of men began to learn to use these tools. They were called firefighters.
By 1910, another important invention changed the way firefighters did their work. This was the fire engine a type of truck that firefighters use. By using fire engines that carry water, it became faster and easier to put out fires. Because of this, fewer people were needed and the number of firefighters on a team got smaller. Today, firefighters do much more than just put out fires. They are trained for many kinds of emergencies. In fact, firefighters provide help in 70 percent of all emergency medical calls in the United States.

(34) What is one problem people had in U.S. cities in the 1700s?

1. Houses that were made of wood easily caught on fire.
2. People did not learn how to put out fires in their cities.
3. Nobody wanted to work as volunteers at fire departments.
4. It was difficult to find the wood that people needed to build fires.

(35) In the past, neighbors and volunteers

1. lived close to rivers so that there would be fewer fires.
2. bought buckets for firefighters to use for training.
3. collected water from rivers and used it to put out fires.
4. passed buckets to firefighters to help stop fires.

(36) Why did special groups start to train to be firefighters in the 1800s?
1. People thought it was better for men to put out fires than women.
2. New inventions began to cause fires that were difficult to put out.
3. Workers needed a lot of strength to use heavy firefighting tools.
4. It was difficult for people to learn how to use the new firefighting tools.

(37) The number of firefighters on a team became smaller because

1. trucks that carried water made their job easier.
2. the number of emergencies began to go down.
3. people began to call other groups for help.
4. an important invention stopped fires from happening.

本文の全訳

消防士の歴史

現在、ほとんどの町や都市には消火のための消防士がいますが、過去はそうではありませんでした。

アメリカの初期の歴史では、町がより大きく成長し始めていたので、火災は非常に危険でした。1700年代、ほとんどの家は木材でできていました。火災が発生すると、それはとても急速に広がってしまい、何千もの人々が危険にさらされることになります。

消防署はありませんでしたので、火災が始まると、近隣の人とボランティアが一緒に火を消すために働きました。

火を消すために、人々は、一番近い川と火災現場の間に一列に並びます。川で集めたバケツの水を人から人へと渡していき、火に最も近い人がバケツの水を火にかけました。火が消えるまでこの作業を続けたのです。

1800年代には、消火のための多くの新しい発明がありました。これらのツールは消火に役立ちましたが、使用するのが困難でした。このことは、人々がそれらを使用するために特別な訓練を受ける必要があることを意味しました。その結果、特別な男性チームがこれらのツールの使用方法を学び始めました。彼らは消防士と呼ばれました。

1910年までに、また新たな重要な発明が消防士の仕事のやり方を変えました。これは消防車という消防士が使用するトラックの一種でした。水を運ぶ消防車を使用することで、消火がより早く、そして簡単になりました。このため、必要な人が少なくなり、チームの消防士の数が少なくなりました。

今日、消防士は火を消すだけではありません。彼らはさまざまな緊急事態のために訓練されています。実際のところ、アメリカの緊急医療コールのうちの70%を消防士が対応しています。

長文を効率よく読み解く3つのコツ

それでは、長文を効率よく正確に読み解く3つのコツをご紹介します。
ただし、ここで説明している内容はテストでいかに点数を取るかというテクニックです。英語力を上げる方法ではありません。

①タイトルを読む

当たり前じゃないか、と思うかもしれませんが、意外とできていない人が多いです。
焦りもあり、ページをめくるとすぐに本文を読み始めていませんか?
タイトルを読むことは実は大変重要なのです。この長文の場合では「消防士の歴史」ですね。準2級以降のテーマは世界じゅうの文化、社会、環境など多岐にわたっていますので、先に「ああ、消防士の話なんだな」とわかってから読み始めるのと、知らないで読み始めるのでは、理解に大きな差があります。
この長文でも、もしタイトルを読まずに始めていたら、一段落目に firefighter という単語は出てくるものの、city、town、house、wood などの語句も出てくるので、建築の話かな?など、消防の話だと気づくのに時間がかかってしまうかもしれません。

②設問に一つずつ目を通してから本文を読んでいく

準2級の設問は、本文に書かれている順に出題されます。つまり、最初の設問は本文の最初のあたりから出題されて、真ん中の設問は本文の真ん中あたりから出題されるということです。ですから、先に1問目の設問に目を通してから、本文を読み進めていきます。そして、設問の答えに関係しそうなところに来たら、設問を解いて、次に2問目の設問に目を通し、また本文の続きを読み進めていく、という方法です。
何について問われているかを頭に入れて読んでいけば、あ!ここだ!と大事な文節に気づきやすくなります。

③キーワードになる語句にチェックを入れる

文章は展開していきます。その展開する部分からの出題がとても多いです。そして、展開する所には、キーワードになる語句があります。それらはディスコースマーカーと呼ばれていて、文の構造や論点を理解するのにとても重要です。
準2級レベルの語句で例を挙げると、but や however、although、even if などの逆説の語句や、because や since、thanks to、due to、as a result など原因や結果を表す語句の他、for example や on the other hand などがそうです。
そういう語句の近くに重要なことが書かれていますので、読み進めている時に発見したらチェックをしておきましょう。設問を解く際に、すぐにその場所に戻ることが出来ます。
また、文章は起きた順番に書かれているとは限りません。話の前後関係をつかむために、in 2020 などの年号や、ten years ago、when she was nine、during the World War Ⅱといった、時を表す語句にもチェックを入れましょう。

解答の解説

では、実際に設問を解答してみましょう。

34の解答

(34) What is one problem people had in U.S. cities in the 1700s?
ー1700年代にアメリカの都市で人々が抱えていた問題は何ですか?

1. Houses that were made of wood easily caught on fire.
2. People did not learn how to put out fires in their cities.
3. Nobody wanted to work as volunteers at fire departments.
4. It was difficult to find the wood that people needed to build fires.

正解は 1. 木でできた家は簡単に火事に遭った。です。
3.にある、volunteers や、departments といった、一段落目にある目立つ単語についつられてしまいそうになりますが、先に設問を見て「人々の抱えていた問題はなんだろう?」ということを念頭に読んでいれば、他の3つの選択肢が違うことは明確だと気づけるはずです。In the 1700s のところにチェックをしておけば、同じ文章にある内容なので見つけやすいですね。

”In the 1700s, most houses were made out of wood. Once a fire started, it could spread very quickly, putting thousands of people in danger.”=1700年代、ほとんどの家は木材でできていました。火災が発生すると、それはとても急速に広がってしまい、何千人もの人々が危険にさらされることになります。

35の解答

(35) In the past, neighbors and volunteers
ー過去には、隣人とボランティアは、

1. lived close to rivers so that there would be fewer fires.
2. bought buckets for firefighters to use for training.
3. collected water from rivers and used it to put out fires.
4. passed buckets to firefighters to help stop fires.

正解は、3. collected water from rivers and used it to put out fires.
=川から水を集め、火を消すために使った。です。
neighbors and volunteers という語句は、二段落目ではすでに they という単語に置き換えられていますので、語句だけを探しに行っても答えはなかなか見つかりません。このような、theyや them、it や one といった代名詞が何を指しているのかを理解しながら読んでいく必要があります。

”They passed buckets of water that were collected at the river from one person to the next. Then, the people closest to the fire threw the buckets of water over it.”=彼らは川で集めたバケツの水を人から人へと渡していき、火に最も近い人がバケツの水を火にかけました。

36の解答

(36) Why did special groups start to train to be firefighters in the 1800s?
ー1800年代に特別なグループが消防士になるための訓練を始めたのはなぜですか?

1. People thought it was better for men to put out fires than women.
2. New inventions began to cause fires that were difficult to put out.
3. Workers needed a lot of strength to use heavy firefighting tools.
4. It was difficult for people to learn how to use the new firefighting tools.

正解は 4. It was difficult for people to learn how to use the new firefighting tools.=人々にとって消防用ツールの使用方法を学ぶことは難しかったから。ですね。
3.の「労働者は重たい消防用ツールを使うためにかなりの強さを必要としました」も正しいように思えますね。このように、準2級以降では「常識的に正しそうでも本文には書かれていない内容」の選択肢も混在します。消防用ツールが「難しい」とは書かれていますが「重たい」とはどこにも書かれていませんね。
また、although や as a result にチェックをしていれば比較的見つけやすかったと思います。

“Although these tools helped put out fires, they were difficult to use. This meant that people needed to get special training to use them.”=これらのツールは消火に役立ちましたが、使用するのが困難でした。このことは、人々がそれらを使用するために特別な訓練を受ける必要があることを意味しました。

37の解答

(37) The number of firefighters on a team became smaller because
ーチームの消防士の数が減っていった理由は

1. trucks that carried water made their job easier.
2. the number of emergencies began to go down.
3. people began to call other groups for help.
4. an important invention stopped fires from happening.

正解は 1. trucks that carried water made their job easier.=水を運ぶトラックが彼らの仕事を楽にしたから。です。
先に設問を読み「消防士の数が減っていくんだな、でもどうしてだろう?」と考えながら読み進めばすぐにわかりそうですね。because of this も目立っています。
本文ではこのあと、現在の消防士の状況について述べられていますが、設問を読んでから本文を読み、解いたら次の設問を読んで本文の続きを読む、という方法で進めていくと、最後の設問を解き終えた時点でもう最後まで読む必要がありませんから、時間の節約になります。

“By using fire engines that carry water, it became faster and easier to put out fires. Because of this, fewer people were needed and the number of firefighters on a team got smaller.”=水を運ぶ消防車を使用することで、消火がより早く、そして簡単になりました。このため、必要な人が少なくなり、チームの消防士の数が少なくなりました。

英検準2級の長文で高得点を取るコツまとめ

いかがでしたか?
英検準2級の長文問題で得点を取るコツをまとめます。

まずは、最初にタイトルを読むこと。
焦りもあり、意外とできていない人が多いのですが、タイトルを読んで問題の主旨を理解してから内容をイメージしながら読むことが重要です。

次に、設問に一つずつ目を通してから本文を読んでいくこと
準2級の設問は、本文に書かれている順に出題されるため、何について問われているかを頭に入れて読み進めると効率的に解答することができます。

キーワードになる語句にチェックを入れること
キーワードになる語句=ディスコースマーカーの近くに重要なことが書かれています。読み進めている時に発見したらチェックしておきましょう。

以上の3つを意識して、英検2級の長文で高得点を取りましょう!

 
また、英検準2級に絶対に合格したい人はこちらの記事もご覧ください!



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